市長臨時記者会見(平成23年3月14日)

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ページ番号1003664  更新日 平成30年5月23日

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3月14日、中貝市長が臨時記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成23年3月14日(月曜日) 午前10時30分~11時

場所

東庁舎別館2階会議室

会見事項

  1. アンテナショップの運営事業者の公募(資料1-1~1-5)
  2. 「東北地方太平洋沖地震」被災地支援検討会議の協議結果(資料2)

質問・回答(発言記録要旨)

(1)「東北地方太平洋沖地震」被災地支援検討会議の協議結果

Q1 緊急消防援助隊は、今どこに入って活動されているのですか。
A1 現在は宮城県山元町に入っていて、南三陸町に移動することになりました。最初は福島県郡山市に入り、宮城県山元町に入り、さらに南三陸町に移動するということです。

Q2 山元町ではどんな活動をしたのですか。
A2 救助ということで入っていますが、実質は捜索で、遺体捜索ということが中心であったと聞いています。
 そのため、帰ってきた後の消防署員のメンタルケアの体制をとることにしています。

Q3 消防隊が帰って来られた時、現地の状況がどうなっているかわかるようにしていただけませんか。
A3 報告の場を設定するようにします。

Q4 緊急消防援助隊の第2次隊が今日出発されたということですが、第1次隊は何時帰って来られるのですか。
A4 1,000キロメートルありますので、走り続けても10時間以上掛かります。行くだけで15、16時間掛かっていると聞きました。
 さらに引継ぎをしてから帰って来るので、第1次隊が帰ってくるのが今夜になるのか明日になるのか分かりません。

Q5 第1次隊は北陸道を経由して被災地に入られたのですか。
A5 第1次隊は名神高速道路、中央・北陸自動車道などを経て宮城県に入り、磐越道を経由して福島に入り、また北陸道を通って宮城県山元町に入りました。

Q6 先ほどの応援車両の提供ですが、市が車を購入して相手市町の名義にした上で贈るということですか。
A6 市が今持っている車を差し上げるわけではありませんし、事故が起きたときや管理の課題がありますので、こちらで車を買って、向こうの名義にした上でお届けするということも検討します。

Q7 義援金の募金箱を市役所の施設に置く時に写真を撮らせていただけますか。
A7 義援金募金箱を設置する時間はお知らせします。
 豊岡市は台風23号の時に本当にたくさんの方々に寄付をいただきました。被災した時には現場は混乱していますので、向こうからの要請を待っているのでは遅れてしまうこともあります。県が調整をすることになっていますが、これも相手方との関係で時間を取ってしまうことがありますので、その時は押しかけて行くように支援をしていきたいと思います。
 本市も多くの支援を得てここまで来ていますので、できる限りの恩返しというか、支援をしたいと思っています。

Q8 大雪による除雪費は国の交付金を当てにされていたと思いますが、かなりの国家予算が災害関係に投じられることになると、交付金が措置されないようなことになりませんか。
A8 分かりませんが、平成22年度の特別交付税の配分の内容は、普通ならもう決まっていると思います。
 新聞などマスコミの情報では、新年度予算の補正を行うと言われていますので、平成22年度の除雪費の交付税措置についての影響はないのではないかと思っています。
 しかし、新年度の予算配分の中で辛抱しなければいけないことは出て来るだろうと思っています。

Q9 今後兵庫県で取りまとめ、発送される支援物品として、市では毛布や水を用意されているということでしたが、これは笠間市に届けられるのですか。宮城県のどこに支援物品を送られるか決まっていますか。
A9 支援先は決まっていません。瓦礫の状況を見るとまず道路を開けないことには前に進みませんので、この作業は早急に必要だと思います。また、被災地から具体的な支援要請はなかなか出てこないと思いますので、毛布や水を押しかけて置いてくることも可能だと思っています。
 佐用町が被災された時には、押しかけて行く形で重機の部隊を出しました。現地からの要請や県の調整がいくら待っていても出てきませんでしたので、本市の職員の判断で現地に入り、応援が要るということでしたので、すぐ派遣をし、結果として大変喜ばれました。
 今回はそれ以上の状況だと思いますので、時機を逸してしまわないよう機敏な判断をしたいと思っています。

Q10 今聞くのは早いかもしれませんが、町長以下幹部がわからなくなったという町もあるのですが、豊岡市ではどのように体制を考えられますか。
A10 想像をはるかに上回る事態だったと思いますが、豊岡も仮に同じような地震が起きた時に津波が円山川の河口を使って逆流してきます。豊岡の場合は川の高低差がほとんどなく、10キロメートル上流まで行ってわずか1メートルの高低差しかないので、相当大きな被害がまちの真ん中に出てくる可能性があります。
 新庁舎には、市長室や防災担当部署、危機管理室を3階に置く計画ですがそのままで良いのかどうか考えます。設計は終わっていますから、今から変更が間に合うかどうかということも含めて検討するように指示しました。しかし、あまり上に市長室や防災関係部署を置くと、エレベーターが止まった時に階下の人たちが上がってくるのがたいへんですし、3階まで水に浸かる可能性があるとするならば4階に配置することを検討しないといけないと思っています。
 また、津波の時の港・城崎地区の対応策がしっかりできていませんから、リアリティを持った避難の体制や訓練をする必要があると思っています。幸い、山があるので、津波が起きた時にはこの山に登るという所まで突っ込んだ体制をとっておくことが必要であると思います。今、市の防災計画の津波の想定は非常に柔らかなもので、日本海の活断層による地震(マグニチュード7.7)が豊岡に最も被害をもたらすという想定になっています。また、それに起因して起きる津波は、正確に覚えていませんが一日市の辺りで10センチメートルくらいだったと思います。津波の被害はほとんどないという前提になっていますので、専門家の意見を聞いて、見直しをしっかりする必要があると思っています。

Q11 海の近くに住んでいる人は精神的に不安が高まっていると思いますが、メンタルケアが必要ではないですか。
A11 ご安心くださいとは言えませんし、その意味では備えあれば憂いなしということでしょうから、津波対策を再度検証して、実地に即した避難訓練などを行い、そういう中で気持を和らげていくしかないと思います。

Q12 せっかく昨日防災研修を予定されていたのですから、中止することなく、市民に注意を喚起するべきではなかったですか。
A12 いろいろな考え方があると思いますが、当面は被災地をどうするかだと思います。時間的な順序として、まずは被災地支援に全精力をあげるという、今はそういうタイミングだと思います。

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