豊岡のここに注目じゃ!「霧のまち豊岡って?」
玄武岩の玄さんが堅いテーマも柔らかーく解説
〔市広報 平成29年11月号(10月25日発行号)から〕
玄さん、秋になると、学校に行くとき、まちが真っ白になるんだけど何で?
それは、霧のせいじゃな。豊岡は霧のまちとも呼ばれとって、霧の発生回数は全国有数なんじゃ。
霧って何者? 何で発生するの?
霧の正体は細かい水滴じゃ。目に見えんが空気は水分を含んどって、温度が高い方がたくさんの水分を含むことができるんじゃ。だしけぇ、温かい空気を冷やしていくと、いつかは空気に含むことのできなくなった水分が細かい水滴となって現れる。例えば、お湯から湯気が立ち上がるじゃろ? お湯の表面の温かい空気はお湯から蒸発した水分をたくさん含んどって、周りの冷たい空気と接することで、細かい水滴が現れるんじゃ。つまり、気温より水温が高いとき、水面から蒸発した水分が霧になるんじゃ。
何で豊岡は霧が発生しやすいの?
それは豊岡の地形や天候が関係しとる。豊岡は、秋から冬にかけて霧が発生しやすい条件がそろっとるんじゃ。水分は円山川や湿地があるじゃろ。山に囲れた盆地だで、霧の逃げ場がない。それに、特にこの時期は、盆地の特徴で、天気が良ければ、夜に気温が一気に下がるんじゃ。ほんだで、気温より円山川の水温の方が高くなるんじゃ。
お風呂みたいだね。まち全体が実験室みたいで面白いな。それに、霧の中を通学するとき、何だか新しい世界に来た気がしてワクワクするし。
特別に、霧を見て楽しむお薦めスポットを教えてやろう。ズバリ、来日岳から見る雲海じゃ。幻想的じゃぞ。霧にすっぽり覆われた豊岡を見下ろすと、霧の海の中で山が陸のように見える。日の出のタイミングでは、ゆっくり昇る太陽も見られるぞ。ここでしか見ることのできない景色に胸キュンじゃ。
霧のまち豊岡って、すてきだね。
じゃがな、近頃、霧の発生日数が減ってきとるんじゃ。何でか、一度考えてみても面白いぞ。ヒントは、霧の発生する条件を考えてみてはどうかのぉ。
注:子どもさん用に、振り仮名を振ってある広報版もあるぞ!
下部からダウンロードして読んでくんねぇな!
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