ヘリによるつり上げ救助訓練が行われました
兵庫県消防防災航空隊合同訓練
10月15日、「大師山山頂付近(豊岡市引野)で、登山客が10メートル下に滑落し負傷した」との想定で訓練が実施されました。滑落した負傷者1人を兵庫県防災航空隊消防防災ヘリコプターがつり上げ、救助します。
実際の事故さながらの緊張感の中、訓練が行われました。8人の豊岡消防署職員が草木が生い茂る山の中に分け入り、斜面の下の負傷者を発見。状態を確認し、担架にしっかりと固定して、10メートルの斜面を人力で慎重に引き上げます。
すこし開けた場所に移動したところで上空にヘリが到着。2人の消防防災航空隊員が空中からロープを伝って降りてきます。黒いヘルメットの航空隊員、そのうち一人は豊岡市から派遣されている植田 友幸隊員です。
地上で待つ職員と合流。負傷者を厳重に固定し、上空にヘリを呼ぶ合図を出します。
ヘリの下は、普通なら立っていられないほどの強風が吹きつけています。負傷者を載せた担架と隊員はロープによりヘリまで引き上げられ、無事救助されました。
コロナ禍の影響か登山やハイキングがブームとなっており、それに伴って事故も増えています。秋になり行楽のシーズンとなりましたが、山には危険もあります。ふさわしい装備をする、登山計画を家族などに共有しておくなど、十分に注意しながら秋を楽しみましょう。
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