市長定例記者会見(平成24年8月1日)

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ページ番号1003638  更新日 平成30年5月23日

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8月1日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成24年8月1日(水曜日)午前11時15分~11時48分

場所

東庁舎別館 2階 会議室

会見事項

  1. 「小さな世界都市・豊岡」を担う子どもたちを地域で育てる取組み(資料1-1~1-6)
  2. 豊岡市震災総合防災訓練
    経験と教訓を生かす(資料2-1、2-2)
  3. 生誕100年記念 東井義雄教育塾「講演会」の開催(資料3-1、3-2、3-3)
  4. 「第6次インドネシア人漁業実習生」が豊岡市へ
    実習生の技術・技能修得と地元漁業の活性化のために(資料4)

質疑応答〔発言要旨〕

(1) 「小さな世界都市・豊岡」を担う子どもたちを地域で育てる取組み

Q1 豊岡市高校生ボランティア実行委員会つながり隊という組織ですが、どういうきっかけでできたのですか。問い合わせ先はどこですか。
A1 詳しい経緯は聞いていませんが、従来から豊岡市が東日本大震災被災地支援を進めていたということがあり、自分たちも実際に行って支援したいという声が子どもたちの中から出てきました。そして、被災地を訪問し、交流活動を行うことを目的に6月から活動を始めました。
 問い合わせは、豊岡市社会福祉協議会にお願いします。
 結団式は、本日(8月1日)で、出発式は4日に行います。

Q2 「夢へ挑戦する高校生」支援事業は、補助申請が2件でしたが、市長はもっと出してほしかったのではないですか。
A2 もっと多く、多様なものが出てきてくれることを期待していましたが、事業はスタートしたばかりで高校生もどういうものを出せば良いのか、イメージが分かりにくかったのではないかと思います。市は、学校を通じてPRしたわけですけれど、こちらもいうなれば初めてのことですので、イメージがわきにくかった面があるのではないかと思っています。今回の補助申請の二つは、どちらもボランティアでしたが、研究活動をしたり、サハラ砂漠を横断するなども考えられます。

Q3 市長が考えられた最初のイメージとは少し違ったということですか。
A3 今回の補助申請の二つは、もちろん素晴らしい活動だと思いますが、もっと多様な分野で、高校生のチャレンジを期待したいということです。回数を重ねる必要があると思っています。今回の補助申請でイメージがわきやすくなったのではないかと思います。引き続き高校生へのアピールを続けていきます。

Q4「夢へ挑戦する高校生」支援事業は、単年度ではなく、続けるのですか。
A4 続けます。とりあえず3年間ですが、3年間を踏まえて、次どうするか、改善点がないかなどを検証します。

Q5 今回の二つの申請の評価する部分はどういう所ですか。
A5 昨年、東日本大震災という大きな災害があり、高校生がみんな一生懸命考えようとしていること、あるいは考えて行動しようとしているという、この表れとして、これはりっぱなチャレンジだと思います。
 正直、そろそろみんな忘れかけていることもありますので、高校生が自分なりに、あるいは自分たちなりに3.11を受け止めて、関わろうとしていることは、とても素晴らしいことです。特に直接関わることによって、考え方がさらに深まるということもあるでしょうから、そのことを期待したいと思います。
 被災地のニーズは刻々と変わってきています。つい先日、市職員を3人派遣して、南三陸町のいろいろな方たちの聞き取り調査をしてきましたが、物やお金は要らないという声が上がっているということでした。人によっては非常に多くのお金が入ることになって、少し意欲をそいでいる側面もあったりする、いろいろな物が来るようになっているので、むしろ、物やお金よりも、復興することに当たっての人的支援、また、産業が少しずつ復興し始めているので、それを買うという形で応援してもらえないだろうかとか、観光も頑張っているのでお客さんを運んで来てほしいなど、実際刻々とニーズが変わってきています。
 子どもたちは今回考えたわけですが、さらに直接つながることによって、次は何だろうなと考え方を進めてくれればよいなと願っています。

Q6 市長が高校生だったらどんな提案をしますか。 冒険も考えますか。
A6 自分が高校生なら何をやっているか分かりませんが、自分の目で見てやろうというそういう冒険もあります。何もサハラ砂漠を縦断するばかりが冒険とは限りません。いろいろな冒険があり、実際植村直己冒険賞の審査の過程では、何百とあがってきます。例えば九十何歳で日本の百名山全部上がったとか、自分の町にある山を何百回か千回登ったとか、植村直己冒険賞という賞から見ると、小さいかもしれませんが、冒険はいっぱい転がっています。基本は自分の目で見てやろうという、そこだと思います。研究も自分自身何か実験をやってみるとか、自分の目で見てやろう、体験してやろうという、そういう意欲を買うつもりでいます。
 今年度は、補助事業の2回目の募集を9月に予定しています。
 豊岡市の行政が高校生に働きかけることは今までほとんどありませんでした。それは県の仕事だろうというようなところがありました。
 しかし、地域の子どもたちを地域で育てたいということから、特に小さな世界都市民を育てるという目標を掲げて、こういう制度を打ち出しましたので、こちらも少し辛抱強く待つということもいるでしょうし、あるいは地道に働きかけるということもいるだろうと思います。

(3) 生誕100年記念 東井義雄教育塾「講演会」の開催

Q1 講演会講師の三江小学校の教頭先生は、東井義雄先生の教え子なのですか。
A1 教頭先生は教え子ではありませんが、八鹿小学校に赴任された時に、東井義雄さんの教育が色濃く残っており、感銘を受けられたということが最初の出会いだったようです。
 東井さんは、「いのちの教育」と言ってこられたのですが、村を育てる学力、村を捨てる学力というのをずいぶん言っておられます。村を捨てる学力というのは何なのかというと、普遍的な学力を一生懸命見つけて、やがてその村を去っていく。それは、日本を支える人材になれよと日本中がやってきたわけですが、地域を支える人材作りはずっとしてきませんでした。みんな頑張っていい大学に行って、東京に行き、日本を支える人材になれと言って送り出してきた。そういう人材ももちろん必要ですが、帰ってきて、あるいは留まって、自分の生まれた町・村・市をきちんと支えていく人材も同じように必要であり、それを東井さんは村を育てる学力と言っています。
 普遍的なことの知識ももちろん学び、なおかつ、その地域をどう支えていくかという、そういうことを言ってこられました。
 今、豊岡が言っている小さな世界都市民を育てるということや、あるいは大きな問題になった高校の学区の問題、背景にあるのは何なのかということとからんで、東井さんは非常に重要な教育者だと考えています。

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