市長定例記者会見(平成23年6月1日)

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ページ番号1003659  更新日 平成30年5月23日

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6月1日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成23年6月1日(水曜日)午後1時~1時55分

場所

東庁舎別館 2階 会議室

会見事項

  1. 総合健康ゾーンの利用状況
    個人にあった適度な運動で健康な身体づくり(資料1-1、1-2、1-3、1-4)
  2. ゴールデンウィークの観光客の入込み状況
    新緑が映える豊岡へようこそ(資料2)
  3. 東日本大震災に伴う公共事業への影響(資料3-1、3-2)
  4. 東日本大震災に伴う豊岡市の対応(資料4-1、4-2、4-3)
  5. 平成23年度大雨・洪水防災訓練(図上訓練)の実施
    緊急時、適正に機能するように(資料5-1、5-2)
  6. 第7回水害サミットの開催
    個々の経験を全国で生かす(資料6)
  7. 玄武岩の「玄さん」が玄武洞公園でお迎え
    「玄さん」から癒しと元気をもらおう(資料7)
  8. 平成22年度時間外勤務の実績(資料8)

質問・回答(発言記録要旨)

(1)総合健康ゾーンの利用状況 個人にあった適度な運動で健康な身体づくり

Q1 ウェルストーク豊岡の1年間の利用状況は、だいたい予想どおりですか。
A1 会員登録数はもう少し頑張れるのではないかと思っていますが、初年度としてはまずますではないかと思っています。
 私も会員で、週2、3回ウェルストーク豊岡に行っていますが、これまで市が整備した中でこれほど感謝された施設はありませんでした。高齢者の方が、「夫婦でけんかをしながら家の中でくすぶっていた。それが、朝夫婦で弁当を持ってウェルストーク豊岡に行って、仲良く午前も午後もトレーニングし、夕方になったらそこのお風呂に入って帰って来るようになり、人生が変わった」と話されました。体脂肪率などの数値も確実に良くなり、生活のリズムが非常に良くなったととても感謝されました。
 当初の計画では、初年度は少し赤字になる見込みでしたが、初年度から百万円程度の黒字になっており、幸先の良いスタートであったと思っています。

Q2 ウェルストーク豊岡の会員登録は、市内の方が多いと思うのですが、他の市町の方も入って良いのですか。
A2 市外の方も入って良いです。
 平成22年11月5日現在のデーターですが、会員構成は、市外の方が10.7%、人数にして212人。市内の会員の内訳を見ますと、豊岡地域の方が71.9%、残りが城崎・竹野・日高・出石・但東地域の方です。

(2)ゴールデンウィークの観光客の入込み状況 新緑が映える豊岡へようこそ

Q1 ゴールデンウィークとしている期間は、いつからいつまでですか。
A1 基本的には、4月29日から5月8日までです。一部5月7日までという所があります。

(3)東日本大震災に伴う公共事業への影響

Q1 東日本大震災が豊岡市の経済に与える影響はどのようになっていますか。
A1 商工会議所、金融機関、市職員による聴き取りなどから判断しまして、一時は相当の混乱がありましたが、全体の状況としては、平常に戻りつつあると判断しています。
 しかし、その平常がもともと問題を持っているというか、課題を抱えています。全体に豊岡の経済自体が縮小傾向にあるという状況に戻るということになりますので、かねてから言っています経済成長戦略をさらに強力に進めていく必要があると思っています。

Q2 東日本大震災の市の公共事業への影響ですが、国の公共事業5%削減を受けての影響があがっていますが、国の削減の上乗せなどがあった場合はどうなるのですか。
A2 その都度の判断になります。とにかく年度内にしなければいけない事業、来年度以降の事業であっても計画的にやらなければならないことであれば、自前でやるしかありません。資料の中で例示すると、市の都市整備課の所管で、社会資本整備総合交付金!)国土交通省!)交通結節点改善事業というのがありますが、これは駅前広場整備のことで、今年度で完了するということで動いています。ここに、いきなり交付金が減るという通知があったのですが、減らすことも止めることもできません。またそうすると市民生活への影響も出てきますので、身銭を切ってするという判断をしています。
 今後も同様のケースがあればそれぞれについて判断します。来年度以降に回さなければいけないことも出てくるでしょうし、切実度、あるいは事業の進捗状況に応じて判断することになります。

Q3 現時点で、「他の財源を確保するなど、予定どおり事業実施する」としているものが、「引き続き追加要望を行うとともに、今後の国の動向を注視し、改めて事業実施の判断を行う」に変わったりするのですか。
A3 そのようなこともあると思います。国の事務が全体として遅れてきていますので、単に交付金が出るか出ないか、いくら出るかという以外に手がつけられない事業もあります。例えば、獣害対策の電気柵設置補助ですと、タイミングが遅れると、結果的に国の補助が出ても、既に畑の物を食べ放題食べられた後、田んぼの物を荒らされ放題荒らされた後というようなことになります。

(4)東日本大震災に伴う豊岡市の対応

Q1 豊岡市への避難者への支援金はいつから給付されるのですか。
A1 すでにホームページに掲載していますので、申請いただきましたら対応します。避難されている方の人数は少ないので、直接お声かけもします。

Q2 支援金対応の窓口ではどのようなことをされるのですか。支援金給付は窓口でされるのですか。
A2 支援金の給付に当たっては、申請をしていただくことになりますので、その手続きの説明をさせていただき、できるだけ早くお支払いができるようにしたいと思っています。支援金は窓口で渡すのではなく、振り込みをさせていただきます。

Q3 支援金の給付は10万円で、1回きりですか。
A3 はい、そうです。

Q4 豊岡市に避難されている方は何人ですか。この方たちは支援金給付の対象になるのですか。支援金はまだ給付されていないのですか。
A4 本市には5世帯14人の方が避難されています。その中には、東京都北区からお越しの方があり、広い意味での被災地なのですが、今回被災地扱いされている所ではありませんので、この方は支援金の対象外になります。4世帯が支援金の対象になりますが、まだ給付はしていません。

Q5 支援金は申請したら、翌日にでも届くのですか。
A5 それは難しいと思います。支援金は予備費で対応し、できるだけ早く届くようにしたいと思います。

Q6 避難されている方に対して、豊岡市のさまざまな支援があるのですが、市の窓口はどこになりますか。
A6 本市避難者への支援全体の市の窓口は、教育委員会教育総務課です。
 支援金の申請だけは、直接社会福祉課にしていただきます。

Q7 豊岡市への避難者は少なくて、あちこちに孤立されていますが、遠方から来られて家族だけだと不安だと思いますので、何らかのネットワーク、避難者の会を作るようなことは考えられないのですか。
A7 そのようなネットワークの会が欲しいとは聞いていません。中には、もう避難者扱いしないで欲しいという方もあります。それぞれの事情がおありですので、折にふれて状況などを確認しています。その中で意向を探っていきたいと思います。

Q8 被災により居住することになったということを何で判断するのですか。豊岡市での居住が1カ月に満たない人は支援金給付の対象にならないのですか。
A8 いつ本市に来られたか、こちらでの居住が1カ月経過しているかどうかは、入居されていたら契約書があるでしょうし、いろいろな確認の仕方があると思います。
 また、支援金の給付などは、震災による避難者で1カ月以上本市に居住されていることが条件です。

(7)玄武岩の「玄さん」が玄武洞公園でお迎え 「玄さん」から癒しと元気をもらおう

Q1 市のマスコットキャラクター「玄さん」のお迎えなのですが、彦根城の「ひこにゃん」など、どこかを参考にされたのですか。
A1 いいえ、おそらく「玄さん」の独自の判断です。幸いにして「玄さん」は話すことができますので、その時の来園者とのやり取りの中で臨機応変、当意即妙に対応してくれるのではないかと思っています。

Q2 「玄さん」の次の活動はどのようなことになりますか。
A2 「玄さん」は、スポーツ関係では、パラグライダーに乗ったり、スノボーやスケートもしましたので、次は文化ではないかと思っています。
 文化関係の方からも、そろそろ「玄さん」に文化活動をしてほしいという声が出ています。

〈会見事項以外〉過日の台風2号に係る豊岡市の状況等について(5月29日~)

Q1 今回の台風の関係なのですが、作物への影響など、市内の被害はいかがですか。
A1 全体の被害状況は、今取りまとめ中です。その内農業関係は県民局を通じて全体の公表をされています。豊岡市分では、農業施設の被害で合計額が1440万円、林業用施設・治山の被害で1790万円、その他ビニールハウスなどの被害で1789万2千円と報告を受けています。
 他にも、道路の法面が崩壊したり、円山川運動公園が水に浸かったりしています。これをもとに戻すのに費用が要るのか要らないのかその辺の判断もあり、全体を取りまとめ中ですので、まとまり次第、公表させていただきます。
 今回は床上浸水はありませんでしたし、人的被害がなかったということで少しほっとしています。
 しかし、小麦の収穫が完全に駄目になった所があります。中谷区ですとかろうじて穂が出ていますが、河谷区では水に浸かってしまっています。地域によって、被害の大小が出てきています。

Q2 今回の台風の関係なのですが、道路が通行止めになった箇所がかなりありましたが、低い場所はどうしようもないのですか。
A2 事前の予測からみると、これほど浸水するとは思いませんでした。
 今回、相当水の引きが遅く、冠水箇所がかなり多かったので、現在その原因の分析をしているところです。
 しかし、相当多量の雨がこの流域で降ったことは確かです。内水を排除するためポンプを動かすのですが、容量に限界があります。また、円山川そのものが、もともと非常に河川勾配が小さい水平状態の川ですので、海になかなか流れていきにくいのです。通常、川というのは、海の方に行けば行くほど広がっていくのですが、円山川は玄武洞公園の所から北側、河口に向けてはボトルネックになっています。ビーカーの水をひっくり返すと一瞬で水が落ちますが、一升瓶ですとなかなか落ちません。それは、ボトルネックで喉首が狭くなっているからです。豊岡盆地全体がそういう構造を持っていますので、もともと水はけが非常に悪い地域です。

Q3 これまでの台風であれだけ堤防を整備されているにもかかわらず道路の通行止めは改善されないのですか。
A3 河川激甚災害対策特別事業などの実施がなかったら、おそらくもっと大きな被害になったと思います。たしか、一昨年の台風9号に伴い大雨が降った時に、激特事業がなかった場合と比べるとこれくらい違うという報告があり、公表もされています。
 しかし、城崎・港と豊岡中心地を結ぶ道路が通れなくなりました。右岸は通れたのですが、残念ながら大型バスが城崎大橋を通れません。そこで、左岸側、河口の方を向いて左側のことですが、県道豊岡瀬戸線にパラペットを整備する事業が始まります。パラペットは、川と道路の間にコンクリートの壁を作って、円山川が増水をしても道路はつからないようにするものです。これができれば、豊岡瀬戸線、豊岡・城崎・港間の通行は確保できると思っています。

Q4 平成22年度末で激特事業が終わりましたが、今後もこのようにしていきますというようなアウトラインが出たら、皆さん安心するのではないですか。
A4 アウトラインはすでに公表されています。豊岡瀬戸線の円山川左岸側、下流域はパラペットが整備されると先ほどお話しましたが、上流域では、現在円山川運動公園があるあたりを遊水池にする計画があります。これは、堤防で囲っておいて、いざという時には上流側のふたを開ける。瞬間の沸騰を下げるようなものです。

Q5 今回の大雨の被害の原因・被害状況等総括をお願いします。床下浸水もなかったのですか。
A5 大雨の被害の原因というか、冠水があったのはどういうメカニズムに基づくものか、つまりどれくらい雨が降って、それに対してポンプはこう動いたが、水がなかなかはけなかったという辺りを整理していきます。
 床下浸水は現在のところ、住家2、非住家2を確認しています。被害状況の最終的なまとめはまだ出していませんが、後ほど、道路・公共施設の被害などをまとめたものを報告させていただきます。

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