市長臨時記者会見(平成22年2月16日)

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ページ番号1003684  更新日 平成30年5月23日

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日時

平成22年2月16日(火曜日) 午後2時~4時10分

場所

市政記者クラブ室

会見事項

平成22年度当初予算について

質問・回答(発言記録要旨)

Q1 平成22年度予算は、平成21年度に比べて予算額が減るということですか。平成22年度予算は緊縮型と言ってよいですか。
A1 減るのではなく、維持するベースです。平成21年度予算は、総合健康ゾーン整備事業に加えて経済対策がありましたので、予算額が少し増えていますが、平成22年度予算は総合健康ゾーン整備事業がなくなった分だけ減額になっています。

Q2 市役所経由で市内に落ちるお金は、平成22年度は平成21年度より少ないですか。
A2 そうなります。しかし、今後、経済の動向を見ながら、場合によっては補正対応も必要だろうと考えています。

Q3 平成21年度のきめ細やかな補正予算で、地元の短期的な経営に関しては、効果がありますか。
A3 効果があると思っています。

Q4 平成22年度予算をこういう予算ができたと一言でいうとどのようになりますか。
A4 人口減少下における経済の活性化は大きな課題ですので、そのスタートを切ることができる予算だと思います。平成22年度予算は、人口減少下における経済の活性化を目指すことを強く意識している予算です。

Q5 投資的経費が減る中でも、「エコバレー」と「大交流」というビジョンを持って作っている予算ということですか。今、不景気だから不景気にお金を、ではなくて、先々のことを考えた予算ということですか。
A5 そうです。短期的な需要不足への対応は、市としてはもともとボリュームがありませんが、細やかな対応を行いながら、問題である10年後の備えのスタートをきる予算です。経済見通しでは、GDP(国内総生産)は10年後にマイナス8パーセントです。年間マイナス0.8パーセントで、少しずつではないか、たいしたことないと言っているうちに気が付くとドーンと落ちているということですので、それに対して明確に反転攻勢をするという意志・意欲を打ち出さないと結果が出てきません。大変強い危機感の裏返しとして、10年後に向けた投資をやろうとしています。
 例えば、「大交流」は、東京への情報発信を意識したことを、昨年から始めました。平成22年も小さなことですが、東京の区のホームページに本市のバナー広告を出すことなどをします。こんなすてきなまちがあると知っていただくことが必要で、小さなことですがとても重要なことです。
 情報発信では、平成22年度は名古屋へのアプローチも意識しています。
 東京は飛行機直行便ができればいいのですが、やはり遠いです。名古屋は電車で3時間ですから、豊岡に1泊で来ていただくにはちょうど良い距離です。名古屋へのアプローチはまだ十分できていませんし、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)で豊岡の認識は上がりますから、名古屋のマスコミや雑誌社などに働きかけることによって、名古屋からのお客さんを呼び込むことも考えています。

Q6 東京の23区のどこかに豊岡市のバナー広告を出すのですか。もう折衝しているのですか。自治体が自治体にバナーを出すようなことがありますか。
A6 まだ、折衝していませんが、考えている所はあります。現在、京丹後市とはお互いにバナーを交換しているのですが、今度は相手の営業ベースでバナー広告を出そうとしています。自治体が自治体にバナー広告を出すのはあまりないと思います。

Q7 ごみ処理施設整備の話ですが、延期するということですか。
A7 そうです。全体の整備スケジュールを後にずらすというものですが、計画をどうするかにかかわらず、平成22年度にやるべきことはありますので、そこは全く影響を受けません。
 また、ごみ処理施設は、平成27年度末完成、平成28年度稼働開始というのは一歩も譲れません。というのは、平成28年度から合併特例債が使えなくなってしまうからです。合併特例債が使えなくなると、通常の廃棄物処理の起債を使うことになりますが、交付税の措置率が随分違い、100億円の事業費だとすると市民の負担が15億円増えてしまいます。したがって、財政上の理由から、平成27年度完成というのはデッドラインだということです。
 もともと物理的な門限と財政的な門限の2つがあって、物理的な方は平成25年度ごろと言ってきました。しかし、これは、それでごみ処理施設が壊れてしまうということではなくて、補修費が上がってくるとか、不安定な時期に入ってくるということで、物理的には絶対のデッドラインではありません。

Q8 ごみ処理施設の整備を1年、2年ずらすことになって、この時期に一気に3年遅らせることになったのはなぜですか。
A8 現時点で逆算していくと、遅らせないと間に合わないことになります。今も用地買収の交渉を鋭意進めていまして、かなり良いところまで来ています。しかし、どうしても反対の方々がおられますので、そこのところにはもう少し時間がかかるだろうと思います。用地買収ができたら、造成もしなければいけませんし、施設の設計・建設もしなければなりません。
 遅れた最大の要因は、前のごみ処理施設建設候補地で時間を費やし、駄目になった約2年が、結果的に無駄になったからです。

Q9 前のごみ処理施設建設候補地が駄目になった時点で、遅れは分かっていることなのに、今のタイミングで3年延ばすと言われたのはなぜですか。
A9 それは、前の建設候補地が駄目になって遅れていても、当初は、ごみ処理施設の建設は遅れないようにしようと意気込んでいたのです。しかし、今の所にきて、地域は承諾してくださったのですが、その後、一部の人たちが反対をされ、立木トラストまでおきている状況ですので、今のタイミングで3年延ばすことになりました。

Q10 ごみ処理施設の用地買収の進捗率はどれくらいですか。
A10 成約はまだ1件もしていませんが、内諾はかなりいただいています。契約を結ぶまでに、用地買収に伴う税金の控除額を税務署と協議することもしなければなりません。

Q11 ごみ処理施設建設に反対している人たちは、ごみを出さない方向でと言われていますね。そのあたりはどのように考えておられますか。
A11 本市は、ごみ処理量の最大の時に比べ、目標数値をはるかに上回った30パーセント減を達成しています。ごみの減量は、さらに努めなければならないと思います。ただし、それでもごみをゼロすることは当分の間はできません。自分の家でごみゼロにできるかというとちょっと想像できません。
 そうすると、まずやるべきことは、ごみを極力減らすということです。それでもなお出てくるごみについては、適切に処理する。その適切に処理する最新鋭の施設を作らせてくださいとお願いをしています。
 ごみ処理施設建設に反対の人たちは、しばしば上勝町(徳島県)を例に挙げられるのですが、上勝町は自前のごみ処理施設は持っていませんが、よその町にごみ処理を委託しているのです。上勝町も、ごみはゼロになっていないのです。

Q12 ごみ処理施設建設にかかるこのような状況は、エコバレーと相反する話で、市のマイナスイメージになりませんか。
A12 エコバレーとか環境都市とかいう観点からいくと、自分たちのごみは自分たちできっちり処理しなければなりません。これは、どこの地域でもごみをゼロにしない限りは、必ずやらなければいけないことです。環境問題の最後の部分で決して逃れることはできない部分ですから、これはいわば自治の問題だと思います。
 自分たちのごみの始末もできないとなると環境都市どころではありません。

Q13 今回の平成22年度の予算編成で、政権が変わったことによる影響はありますか。
A13 大きくはありませんが、農業振興策がなかなか定まらないようなことがあります。例えば戸別所得補償があります。米と他の作物があり、他の作物の補償が落ちるのが大きければ、その分、市が上乗せ補助をすべきかどうか考えなくてはいけないのですが、国の補償が全く見えないので、手の打ちようがないというのが実態です。農業施策については、国の姿が見えず、決まるのが遅いので、市の独自の施策をなかなか打ち出しにくいです。
 また、北近畿豊岡自動車道は、八鹿以北の用地買収が凍結だということだったので、当初予定していた用地買収の体制を整える予算を計上しませんでした。その後、用地買収をするようだということになってきましたので、6月の補正予算で対応しなければなりません。もちろん、北近畿豊岡自動車道整備事業は、凍結より前に進めていただいた方が良いに決まっています。

Q14 コウノトリはブラックバスを食べますか。
A14 食べてくれたら良いのですが、食べるかどうか分かりません。

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