豊岡市・神戸大学共同研究(2020-2021年度 外国人住民に関する調査研究)

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ページ番号1019934  更新日 令和4年3月8日

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豊岡市・神戸大学共同研究(2020-2021年度 外国人住民に関する調査研究)

2020-2021年度「外国人住民に関する調査研究」の結果をお知らせします

 本市では「多様性を受け入れ支え合うまちづくり」を進めています。人口減少が著しい中で、年々増加する外国人住民の現状と課題を明らかにし、今後の取組みを検討するため、2019年4月から、神戸大学との共同研究を行っています。
 今回は「外国にルーツのある子ども」(国籍に関係なく、親の一人あるいは両方が外国出身である子ども・多文化のバックグラウンドをもつ子ども)と外国人市民の出産・育児・教育について調査を行い、地域社会の未来の主人公たちが自らの能力を生かし、幸せに生きていける豊岡を築くための方策を探ることを目的に調査を行いました。

1 豊岡市における「外国にルーツのある子ども」の概要(2021年6月末時点)

 総数:163人(同世代人口のおよそ1.1%)
 年代構成:就学前55人、小学生50人、中学生25人、16-18歳33人
 国籍内訳:日本国籍137人(親の国籍:フィリピン、中国、韓国、ベトナム等)/外国籍26人(本人の国籍:フィリピン、中国等)

2 調査の概要

  • 妊娠・出産・乳幼児育児・保育の現状、外国にルーツのある児童・生徒の現状について、就学前施設、小中学校、関連部局、支援団体等に書面または聞き取りでの調査を行いました。
  • 外国人市⺠当事者の経験についてもグループあるいは一対一でインタビューを行いました。
  • 2019年度の追加調査として、外国人雇用事業所に書面または聞き取り調査を行いました。

3 調査結果(見えてきた課題)

  • 外国人妊婦、外国にルーツのある子どもは増加傾向にあり、妊産婦や子どもと保護者支援にかかわる文化的情報の共有や当事者と支援者をつなぐ人や仕組みづくり
  • 小学校では、外国ルーツであることと児童の発達上の課題の切り分けの難しさ、中学校では、思春期ならではの問題や進学をみすえた学習上の問題が顕在化するとともに、学校の「外」とのゆるやかな連携の必要性
  • 教育現場での「同質性」による包摂の問題、教員へのサポート体制構築
  • 日本語学習への支援とともに母語・継承語支援の重要性、育児文化・学校文化についての相互理解

4 提言 ~「違い」「多様性」とともにある環境の構築に向けて~

 共同研究者の神戸大学から下記のとおり提言を受けました。

  • 「人々を孤立させない仕組みと環境づくり」「違いを認めあう学校文化・地域文化の醸成」が今後の課題であり、外国人市⺠に対し、子育て・教育も含めた生活全般に関する情報を包括的に提供し、それぞれが抱える困難を集約し、適切に対応できる体制の整備が必要
  • 部局・機関、あるいは現場での「がんばり」によってではなく、外国人市⺠と関係を持つさまざまな個人や組織・地域や企業のゆるやかな連携の創出
  • 「違い」や「異質性」を積極的に認め、評価する環境を構築することは、外国人市⺠の有する能⼒や資質を発揮してもらうためだけでなく、豊岡市⺠全体にとってより生きやすい社会をつくりあげることにつながる。

 詳細は、添付の報告書をご覧ください。

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このページに関する問合せ

くらし創造部 多様性推進・ジェンダーギャップ対策課 人権・多文化共生係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-0341 ファクス:0796-24-8114
問合せは専用フォームを利用してください。