【2024年9月27日/10月18日】女性のためのリーダーシッププログラムを開催しました
2024年9月27日(金曜日)と10月18日(金曜日)に、女性のためのリーダーシッププログラムを開催しました。本プログラムでは、全2回のセミナーを通して、職場で力を発揮するために必要なスキルとマインドセットについて学びました。
【第1回】9月27日 ロジカルシンキングを学び、自信を身に付けよう
第1部 職場のコミュニケーションを活性化するための知識を学ぶ
第1回セミナーには21事業所30人が参加。講師の大嶋寧子さん(人と仕事の研究者)が「これからのリーダーシップと伝える力を学ぶ」をテーマに講演しました。
これからの時代に求められるリーダーシップのあり方と、課題解決に必要なロジカルシンキングのフレームワークについて学びました。講演の最後には、ミニワークを通したロジカルシンキングの演習を行いました。
大嶋さんは「ロジカルシンキングは一度だけ学んで終わりではなく、繰り返し練習を重ねることで身に付けるものです。日々の暮らしの中で使えるようになるために練習していきましょう」と呼びかけていました。

第2部 リーダーシップを発揮するために「ロジカルシンキング」を身に付ける
「女性が生き生きと活躍できる働き方を作るために必要なこと」をグループで提案するワークショップを行いました。第1部で学んだロジカルシンキングを用いてグループごとにプレゼンテーションを作成、発表しました。参加者は自分たちの経験や考えを基に、仕事や職場に関する違和感、不満や不安などのモヤモヤを共有しながら議論していました。他業種でも同じモヤモヤを抱えていることも分かり、他社の取り組みや工夫がとても参考になったようでした。




【第2回】10月18日 "見えない壁"を越えるために必要なものとは
第1部 女性が職場でリーダーシップを発揮する上で壁になっているものを知る
第2回セミナーには17事業所26人が参加。講師の中野円佳さん (東京大学多様性包摂共創センターDEI共創推進戦略室准教授)が「あなたの経験が言語化で社会の問題解決につながる」と題して、女性が働く上で、働きづらい、活躍しづらいと感じる背景などについて講演しました。既存の制度やルールを「多様な視点」で見直すことの重要性に触れ、モヤモヤの言語化が必要な理由やそのプロセスについて、自らの経験を交えながら説明されました。
中野さんは「モヤモヤや違和感に対して声を上げていきましょう」と呼びかけ、講演を締めくくりました。

第2部 経営・組織に向けて提言しよう
心の中でモヤモヤしていることを言語化し、チームに分かれてプレゼンテーションの形式で経営・組織に提言するワークショップを行いました。第1回セミナーで学んだロジカルシンキングも活用し、活発な話し合いが行われ、多くのアイデアが出てきました。
各チームの提言
- 「それぞれにあった働き方をするべきだ」
- 「会社は、中堅社員が生き生き働く環境をつくるべきだ」
- 「相互理解を深めるためには、コミュニケーションを取るべきだ」
- 「誰もがわかりやすい評価制度にするべきだ」
- 「家事分担をするべきだ」
- 「全ての女性の働き方は家庭環境に合わせた選択ができるべきだ」
それぞれの提言発表に対して、オブザーバーとして参加した管理職、経営者の方々から「自社でも課題と考えていることもあり、改めて早期の改善が望まれると感じた」「女性従業員が現状に対して感じているモヤモヤを把握できた」などの講評をいただきました。また、具体的な事例紹介、激励をいただき、参加者にとって手応えのあるワークショップとなりました。



参加者の声
- 初めてお会いする方と意見交換し、各企業さまのいろいろな話が聞けてよかった。
- 今後の仕事に対する考え方が大きく変わる、有意義なプログラムだった。
- 今までロジカルに物事を考えることがなかったため、とても勉強になった。
- モヤモヤを共有することが問題解決につながるということに驚いた。それを言葉にしていくことは中々難しいが、できる事から始めていきたい。
- 会場の雰囲気がとても良く、リラックスして参加することができた。
- 活発な意見交換ができた。
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