市長定例記者会見(平成24年3月5日)

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ページ番号1003645  更新日 平成30年5月23日

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3月5日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成24年3月5日(月曜日)午後1時15分~

場所

東庁舎別館 2階 会議室

会見事項

  1. 豊岡駅前広場竣工式開催(資料1-1、1-2、1-3)
    豊岡の玄関口が美しく機能アップ
  2. 「もったいない」川柳の募集(資料2)
    みんなで楽しくエコを実践
  3. 今冬期の豪雪対応(資料3-1、3-2、3-3、3-4)
  4. 第2次豊岡市男女共同参画プランの策定(資料4-1、4-2、4-3、4-4、4-5、4-6)
    一人ひとりを尊重し、支えあう社会へ

質問・回答(発言記録要旨)

(1)豊岡駅前広場竣工式開催 豊岡の玄関口が美しく機能アップ

Q1 「玄さん温度計」は駅前広場のどこの場所に設置されているのですか。
A1 駅正面を向きますと、右側に東西連絡道から降りてくる斜めの階段があります。その側壁に設置しています。

Q2 「玄さん温度計」の形や高さなどを教えていただけませんか。
A2 温度計は横長のボックスになっていまして、横幅が1メートル、高さが85センチメートルです。そのうち、下側25センチメートルの所に温度をデジタル表示するようになっています。

Q3 気温が30度を超えると、温度計の中から市のマスコット「玄さん」が飛び出すようになっていると聞きましたが、30度を超えている間は「玄さん」はずっと出ているのですか。
A3 温度計の温度が30度を超えると玄さんが飛び出して、28度になるまで出たままになります。また、温度の低い方では、5度以下になると「玄さん」が飛び出す仕掛けになっています。

Q4 温度が低くなるとマフラーを巻いているような「寒がり玄さん」が登場し、温度が高くなると「暑がり玄さん」が登場するようになっているのですか。
A4 はい、そうです。

Q5 駅前広場のロータリーは駐車禁止ですか。
A5 市道になりますので、駐車禁止です。しかし、路肩を少し広く取っていますので、一時的な乗り降りには利用いただけるようになっています。

(3)今冬期の豪雪対応

Q1 昨年より雪が多かったにもかかわらず今冬は被害が少なかったのですが、どのような対応をされたのですか。
A1 市は特別な対応をしていませんが、おそらく個々人の家で、昨年の大雪を受けて補修をされたのではないかと考えています。

Q2 農業被害も減っていますがなぜですか。
A2 農業被害も、同様に補修などをされて、被害が少なくなっているのではないかと思います。また、昨年の経験を踏まえて、ハウスの雪取りを昨年よりはるか早め早めにやっているとおっしゃっていた農家の方もありました。

Q3 雪の対応や被害などを総括して、一言いただけませんか。
A3 雪の被害そのものは昨年より減っていますので、市民の皆さんの対応が昨年の経験を踏まえて、よりすばやく適切になったものというふうに考えています。
 しかし、除雪費用が相当膨らんでいますので、市の職員も頑張っていましたが、建設業の方々に相当努力をしていただいたと思っています。

Q4 人的被害に関しては、昨年と同じですか。
A4 人数は同じですが、昨年は亡くなられた方がお一人ありました。
 人的被害の場合は、周辺部での高齢化がさらに進み、高齢者の方が自分一人で屋根に上って雪を下ろさなければいけない状況がさらに進んでいることが関係しているのだろうと思います。
 今後さらに周辺部・山間部の高齢化が進み、コミュニティー、地域社会での支えあいの力が弱まっていくことが見込まれますので、それに対してどう対応していくのかという課題が大きくなっていくと思っています。
 しかし、これも行政がお金を出して、業者でやってしまっていいものかどうか非常に微妙なところです。つまり苦しいながらも、村の中で助け合いをして支えあっている状況を、全面的に市が手を出してしまうと、支えあいの気持ちや支えあいがなくなってしまい、コミュニティの崩壊をかえって加速しかねないという面があります。他方でこれ以上は無理だというところがありますので、どういうタイミングで、どの程度行政が手助けをしていくのかという課題がどんどん難しくなってきているという気がいたします。

Q5 人的被害の10件中5件が雪下ろし中の事故によるものですから、ある程度事前に防げるのではないですか。
A5 防げる人的被害もあります。例えば、命綱を付けて雪下ろしをしてくださいということは連日のように行政放送で流していますが、付けておられないことが多いです。

Q6 融雪装置は、旧市街地と日高地域や但東地域の山間部を比べると、旧市街地は明らかに少ないと思いますが、今後何か考えられますか。
A6 融雪装置は制約しています。なぜかというと、豊岡市は一貫して地盤沈下を続けており、その原因が冬の消雪装置の汲み上げだということが分かっているからです。地下水の汲み上げは、一定の範囲内であれば春になると復活しますが、ある限度を超えると元に戻りません。豊岡は、毎年1センチ近く地盤沈下しているという状況がありますので、消雪装置を作ることに関しては、斜度が一定程度以上で、そこの交通量が一定程度以上あることなど、市でルールを作っています。そして、原則、旧豊岡市内は消雪装置を付けないことにしています。それは非常に不便なことですが、堤防をどんなに高くしても、地盤沈下していくと高くした効果を打ち消していくことになるからです。したがって、将来世代のためにもこの不便は辛抱していく他はないということで、そういったルールを自らに課しています。そこで、除雪、あるいは一度圧雪したものを確実に取り除くことに力を入れていく他はないと思っています。
 また、地下水の汲み上げによる地盤沈下対策として、今、豊岡市が行っているのは、規制を掛ける前にまず消雪装置を合理化しようということです。センサーを付けて、以前は流しっぱなしだった水を雪がやめば止まるようにするなどにより、かなり地下水の汲み上げ量を減らすことができます。それでも駄目な場合は法的規制を考える必要がありますので、今そのための前段階の取組み中です。

Q7 私たちの経験から見ても、今冬は雪の量が多く、厳しかったと思います。雪の逃げ場、持って行き場がないというのが一番の問題で、融雪に問題があるのであれば今度は排雪を考えないといけないのではないですか。
A7 除排雪経験そのものを積むチャンスが少なくなってきていましたが、昨年の大雪の経験でかなり上手になったと思います。
しかし、廃業されている建設業者もあり、別の業者にカバーをする範囲を広げてもらっていると、初めての所を除雪されることになり、(不慣れのために)苦情が入ってくることになります。疲労もあります。朝の4時に出動して午前8時に、延長700キロメートル、ここから岩手県花巻までの直線距離を4時間で一通り除雪して帰ってくると、また降りますから再度除雪をして、圧雪になったような所は夜のうちに取っていくわけです。そして、朝4時にまた出動するという、そのくり返しでしたので、市の職員はもちろんですが、建設業の除雪に従事していただいている方々の疲労は相当だったと思います。
 しかし、そのような作業がかなりの期間続きましたので、慣れて後半はスムーズに除排雪ができたのではないかと思っています。

Q8 除排雪の上手な所と本当に下手な所と技術の差があります。雪が残って、轍だけが残っているような所もありますがその辺はいかがですか。
A8 建設業の技術の変化がバックにあります。除雪というのは押すわけですが、今、普段土木工事で押すような工法はなく、全てショベルです。昔はブルドーザーでみんな押していましたから、技術も十分ありました。ところが、今は春から冬までそのようなものを使う機会はなく、冬の除雪だけああいうふうに押すということを行いますので、そうした背景もあるのではないかと思います。
 余分な話ですが、建設業者が除雪の機器を持たなくなってきていますので、どんどん行政が肩代わりをして、行政が業者の方へ貸すということになり、これが除雪費に跳ね上がってきているという、非常に厳しい状況になりつつあります。

〈会見事項意外〉東日本大震災から1年について

Q1 3月11日の関係ですが、この1年を考えられて、経済への影響はどのようになっていますか。また、防災対策についてはいかがですか。
A1 経済への影響は、業種や個々人によって違うと思いますが、全体としては戻ってきたのではないかと思っています。特に観光で見ますと、夏以降対前年を上回る数字できていまして、例えば城崎の宿泊では対前年・年間を通して10%増くらいになっています。8月以降の盛り返しが非常に大きくて、城崎の10月の宿泊の対前年同月の伸びは32%増でした。東日本の観光が冷え込んだということも背景にあるのでしょうが、それぞれの観光地の努力、行政の支援、その辺がうまく回ってきたのではないかと思います。それが具体的な数字として現れてきていると思います。企業によっては、非常に好調なところも出てきていますし、個々の業種を聞きましても、だいたい一時沈み込んだものというのは、元に戻ってきたのではないかというふうに思っています。
 防災対策については、よりみんなを真顔にさせた、よりリアリズムで防災対策を考えるようになってきたと思います。行政もそうですし、市民の皆さんも災害への備えということに、はるかに真剣度が増してきたと思います。自分の所でいざ東日本大震災のようなことが起きたら、自分はどうすべきだろうと、想像力を働かせてよりリアルに物事を考えてみるという、そういった傾向がかなり顕著になってきたと思います。一例ですが、津波対策で、港地区の人たちから市の対応が遅いとお叱りを受けたのですが、自分たちの問題として、非常に真剣に考えられた裏返しであり、いら立ちなのだと思います。
 さらに、自分の命は自分で守るというその意識も強くなっているように思います。

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