市長臨時記者会見(平成23年6月16日)

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ページ番号1003658  更新日 平成30年5月23日

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6月16日、中貝市長が臨時記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成23年6月16日(木曜日) 午後3時30分~

場所

東庁舎別館2階会議室

会見事項

  1. 第53次南極地域観測隊員(豊岡市職員)決定について(資料1)

市長コメント(要旨)

 市職員が南極地域観測隊員に決定したことによって、南極とのつながりができます。宇宙ステーション補給機「こうのとり2号機」がみごとに打ち上がり、宇宙ともつながっています。また、コウノトリを通じて世界への情報発信もできました。
 豊岡の子どもたちは、日本の片田舎の豊岡に居るからこそ、南極と結ばれる。あるいは宇宙と直接結ばれる。また、コウノトリを通じて世界各地と結ばれることができる。このような意識を持っていると、片田舎の豊岡に居ても、創造の翼はどんどん羽ばたいていき、将来の行動力は世界に向かってどんどん進んでいく。そのような子どもたちが育ってくれるのではないかと期待しています。 

質問・回答(発言記録要旨)

注:[中貝市長]の表示以外は、隊員に決定した市職員・宮下主査が回答

Q1 南極は、植村直己さんが単独犬ぞり探検を計画して行ったが、フォークランド紛争で探検を実行できなかった場所ですね。
A1 [中貝市長]はい、そうです。南極は、豊岡にとっては、植村直己さんが夢を果たせなかった場所だという思い入れがあります。

Q2 南極地域観測隊員に応募した動機と抱負を教えていただけませんか。
A2 志望動機は三つあります。
 大学時代、理科の先生を目指して勉強していましたが、当時同じ大学の先輩が南極に行かれるということを聞いてうらやましいなと思っていました。私自身、南極という地に大変興味があり、非常に関心があったことが志望動機の一つです。
 二つ目は、南極で実体験をすることにより、最高の教材を手に入れることができ、帰ってきてから、子どもたちや市民の方に経験を話す機会が得られるだろうと思ったことです。教師にならずに市役所に入りましたので、(教師として)子どもたちと話す機会はなかったのですが、今回の体験を語ることで大学時代に勉強してきたことが生かせるのではないかと思いました。
 三つ目は、一流の研究者の皆さんと生活を共にし、世界に貢献できる観測活動に自分自身が参加できるということです。自分自身の成長のためにも、大いに役立つのではないかと思いました。
 次に、抱負です。
 まず一つは、チームジャパンの一員として、豊岡市の代表として行きますので、観測活動に最大限自分の力を活用して貢献したいと思います。
 二つ目は、南極の自然や生態系などはかけがえのないものですから、このようなものを題材にして、皆さんに人間のエゴで失ってはいけないというメッセージを伝えたいと思います。
 そして、今回市役所の職員が南極地域観測隊に参加できることになったように、いつ、どこで、どんなチャンスに出会えるか分かりません。そのチャンスに出会った時に勇気を持って挑戦するということも伝えられたと思っています。

Q3 先輩が南極に行かれたということでしたが、大学はどちらでしたか。
A3 大阪教育大学です。

Q4 理科の教師にならずに市職員になられたのですか。
A4 最初、民間企業に勤めていて、縁があって、豊岡市の職員に採用していただきました。

Q5 南極の自然や生態系などを伝えたいと言われましたが、現地からどういう手段で伝えるのですか。
A5 「南極教室」といいまして、南極の昭和基地と豊岡市の小学校や公民館などとを衛星を通じてテレビ会議のようなかたちでつなげると聞いています。
 帰国してからは、直接小学校を訪問したり、地区の公民館で話をする機会を設けたり、きれいな写真が撮れたらその写真も見せたいと思います。
 また、極地研究所から装備や展示物、資料が借用できるようであれば、それらも展示して、南極がより身近なものに感じられるような企画が実現できればいいなと思っています。

Q6 これからいろいろ伝えたいことが出てくると思いますが、これは伝えたいと思うことはどのようなことですか。
A6 取っ掛かりは、やはり自然の素晴らしさ、厳しさや雄大さなどで、その中で野生生物がけなげに暮らしている環境を人間の手で壊してはいけないということをまず一番に伝えられたらと思います。

Q7 南極と豊岡を結ぶ「テレビ会議」のことは、過日の会見でも話がありましたが、できるのですか。いつするのですか。
A7 [中貝市長]できると聞いています。しかし、現地での体制がかなり必要なようですので、回数はそう多くないかもしれません。南極の昭和基地と豊岡の子どもたちと直接やり取りをしていただくことにしています。
 いつするかはまだ決まっていません。

Q8 南極に行かれて、何がしたいですか、何が見たいですか。
A8 オーロラも有名ですし、ペンギンなども見たいと思います。また、氷山に太陽光線が当たっていろいろな色に輝くようなことも、行かないと見られませんので、現地で十分感動したいと思っています。

Q9 南極観測隊員に決まった時の感想を教えていただけませんか。
A9 今年1月ごろから健康診断が始まりましたが、順調にとはいかないことがありまして、再検査も受けたりしましたので、たいへん心配していました。
 正式に隊員に決定したと発表されて、とてもうれしかったです。

Q10 豊岡市役所の中の1人に選ばれた時はどんな気持でしたか。
A10 何人応募があったのか分からない状態で、第1次候補者に決まったと連絡をいただきました。半分駄目かなと思いながら応募しましたので、その時も非常にうれしかったです。

Q11 体力に自信はありますか。何かされていますか。
A11 わが家には、小学生と中学生の男の子がいます。その子たちがスポーツ少年団に入っていましたので、毎週1・2回、数時間程度サッカーボールを蹴っていました。特別体力に自信がある訳ではありませんが、そこそこ動いていて、身体に不調な所もありませんでしたし、大丈夫だろうと思っていました。

Q12 出身地と現住所、家族構成を教えていただけますか。
A12 出身は城崎町結(むすぶ)で、現在は城崎町来日(くるひ)です。妻と男の子2人の4人家族です。下の息子は城崎小学校5年生、上は城崎中学校2年生です。

Q13 南極観測隊員に決まったことを奥さんや子どもさんに話されましたか。正式に決まって奥さんの反応はいかがでしたか。
A13 応募する時に家族に話をしました。初めは何を言っているのだろうという反応でしたが、私が連日「行きたい。行きたい」と言っていると、まず長男が「南極に行ったらいいじゃないか。挑戦したらいいじゃないか」と言いまして、それが効いたのか、妻も下の子も了解という感じになってきました。
 6月30日には東京の方に行かなくてはいけないので、いろいろ必要なものがあるのですが、妻は、私が何も言わなくても少しずつ買いそろえて用意してくれていました。

Q14 植村直己さんへの思いはありますか。
A14 私が山登りをしていたとか、冒険をしているとかではないので、普段から植村さんに関心を持って過ごしているということではなかったです。しかし、冒険のような危険なことをするわけではありませんが、今回チャレンジするというところは植村直己さんに通ずるのではないかと思います。

Q15 中貝市長が、応募した市職員の中から宮下さんを選ばれた決定的理由は何ですか。
A15 [中貝市長]この体つきというか、体力です。また、生活環境課でごみの問題にも携わってきていますので、環境分野のある意味でたいへん重要な所に関わってきているという経歴です。帰って来てから環境政策を担うのにふさわしいかどうか、熱意なども見て、適任であると判断しました。

Q16 南極観測隊に参加することに不安はないですか。
A16 不安はないです。しかし、けがをすると非常に迷惑を掛けますので、けがをしないようにしたいと思います。

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