市長定例記者会見(平成24年4月2日)

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ページ番号1003643  更新日 平成30年5月23日

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4月2日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成24年4月2日(月曜日)午後0時45分~2時10分

場所

東庁舎別館 2階 会議室

会見事項

  1. 風景映像「城崎スケッチ」「但東スケッチ」が完成
    2011年の風景をしたためました(資料1-1、1-2、1-3)
  2. 豊岡市老人福祉計画・第5期介護保険事業計画策定
    笑顔あふれ安らぎに満ちたまちづくり(資料2-1、2-2)
  3. 豊岡市健康づくり推進モデル事業「モデル地区」募集
    歩いて暮らすまちづくりの実現をめざして(資料3-1、3-2)
  4. 豊岡市津波避難場所の指定(資料4-1~4-8)
  5. 平成23年のフィフティ・フィフティ実施効果
    節電は両者に恩恵(資料5)
  6. 周産期医療シンポジウムの開催
    危機にある但馬のお産 安心して産み育てるために(資料6-1、6-2)
  7. 城崎地域過疎戦略プロジェクト事業
    城崎温泉に外国人観光客を誘客(資料7-1~7-5)
  8. 「コウノトリ育むお米」の取扱状況
    多くの関係者・消費者に支えられています(資料8-1、8-2)

質疑応答〔発言要旨〕

(1)風景映像「城崎スケッチ」「但東スケッチ」が完成 2011年の風景をしたためました

Q1 風景映像をご覧になっての感想はいかがですか。
A1 非常に魅力的にできていると思います。
 「城崎スケッチ」では、城崎の美しさを再認識いたしました。城崎というと城崎温泉のイメージが非常に強いのですが、円山川や農村部、自然の中の温泉街という印象が非常に強く出ていたと思います。祭りが圧倒的に美しく、城崎の新しい魅力を発見した気がします。
 また、「但東スケッチ」では、空の青さの素晴らしさ、山の美しさを映像を通じて実感しました。一つ一つの風景、自然と言いながら、実は人間と自然との共同作業で作りあげてきた景色ですが、但東の場合はその共同作業で非常に美しい風景ができていると強く思いました。
 城崎と但東両方を通じてですが、自分のまちへの愛おしさのようなものが湧き上がってくるように思います。
 ぜひ一人でも多くの方に映像を見ていただいて、自分たちのまちの素晴らしさを再認識していただき、そのことからまちへの愛着や誇りを強めて、まちづくりへのエネルギーへとつなげていただきたいと思っています。
 本年度(平成24年度)は、竹野の映像を1年掛けて撮っていただきます。

Q2 映像撮影者の藤原次郎さんは何歳ですか。
A2 藤原次郎さんは1955年生まれで、56歳です。

Q3 東京のアンテナショップでの風景映像の放映はいつからですか。
A3 来週からです。
 しかし、15分の映像は、このように部屋で見ていただくには良いのですが、道行く人に見ていただくには長すぎますので、もっと短くする必要があります。風景映像は、春夏秋冬に分かれていますので、季節ごとに4つに分割しますと3分ちょっとくらいになります。今後そのようなものを作って街頭で流したいと思っています。

Q4 「サザエさん」のオープニング映像のように、映像の中に観光スポットの名称が入らないと市外の方に豊岡市だと分かりにくいのではないですか。
A4 名称を入れないという意図は明確に持っておられないと思いますので、一度ご本人に相談してみます。
 また、「サザエさん」の夏バージョンのオープニング映像は7月から始まりますが、今度は神戸市からスタートして、但馬地方に帰ってきて、コウノトリで終わるという予定になっています。

(4)豊岡市津波避難場所の指定

Q1 津波の避難場所については、指定に当たっての基準がありますか。
A1 避難場所は、14メートルから15メートル以上の高さを確保できるということを基準にしました。
 県の地域防災計画では津波の高さを3.6メートルに想定されていますが、市ではさらに想定外に備えて高さ7.2メートルで設定しています。避難場所は、その設定の2倍以上の高台をということで、14メートルから15メートル以上の高さとしました。

(5)平成23年のフィフティ・フィフティ実施効果 節電は両者に恩恵

Q1 フィフティ・フィフティは、他市の学校でもされているのでしょうか。
A1 他市の学校でされているという話は聞いていません。これはもともとドイツに学んだものです。ドイツに環境都市として非常に有名なフライブルクという都市があります。そこに在住されている今泉みね子さんという環境ジャ-ナリストの方が日本にフライブルクを紹介されました。今泉さんには、豊岡にも何度か来ていただき、その時にフライブルクの取組みを教えていただきました。
 また、フィフティ・フィフティの取組みは、フライブルクだけでなく、ドイツの他の環境都市でも行われていると知ったので、豊岡でもやろうと思いました。

Q2 フィフティ・フィフティでは、電力量の節減が行われた学校に、節電額の半分を還元するのですか。 小学校30校の中では26校に節減効果があったということですか。
A2 はい、そうです。節減額の半額の還元は、それぞれの節電成績に応じてということになります。学校に還元したお金は何に使ってもいいので、子どもたちの意見を聞いて、ドッジボールや本を買うなどしています。

(8)「コウノトリ育むお米」の取扱状況 多くの関係者・消費者に支えられています

Q1 コウノトリ育むお米の関係で、民間企業に職員を派遣されますが、それは過去にも例がありますか。
A1 豊岡市では、これまでに民間企業へ職員を派遣したことはありません。
 今回派遣する東邦物産株式会社は、三井物産株式会社の子会社なのですが、豊岡の今一番のお得意さんです。イトーヨーカー堂にコウノトリ育むお米を納入していただいているだけでなく、他の所への働きかけもしていただいています。例えば、桃屋では、毎年、ラベルを送ると何名様に賞品が当たるということをされているのですが、東邦物産株式会社に売り込んでいただき、昨年の賞品はコウノトリのお米にしていただきました。東邦物産株式会社は三井物産株式会社と社員も行き来していますし、世界を相手にしている商社です。豊岡市は、次は香港を狙いたいと思っていますが、そのようなこともお手伝いしますというふうに言っていただいています。

Q2 今回企業に派遣する職員を取材できないのですか。
A2 すでに東京へ行っていますので取材できません。一度帰って来た時に、その後どうかということで、取材の場を設定させていただくことはできます。

Q3 全国的に見れば、自治体が民間企業に職員を派遣されている例はあるのですか。
A3 あると思います。しかし、感覚的なことですが、職員派遣に明確な目的を持っているというよりは、役人のコスト意識のなさを学ばせるためなどが多いのではないかという気がします。
 私が兵庫県職員だった頃に、ダイエーに派遣された職員がいましたが、県が何か商売するために身に付けさせるのではなくて、研修の一環でした。今回の本市の場合は研修という形をとっていますが、まさに社員として実際の営業で駆けずり回って来いというものです。東邦物産株式会社では、海外にも行かせると言っていましたので、社員として海外展開の可能性もあります。
 2年間ですから土地勘を身に付けるくらいのことだと思いますが、本市に帰って来たら豊岡の農産物の営業担当にしようと思っています。

Q4 コウノトリ育むお米は、全国制覇できますか。
A4 全国制覇をしたいと思っています。コウノトリ育むお米は、沖縄には広がり、東京でも広がりつつあります。しかし、中部圏、名古屋は、なかなか攻めあぐねているところがあります。
 コウノトリ育むお米には、米に即してというよりは、物語というのか、背後にあるコウノトリの野性復帰ということを理解いただいて、かつおいしいということも理解いただく作業が要ります。少し時間がかかりますが、じっくりと相手方に理解していただく必要があります。しかし、一度聞いていただくと非常に関心を持って、手を付けていただけます。
 豊岡市の農業を、10年間で環境創造型農業51%にするという目標を掲げました。売れないと生産は増やせませんので、これからさらに消費を増やします。これまでにも、豊岡市の職員が実際に売り込みに行っています。例えば、銀座三越に山田屋というお米の老舗が入っていますが、そこも本市の農林水産課の職員が社長に売り込みました。普通のお米は1キログラム当たり400円前後ですが、無農薬のコウノトリ育むお米は1キログラム当り1,080円と高いのですがよく売れています。
 沖縄は、コウノトリ育むお米が、年間100トンくらい売れる勢いなのですが、それに関連して但馬のコシヒカリの一般米も90トンの契約が成立しました。コウノトリのことがなかったら、沖縄では但馬の米は見向きもされなかった、存在すら知られていなかったと思います。
 東京にスエヒロというステーキハウスが何件かありますが、これは本市出石町の出身者が作った老舗のステーキハウスです。ここも最初本市の職員がコウノトリ育むお米を売りに行きました。今ちょうど但馬フェアをされています。但馬の野菜、魚介類、もちろん但馬牛、突破口として、コウノトリ育むお米はとてもいい気がします。

〈会見事項以外〉東日本大震災被災地のガレキ処理について

Q1 東日本大震災被災地のガレキ処理で、兵庫県知事は関西広域連合で取り組むという話をされていますが、豊岡市としてはいかがですか。
A1 今後、県の説明会がありますので、それを聞いた上で検討について判断したいと思っていますが、基本的な考え方をお話します。
 豊岡市での処理能力の余力は1日10トンです。これまで、県や関西広域連合は調整の作業をされておらず、県の姿勢は、もし豊岡市が被災地のガレキ処理を受け入れるのであれば、豊岡市が直接に被災地の市町と話をしなさいということでした。これは現実には不可能に近いです。わずか10トンで、かつ本市の施設は4トン車しか入れません。ということは、4トン車3台で10トンを、毎日毎日、例えば(宮城県)南三陸町から豊岡に持って来なさいということになります。放射能の話を抜きにしても、かえって酷な話です。その上で放射能の問題がかぶっているわけですから、ガレキ10トンが来るたびに、豊岡市は放射能の検査をして、灰を検査をしてということになります。多大な労力がお互いにかかってしまいますので、本市はこれまで消極的でした。
 しかし、関西広域連合や県が全体を調整して、例えば関西のどこかまで持ってくる、そこから4トン車でもいいから、役割を分担してくれないかということがあれば検討をいたします。
 もちろん、放射能の測定や安全について市民にどう説明するのか、理解いただくのか、課題がありますから、ただちに受け入れるとも受け入れないとも言えませんが、豊岡市としては受入れについて、そういう状態が整うのであれば、ぜひ検討したいと思っています。1カ所でまとめて放射能検査をして、あとは4トン車で運ぶ。関西からですと、それほど距離がありませんから、物理的には可能だろうと思っています。
 豊岡は台風23号(平成16年)の時に、36,000トンのごみが出ましたが、そのほとんどを他の自治体に処理していただきました。神戸市、大阪市、尼崎市などの市にも処理をしていただき、7カ月間かけて、すべてのごみをゼロにした経験を持っています。ですから、気持ちとしてはできることはしてあげたいという気持ちは持っています。しかし、これまでにごみ処理施設に反対の方からは、受入れをするなと言われていますし、市民の皆さんにもいろいろの思いがおありでしょうから、手順をしっかり踏む必要があると考えています。

Q2 台風23号の時の36,000トンのごみは、関西エリアで処理されたのですか。
A2 はい、そうです。豊岡市だけではとても処理できていなかったと思います。被災地のつらさはよく分かります。

〈会見事項以外〉映画館「豊岡劇場」について

Q1 映画館「豊岡劇場」の件なのですが、市庁舎と同様にシンボルで、建物がなくなるとさびしい気がしますが、市が建物の保存・活用を考えられることはありませんか。
A1 現時点では、市が保存・活用することは考えていません。所有者自体がお考えになることだと思います。市は、豊岡劇場から映写機をいただいて、豊岡市民プラザで活用しています。

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