市長定例記者会見(平成22年1月6日)

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ページ番号1003687  更新日 平成30年5月23日

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日時

平成22年1月6日(水曜日) 午前11時~11時23分

場所

市政記者クラブ室

会見事項

  1. 豊岡市震災総合防災訓練について(資料1、1‐2)
  2. 豊岡市中小企業支援(融資制度)状況について(資料2、2‐2)
  3. その他
    羽田空港の新規発着枠の配分(地域主体の新規路線開設枠)について(資料3)

質問・回答(発言記録要旨)

(3)その他 羽田空港の新規発着枠の配分(地域主体の新規路線開設枠)について

Q1 コウノトリ但馬空港と伊丹空港の路線は、現在JACが飛んでいるので、引き続きJACが羽田空港まで飛ばれると想定されますが、今後、他の航空会社にも積極的な働きかけをされるのですか。
A1 一番縁の深いのが、JAC、JALですから、羽田路線につきましても、一番にお願いしてきましたし、これからもお願いしていきます。
 しかし、それ以外にも航空会社がありますので、現在は複数の航空会社に働きかけをし、今後も行っていきます。
 今年の10月に4本目の滑走路ができる予定ですが、小型機枠が得られて飛べるのは、その半年後だと思われますので、関心を示していただける航空会社があれば、さらに突っ込んだ協議をしていきたいと思います。

Q2 羽田路線の航空会社の絞込みをしたいということですか。
A2 運航する航空会社を絞り込めるほどあればよいのですが、見込みのある航空会社にお願いしたいということです。
 コウノトリ但馬空港の滑走路は1,200メートルなので、飛べる機材が限定され、大きな機材は飛べません。また、夏場は旅客制限が出てきます。飛行機は空気の浮力で浮き上がりますから、気温が高くなって空気が薄くなると浮力は弱まるので、その分、長い距離を滑走して浮力をつけてから飛び上がります。しかし、1,200メートルの滑走路では、より長い距離を滑走して飛ぶということに限界があり、乗客の数を減らして機体を軽くするしかありません。
 このような制約を乗り越えて飛んでいただく必要がありますので、「羽田空港に小型機の発着枠ができましたよ」と言って、航空会社にすぐ手を挙げていただけるような条件ではありません。

Q3 羽田路線も伊丹路線と同じように、航空会社に助成されますか。
A3 羽田路線は、伊丹路線のように陸路との競争力が非常に弱く、何とか支えていかなければならないという路線ではありません。陸路では東京まで5時間かかるところを、飛行機の直行便だと、機材にもよりますが、1時間半前後で行きます。そうすると、これは基本的には勝つ路線なのです。羽田路線のような陸路に勝つ路線を引かないと、コウノトリ但馬空港は苦しいのです。
とは言いながら確実ではないので、例えば能登空港のように搭乗率保障のようなもの、一定の搭乗率までいかなければその分は保障し、越えたら逆にキックバックをくださいというようなことをするかもしれません。能登空港の場合は、保障する搭乗率より高い搭乗率になっています。
 また、観光客を呼び込むために何らかの優遇策を実施するということは、路線を支えるためというより、観光振興から行うかもしれません。

Q4 羽田路線は、実現しても1便ですが、その時には伊丹路線はどうなるのですか。
A4 どうなるか分かりませんが、個人的には必要だと思っています。
 伊丹路線は、伊丹から九州に飛ぶとか、北海道に飛ぶなど、先につながっている利便性があります。
 また、羽田路線は1日1便ですから、コウノトリ但馬空港から羽田空港に朝行って夕方帰って来るとか、夕方行って翌朝帰って来るなどの往復利用ができず、この場合片側飛行だけになってしまいます。
 したがって、直行便が1日1往復だけだとすると、片方が乗継になるとしても、やはり伊丹路線は必要ではないかと思います。

Q5 羽田空港の小型機枠の1便を争う競争相手はあるのですか。
A5 分かりません。これまでに、花巻空港や佐渡空港の名前を聞いていますが、実際に手を挙げられるかどうかは分かりません。

〈会見事項以外〉今年の抱負について

Q1 今年やりたいこと、抱負は何ですか。
A1 1つ目は、危機管理の徹底です。市役所全体の災害能力を高める。それから、合わせて市民の皆さんの災害対応能力を高めることを支援します。2本柱で市全体の危機管理能力・体制を整えていきたいと思っています。
 そのために、防災の専門的な機関と組み、市役所の組織については、体系的な研修をしていきます。また、市民の皆さんには、災害対応のポイントのようなことを1年かけて語りかけていきます。避難勧告を出して、本当に逃げた方がいいのか、逃げない方がいいのかは、市民の皆さん一人ひとりの判断になりますので、その判断能力を高めるためのポイントです。
 2つ目は、生物多様性条約のCOP10が10月に名古屋でありますので、大きなチャンスだと思っています。COP10を中心にしながら、全国や世界に対して、コウノトリを巡る本市の取組みをアピールしていきます。COP10の関連イベントの中で、豊岡をアピールしていくだけでなく、生物多様性について、東京・名古屋で情報発信し、本市にも来ていただきます。1年かけて、一連の行事を設定することによって、本市自体を強く国内あるいは世界に向かってアピールしていきたいと考えています。
 3つ目は、環境経済戦略を徹底して進めていきたいと思っています。経済成長戦略では、「豊岡エコバレー」を実現するという目標を掲げたわけですが、人口減少化における経済発展は不可能だと言われている中で、その不可能に挑戦する柱として、環境経済戦略を進めていきます。

Q2 1年かけて一連の行事の設定をしていくということですが、具体的にどのようなことをされますか。
A2 まだ、項目くらいしかお話しできませんが、まず、名古屋で経済界・企業を対象に環境経済セミナーを何回かのシリーズで行うことを計画しています。生物多様性の保全を進めていく上で、やはりポイントとなるのは経済との関係ですので、豊岡の環境と経済の共鳴の取組みをアピールしたいと思います。
 5月には、「生物多様性と都市デザイン」という国際会議が名古屋でありますので、参加し、本市をアピールすることにしています。
それから7月になりますが、日本・韓国・中国環境創造型稲作技術国際会議が本市で開催されます。
 また、10月のCOP10の開催中に、自治体国際会議が開かれますので、その中で本市の取組みを発表します。
 それ以外にも、トキの佐渡市などと組んで、COP10の関連するイベントの中でアピールしていきたいと思います。
 10月から11月にかけては、第4回コウノトリ未来・国際会議を本市で開催します。
昨年は、国連大学と東京大学が里山イニシアティブというアジアの環境リーダーを養成するプログラムのフィールドワークで本市に来られました。今年も引き続き来られますので、それも一連の行事です。
 さらに、生物多様性条約の事務局長をぜひ本市にお招きしたいと思っています。
 このようなことをしながら、全国・世界に豊岡市をアピールしていきたいと考えています。

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