Vol.8 金城ジーナさん(フィリピン出身)

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ページ番号1025110  更新日 令和5年2月28日

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金城ジーナさん

金城ジーナさん

言葉・習慣の違いを支えてくれた人

 フィリピンで高校を卒業して、東京の工場で働くために来日してから35年余りがたちます。
 最初に来日した時、空港で見た日本人はみんな同じ顔に見えました。工場で働くことは決まっていましたが、言葉や習慣など何も分かりませんでした。日本人の同僚の友達が「日本語が分からなかったら、英語で話していいよ」と言ってくれ、なんだかとてもほっとしました。
 その人に日本語を教えてもらったり、いろいろなところに連れて行ってもらったりしました。その人は寿司職人で、自分のお店を経営していました。ある時「うちのお女将さんにならないか」と言われ、「えっ」と思いましたが、縁あって結婚することになりました。
 私には子どもが2人います。子どもたちは日本のお米が大好きです。フィリピンのお米はあまり好きではありません。日本の魚はとてもおいしいです。子どもたちは、夫の握るお寿司が大好きでした。

豊岡で鞄づくりと子育てに奮闘中

 私は6年前(2017年)に2人の子どもと豊岡に移住し、かばんの縫製をしています。趣味はミシンを使って何かを作ることです。新型コロナウイルスが最初に流行して、マスクがなくなったときには、家族や友人のマスクを作りました。フィリピンで調理の勉強をしました。中華料理店の厨房で働いたこともあります。母国の料理だけでなく、いろいろな料理を作ることがとても好きです。花も大好きです。家の庭でバラを育てています。
 夫が亡くなり、辛いことがたくさんあります。でも、子どもたちを見るとがんばらないといけないなと思い、力が湧いてきます。応援してくれる人はなくなりましたが、自分で自分自身を奮い立たせ、日々がんばっています。まちで見かけたら、気軽に声を掛けてくださいね。


(インタビュー:NPO法人にほんご豊岡あいうえお)

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くらし創造部 多様性推進・ジェンダーギャップ対策課 人権・多文化共生係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
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