市長臨時記者会見(平成21年8月12日)

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ページ番号1003696  更新日 平成30年5月23日

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日時

平成21年8月12日(水曜日) 午後1時~1時35分

場所

市役所第4会義室

会見事項

豊岡市副市長候補者の選考結果について(資料1)

質問・回答(発言記録要旨)

Q1 副市長候補者の真野さんの論文は、どのような内容でしたか。
A1 テーマが「いかに職員を鍛えるか」ということでしたが、まず現場主義を徹底すると書いておられました。赤字体質の会社の立て直しをされたわけですが、従業員と直接対話する手法で、会社の黒字化ができたという経験をお持ちでして、その経験を踏まえて現場主義の徹底を求められています。
 次に、リスクにチャレンジする精神を涵養(かんよう)する。
 最後にコミュニケーション能力ということを言っておられます。その組織を強くする、いいチームにすることの大きなポイントがコミュニケーション能力であるということは、応募者の多くの方が共通して述べられていました。単なる説明ではなく、やり取りをして、互いが互いの立場を理解して、相手に自分の側のことも理解していただく。このようなコミュニケーション能力を身に付けることは大事なことであると、こういったことを書かれています。
 また、大切なことはプロセスにあると論文の締めくくりに使っておられます。例えば、誰かにつらい決定を伝えなければならない、リストラしなければいけないという場合に、それをいきなり一刀両断ということもあれば、コミュニケーションをしっかりやりながら結論を見出す場合もあって、そのプロセスのありようによって、結果の受け止め方が違うということを経験に根差して述べられていて、非常に共感を覚えました。

Q2 1,371人という応募がありましたが、全体を見回しての感想はいかがですか。
A2 豊岡のまちづくりの姿勢・理念に共感を覚えて、実現に向けて、一緒に参加したいという強い意欲を感じる論文が多かったという印象を持っています。
 副市長候補者の公募にあたっては、豊岡のまちづくりを説明会でも伝えて、どのような人材を求めているのか、公募する副市長にどのような役割を求めているのかということも明確に出してきたつもりです。こちらのメッセージをしっかり届けた上で応募いただいたのですから、私たちのメッセージが伝わったことを大変ありがたいと思っています。
 また、豊岡のまちづくりの姿勢や理念に共感いただいたということは、豊岡のまちづくりの方向性を理解していただける方がたくさんおられるということで、それは私たち自身の自信につながることです。
 そのほか見られたことは、官である私たちには欠けている顧客優先主義の主張です。その多くは、実際の自分自身の経験から出てきている言葉に感じられましたので、素直に受け止めることができました。本当に苦労して、長期的にやってきている方たちから、いいメッセージをいただきました。改めて、私たちはまだまだだと思いました。

Q3 今回の副市長候補者の公募は成功だったということですか。公募のプロセスも成功でしたか。
A3 本当に良い方に応募してほしいと思いました。そのためには、通り一遍の公募ではなくて、私たちが何を求めているか、思いそのものが伝わる言葉で伝える必要があり、量的にも全国の人々に知っていただく必要があります。全国公募で広く知っていただくという広さの部分と、私たちの深い思いを知っていただくという深さの部分の両方ができましたので、成功だったと思っています。

Q4 真野さんを副市長候補者選考された、市長の評価ポイントは何でしたか。
A4 現場感覚です。地に着いた現場感覚というのが非常に強く感じられました。修羅場をくぐってきた人の落ち着き、そういう現場感覚です。例えば悲惨な事故の現場で、うろたえおびえるのではなく、高揚感でもなく、むしろ落ち着いている。そのような地に着いた感じが、とても良いと思いました。
 また、非常に誠実な方という印象を受けました。これは、面接官全員が一致したことです。単にできる人ではなくて、この人は信頼できるといった印象です。

Q5 評価された現場感覚は、どのようなことから感じられたのですか。
A5 本人の論文と実績アピールに相当詳しく書かれていて、その文章の中に表れていました。実績の表現は、単に従業員を何人リストラしましたということではなく、具体的に書かれていて、その書きぶりの中に現場感覚を感じたのですが、面接でも感じました。

Q6 副市長候補者に真野さんを選考されたのは、KWC(Kyocera Wireless Corp.)での実績、利益を確保することも評価されたのですか。
A6 利益の確保ではなくて、プロセスです。赤字体質の会社を黒字化するためにコミュニケーション手法を取られたことを評価しています。

Q7 市長は、副市長候補者と間が合いそうですか。
A7 間が合いそうです。私より若い方ですが、市長を諌めるにも適任の方で、ご意見番にもなっていただけると思っています。

Q8 副市長候補者は、市長と間が合うと言われましたが、職員との間はいかがでしょうか。
A8 私との間だけでなく、職員との関係も大切なことですが、前副市長の奥田さんが、この点を意識した目で、皆さんの面接をされていましたので、職員ともうまくいくと思います。

Q9 副市長になられたら、具体的にどのような仕事を任せたいですか。
A9 豊岡市は、企業的な部分を持っていますので、例えば企業部や経済部、職員の人材育成、それから行政改革も一度担当していただきたいと思っています。行政改革は、これまでに行政の目からすでにしているのですが、第2次行政改革の作業も今進んでいますので、もう一度、民の目で洗い直していただくことをぜひ担当していただきたいと思います。

Q10 副市長に就任後、任せたい仕事は、行政改革や経済と言われましたが、真っ先に取り組んでほしいことは何ですか。
A10 豊岡市は経済成長戦略を掲げていますので、この戦略が絵に描いたもちにならないように、経済界の感覚が身に付いた副市長に、民の目で見てほしいと思います。
もう一つは人材育成です。民の人材育成、具体化するためのシステムづくりなどに取り組んでほしいと思います。

Q11 第2次選考で面接をされた他の6人の方の評価はいかがでしたか。
A11 7人面接をして、どなたがなられてもおかしくない状態でしたので、その中で誰を選ぶかかなり悩みました。

Q12 副市長候補者に選考されなかった他の6人の方を、何かに抜擢したいということはないですか。
A12 全員副市長にしたい気持ちです。副市長以外の職は、ご本人の意向に合わないのではないかと思います。今後何らかの形で豊岡に対してアドバイスをいただいたり、支援をいただいたりすることができればと思います。

Q13 副市長として迎えるに当たり、心配されていることがありますか。
A13 心配していることは特にないです。行政のことは全くご存知ありませんので、しばらくは戸惑いがあり、行政のことに慣れられるまで少し時間がかかるだろうと思います。それくらいです。

Q14 選考結果は、8月10日に文書を出されて通知されたということですが、副市長候補者と交わした言葉、会話のようなものはありますか。
A14 面接の後、「ぜひ一緒に仕事してください」ということは、私から直接伝えました。

Q15 8月8日に面接をして、すぐに副市長候補者が決まったのですか。
A15 面接が終わって、すぐ協議に入り、その日の内に結論が出ました。帰りは飛行機を利用していただくことになっていて、まだ市内におられる時間でしたので、引き返していただきました。

Q16 面接が終わった後の協議の時間はどれくらいでしたか。
A16 1時間半くらいです。

Q17 副市長候補者は現在は無職ですが、家庭の事情等を考慮しても、9月15日から着任できるのですか。
A17 プライベートにもいろいろ配慮しなければいけないのですが、9月15日から就任いただく予定です。

Q18 副市長候補者は、専修大学KSコミュニティービジネスアカデミーを受講されていて、なぜ豊岡市副市長に応募されたのですか。
A18 コミュニティービジネスを学ぶという動機が、ふるさとの衰退が気になって、それに対して自分が何かできるのではないかということで専修大学の講座を受講されていたのです。
 なぜ、ふるさとの町ではなく豊岡なのかというと、公募の中にあったまちづくりのメッセージが非常に良かったからで、何かやりたいと思っていた気持と豊岡のまちづくりとがぴったり合い、応募されたということでした。

Q19 副市長の就任式はあるのですか。
A19 就任式はありませんが辞令交付はあります。
また、8月28日に議会で承認されれば、その場で着任のあいさつをしていただきます。
注: 議会の承認を受ける日は後日変更になり、9月10日になった。

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