市長定例記者会見(平成23年9月2日)

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ページ番号1003655  更新日 平成30年5月23日

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9月2日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成23年9月2日(金曜日)午後2時30分~3時20分

場所

東庁舎別館 2階 会議室

会見事項

  1. 「美人時計×城崎温泉 タイアップ事業」の実績
    人気サイトで“ゆかたのまち城崎温泉”を広く発信(資料1)
  2. アンテナショップ「コウノトリの恵み 豊岡」開店後の状況報告
    東京・有楽町の豊岡情報発信拠点(資料2)
  3. 「ひとっ旅(とび)。豊岡」@ Osaka Station City
    大型マルチビジョンによる迫力ある本市PR(資料3)
  4. 三省堂書店ブックカバーへの広告掲出
    文庫本ブックカバー&栞(しおり)によるイメージ戦略(資料4-1、4-2、4-3)
  5. 第2回日本ジオパーク全国大会「洞爺湖有珠山大会」への参加
    ジオパークの真価を広め、ジオ活動推を進めるために(資料5-1、5-2、5-3)
  6. 「玄武洞で大発見」の刊行
    マンガで学ぶ山陰海岸ジオパーク・玄武洞(資料6)
  7. 第20回全国市町村交流レガッタ豊岡大会の開催
    全国から800人が集い、競う(資料7)
  8. 特急こうのとり誕生記念事業
    豊岡市限定チョロQプレゼントキャンペーン(資料8)
  9. 豊岡市「まちの救命ステーション(AED)」標章交付式
    尊いいのちを救うために協力(資料9-1、9-2、9-3)
  10. 平成23年度自殺予防週間啓発事業
    街頭キャンペーン実施(資料10-1、10-2)

質問・回答(発言記録要旨)

(2)アンテナショップ「コウノトリの恵み 豊岡」開店後の状況報告 東京・有楽町の豊岡情報発信拠点

Q1 アンテナショップの開店から2カ月間の売上高が目標額の7割に留まった原因は何ですか。
A1 加工品だけでスタートしたことにあると思っています。加工品は流通経路でどこでも手に入るということが出てきます。豊岡が売り込みたいのは、コウノトリも住めるような豊岡で作られた安全安心でおいしい食べ物ということで売りたいのですが、加工品は生鮮食料品と比べるとどうしてもそこのアピール力が弱いと思います。これは、運営事業者が、東京でどの程度売れるか分からず、生鮮食料品が売れ残った時に処理に困るという不安があって、加工品でスタートしたという経緯があります。
 スタートは少し安全にさせてほしいということでしたので、これから旬の豊岡を売り込む形に商品構成を変えていけば、この点は相当改善されてくるのではないかと思います。
 また、お酒を売る免許が取れていませんので、コウノトリのお酒を売ることができていません。
 それから、消防との関係なのですが、シャッターはあるのですが戸がありません。そのため、練り物・天ぷらの類を売ることができません。
 今、その改善を検討して協議をしています。
 このようにラインナップできる商品に制約があり、売れ筋と見込める物を売ることができなかったということが売上額が目標の7割になった要因だと思います。

Q2 生鮮食料品の販売については、運営事業者も前向きに考えておられるのですか。
A2 はい、そうです。生鮮といっていいのかどうかわかりませんが、この秋に黒豆の枝豆を売り出します。徐々にそのようなものを増やしていきます。
 アンテナショップは、7.5坪の大きさですので、バックヤードがありません。冷蔵庫もないのですが、幸い運営事業者は日和山観光ですので、グループ企業である「かに道楽」の店が銀座にあり、自転車ですぐ行ける距離にあります。「かに道楽」が協力するということを聞きましたので、バックヤードの問題も解消していくと思っています。

(4)三省堂書店ブックカバーへの広告掲出 文庫本ブックカバー&栞(しおり)によるイメージ戦略

Q1 ブックカバーは、最近、地球環境の関係で要らないという方も多いと思いますが予定どおり配布できますか。
A1 ブックカバーの12万部配布は三省堂が保証しますということです。
これは、できれば第2弾、第3弾というふうにやっていきたいと思っています。

Q2 三省堂のブックカバーへの広告は、豊岡のアンテナショップが三省堂書店に近い所にあることから始まっているのですか。
A2 そうではありません。三省堂がこのようなことをされていると聞き、アプローチしました。たまたまですが、三省堂書店の店と豊岡のアンテナショップが同じ東京交通会館1階に入っていますので、これはたいへんよかったと思っています。

(5) 第2回日本ジオパーク全国大会「洞爺湖有珠山大会」への参加 ジオパークの真価を広め、ジオ活動推を進めるために

Q1 山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに加盟認定されてから1年ですが、この1年を総括して、「洞爺湖有珠山大会」で何を訴えたいですか。
A1 私が「洞爺湖有珠山大会」で発表する機会は、パネルディスカッションと災害との関係についての発表となりますので、1年を振り返ってということになるとパネルディスカッションになると思います。
 このパネルディスカッションは、観光にいかに生かすかということがテーマです。したがって、山陰海岸ジオパークでツーリズムをどういうふうに進めてきたかを発表することになります。例えばJRでジオライナーが実現していますが、そのようなアクセスの整備、市もジオライナーに接続する形で城崎温泉から玄武洞へのバスを走らせておりますけれど、同様のことは山陰海岸全体で進んでいますので、そういった取り組み内容を報告することになります。
 また、ジオパークは何か、ということに対して十分説明しきれていません。「大地の公園」などと言われていますが、私はジオパークは「地球活動遺産」と言っています。地球はさまざまな活動をしています。プレートの運動のようなたいへん大きな活動もあります。火山の噴火、山ができるような活動もあります。日本列島ははるか昔、大陸の端にへばりついていましたが、引き剥がされて南へ下がってきて、今の位置に来て日本海ができるという地球活動がありました。このような地球活動が今の私たちにもたらした遺産、それがジオパークです。地球活動がもたらした遺産ですので、地形・地質はもちろん大切な要素です。
 さきほど玄武洞の説明を少しいたしましたが、160万年前にマグマが冷えて固まるという地球活動があって、それが美しい玄武洞を作りだしていますし、地磁気の逆転磁場、逆磁極という言い方をしますが、そういったものも遺産としてもたらしています。
 ジオパークは、しばしばこのようなことだけで理解されてしまっていますが、それ以外にも地球活動がもたらした遺産はあります。例えば気候風土です。日本海ができる、日本列島が南へ下がるという地球活動によって、温帯の気候が日本にもたらされました。台風ややたらと雨が降る気候風土、冬には多量の雪が日本海側に降るという気候風土ももたらされました。気候風土や地形地質に適用して、いろいろな生きもの、独特の生きものが住みます。生物多様性のあり方も地球活動がもたらした遺産、人間の文化・生活様式もそうです。鳥取砂丘のあたりでは砂地に適したラッキョウの栽培が盛んですが、これも砂丘ができるという地球活動がもたらした農業のあり方ですので、人間の生活様式も地球活動の遺産と言えます。
 気候風土や地形地質、生物多様性、生活様式、こういったまるごとがジオパークであり、ジオパークを説明する時にその視点がたいへん大切であるということにこの1年間で到達しましたので、それをお伝えします。
 また、東日本大震災はまさに地球活動に直面して、大変な災害をもたらしたわけですが、その災害に対して人間はどのように立ち向かうかということ自体は、地球活動がもたらした遺産と言えます。そのお手本は山陰海岸にあります。大正14年の北但大震災で、豊岡は壊滅的な打撃を受けて、そこから立ち上がってきました。当時の城崎の人たちは、川幅を広げ、道路幅を広げて防火帯を作るなどの将来の災害への取り組みをしながら、同時に木造三階建ての建物街・旅館街を取り戻すという姿勢で災害に立ち向かいました。こういう姿勢もジオパークの大切な要素です。このようなことも東日本大震災と絡めて、訴えていきたいと思っています。

Q2 山陰海岸ジオパークは、今も地元の方がそこの価値をなかなか理解できていないと思います。それも含めて、今後の課題は何ですか。
A2 山陰海岸ジオパークは、かなり浸透してきていますが、まだまだだと思います。
 豊岡市は、今年度、各公民館単位でのジオツアー補助制度を設けていますので、これを通じて市民の皆さんに深く知っていただきます。
 また、外からバスで来られる団体には、市内のジオサイトを2つ以上見ていただき、ガイドを受けていただければ、1泊2日に対して5万円補助するという制度を設けていますので、外からの誘致に役立てていきます。この制度を使って九州方面から修学旅行で豊岡に来られることも決まっていますので、これはなかなか有効ではないかと思っています。
 山陰海岸ジオパークは横に長い110キロメートルにわたる所ですから、アクセスが依然として課題です。JRにジオライナーを走らせていただいていますが、2本の列車の運行時刻が非常に接近しているので、例えば豊岡から鳥取に行き、鳥取を楽しんで、その日のうちにジオライナーで豊岡に帰ってくることができません。この辺のアクセスをもっと強固なものにしていくことも課題です。
先ほど城崎温泉から玄武洞へのバスを走らせていると言いましたが、このような二次アクセスについても、全体で見ると課題であると思っています。
 理解を得るようなPRがまだまだだということと、具体的に物理的につなぐというアクセスがまだまだ不十分だという課題があります。
 ジオパークは日本全体での認知度が圧倒的に低いということもありますので、「洞爺湖有珠山大会」の会議は、ジオパークをアピールすることも狙っています。
 さらに来年、島原で世界ジオパークの大会が開かれますので、これを機に日本全体のアピールを大きくできるのではないかと期待しています。

〈会見事項以外〉台風12号の対応等について

Q1 台風12号の関係で、市はどのような準備・対策をしておられるのですか。
A1 台風12号の進路予想について、いろいろな所から情報を取っています。豊岡市は、民間の気象予報会社ウェザーニューズと契約していますので、3時間毎・36時間先までの降水予測を旧市町単位で情報を得ています。台風は、テレビでは非常に広い枠の中で、この間で動きますという予測ですが、豊岡市はこのラインで進む可能性が高いというような進路予測も取っています。その上で、現実の雨の降り方などを見ながら、いつでも出動できる体制になっています。
 今、防災行政無線を通じて、その都度、市民の皆さんに情報提供しています。今はせいぜい気象情報くらいですが、人はいきなり逃げろと言われてもなかなか逃げないので、絶えず情報を提供していきながら、台風が近づいて来ている、さらに雨が増え始めている、さらに、河川の水位が上がってきているというふうに、危険がどんどん高まってきていることを絶えず市民の方に提供していくことが、避難を早めることにつながると思います。

Q2 台風12号は今晩未明から明日の昼ぐらいに接近すると言われていますが、今晩未明に豊岡市災害対策本部の設置ということがありますか。
A2 状況によってあると思います。

Q3 職員はそれを見越して待機しておられるのか、それとも帰っておられるのですか。
A3 職員の招集体制はルール化されていまして、1番最初は、防災御三家と言っているのですが、防災課、建設課、農林水産課が警戒体制に入ります。
 それ以外の課でも、課長など管理職が警戒体制に入り、台風が近付いてきて、風や雨がひどくなると、職員の5割のあらかじめ指定された職員が本庁や支所に詰めてきます。それがさらに進むと全職員出勤とルール化されています。
 実際に災害が起きてしまってから集まるのではなく、順次警戒体制を増やしていくことになります。

Q4 先ほどの防災関係の3課は24時間体制で詰めておられるのですか。
A4 はい、そうです。

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