【2025年10月14日/11月6日】女性のためのリーダーシッププログラムを開催しました

2025年10月14日と11月6日に、女性のためのリーダーシッププログラムを開催しました。本プログラムでは、全2回のセミナーを通して、女性が地域や職場で力を発揮するために必要な「リーダーシップ、ネットワーク、シスターフッド」について学びました。
【第1回】10月14日 女性リーダーと出会い、自分らしいリーダーシップを考えよう!
第1部 講演「女性リーダーのあり方、組織を超えたつながりの可能性」
第1回セミナーには、市内13事業所から23人が参加しました。大塚泰子さん(デロイトトーマツグループ)が登壇し「ネットワークの重要性」をテーマに講演しました。女性をエンパワメントするために立ち上げた「Toget-HER」のきっかけや取組みについて紹介し、脳科学的な視点から多様性をどう捉えるかについても話しました。
大塚さんは、企業の競争力を高めるためには女性のエンパワメントと多様性の受容が欠かせないと強調。その実現には、組織や世代を超えた「つながり(ネットワーク)」の構築が重要であると伝えていました。女性リーダーには多様なあり方があることを学び、自分ならどのようなリーダーを目指したいかを考えるきっかけとなりました。
第2部 ワークショップ「わたしのリーダーシップを考える」
第2部では、蒲生智会さん(株式会社スリーアウル 代表取締役)を講師に迎え、「自分らしいリーダーシップを見つける」をテーマにワークショップを行いました。多様なリーダーシップのあり方への理解を深めました。また、意見交換の中で生まれた「モヤモヤ」とした感情を、変化の兆しとして前向きに受け止める視点についても学びました。
蒲生さんは、「目立たない行動の中にもリーダーシップは存在します」と伝え、強みをいかしながら周囲にポジティブな影響を与えることの大切さを強調していました。
【第2回】11月6日 他者とつながり、共に未来をつくるためのコミュニケーション
第1部 講演「伝える力と共感のネットワーク」
第2回セミナーには11事業所18人が参加。講師の山本恵子さん (ジャーナリスト、元NHK解説委員)が「伝える力と共感のネットワーク」と題して登壇しました。山本さんは、NHKで報道分野の女性管理職・ジェンダー担当の解説委員として活動してきた経験と、女性ネットワーク「薔薇棘」の運営という二つの視点から講演しました。
多様な人が集まることで、新しい発想が生まれ、組織が強くなることを伝えながら、最後に「つながり、楽しみながら世の中を変えていきましょう」と呼びかけ、参加者に前向きなメッセージを贈りました。
第2部 ワークショップ「女性リーダーネットワークの構築に向けて」
第2部では、ピースライフジャパン代表の今井秀司さんが登壇。「豊岡市で働く女性のネットワークを創るには」「どうすればネットワークを活性化し、継続できるか」の2点のテーマをもとに、参加者同士で意見交換を行いました。
議論の中では、自分たちが求めるネットワークの姿や、その必要性について意見を整理。アイデア出しの過程では生成AIも活用し、多様な視点から考えを深めました。最後に各チームが成果を発表し、豊岡市ワークイノベーション推進会議の共同代表である岡本慎二さんと大槻恭子さんから、今後の活動を後押しする暖かいメッセージをいただきました。
今後市内で働く女性たちが緩やかに連携し、ネットワーク形成に向けた動きが広がっていくことを期待しています。
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