市長定例記者会見(平成22年9月30日)

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ページ番号1003674  更新日 平成30年5月23日

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9月30日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成22年9月30日(水曜日)午後2時~2時45分

場所

市政記者クラブ室

会見事項

  1. 市長のフランス・フィンランド出張
    セールスマン中貝市長の旅(資料1-1、1-2)
  2. 10月8日(とよおかの日)中学生ボランティア大作戦
    市内中学生2,600人の力を結集(資料2-1、2-2)
  3. 図書館出石分館・出石子育てセンター移転整備が完成
    より快適な集いスポット完成(資料3-1、3-2、3-3)

質問・回答(発言記録要旨)

(1)市長のフランス・フィンランド出張 セールスマン中貝市長の旅
〔関連の山陰海岸ジオパークについて〕

Q1 山陰海岸ジオパークの世界ジオパーク認定に向けた最終段階の意気込みはいかがですか。
A1 期待しています。これまでの審査の状況から見て特に大きな問題点というのは指摘されていませんので、それなりの評価をいただいているものと考えています。
 8月の審査の折に、私は審査員にずっとついていたのですが、全体の雰囲気、その場その場のやり取りから見て、山陰海岸ジオパークをしっかり評価していただいていると思っています。
 ですから、いい結果が必ず出るものと信じています。

Q2 世界ジオパーク認定に向けてのライバルはいくつあるのですか。
A2 世界ジオパークにいくつしか認定されないということはありませんし、日本では山陰海岸ジオパークしか申請していませんので、ライバルというのは特にありません。
 各国から申請しているそれぞれが水準に達しているかどうかということだと思いますので、ライバルはありません。
 ひたすら山陰海岸ジオパークが世界ジオパークにふさわしいかどうかです。

Q3 山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに認定されたら、日本では4番目ということですか。
A3 そうです。

Q4 山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに認定された時、市の対応はどのようになりますか。
A4 今回は豊岡市としてより、地域としてやってきていますので、山陰海岸ジオパーク全体としての対応になります。
 したがって、山陰海岸ジオパーク事務局のある但馬県民局で、報道機関の皆さんに対応することになります。
 豊岡市も副市長が県民局に行って、喜びのバンザイをするつもりでいます。

Q5 但馬県民局では、どのように発表を受けられるのでしょうか。
A5 私が、まず第1報を但馬県民局長に入れますから、そこで職員がバンザイをするでしょうし、市のマスコット「玄さん」も必ずいると思います。

Q6 山陰海岸ジオパークの発表は、皆さんが但馬県民局に集まって待つのですか。
A6 関係する地域が3府県ありますので、京都府や鳥取県とどのような打合せになっているのか知りませんが、それぞれだとすると、私から但馬県民局に認定結果の連絡を入れた後、京都府と鳥取県の関係者に直接電話を入れることになると思います。

Q7 2つお願いがあるのですが、1つはギリシャで世界ジオパークの認定を受けられるのを動画で撮ってきていただきたいということで、もう1つは但馬県民局が認定の連絡を受けられた時、中貝市長はおられないので、話すことができる「玄さん」が来て欲しいと思います。
A7 動画の件は、ビデオカメラを持っていって撮ってきます。「玄さん」の方は観光課に伝えて、話せる「玄さん」を用意します。

Q8 山陰海岸ジオパーク推進協議会の会長は中貝市長ですが、副会長などの役職の方はどなたですか。
A8 副会長は構成市町長で、幹事長が但馬県民局長です。

Q9 山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに認定されたら、市長は何かコメントを送ってきていただけるのですか。
A9 はい、準備をしています。

Q10 第9回ヨーロピアンジオパーク会議で松原典孝研究員が山陰海岸ジオパークの発表をされますが、その映像・写真もいただけませんか。
A10 分かりました。向こうの環境にもよりますが、その辺は一式現地から送るようにします。

Q11 山陰海岸ジオパークの発表が4日にずれ込んだ場合、次のパリでの用務に差し支えるのではないですか。
A11 たぶんそれは大丈夫だと思います。3日の会議がずれ込むということですから、ずれ込んでも4日の朝には結果が出ると思います。多少ずれ込んでも大丈夫なように、パリには午後の便で発つことになっています。

Q12 会議が長くなるような懸案事項があるのですか。
A12 山陰海岸ジオパークについてはないと思いますが、他の候補地がどういう状況なのか分かりません。

Q13 山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに認定された後、スパンの長い催しなど考えておられますか。
A13 今、検討しています。例えば世界ジオパークネットワーク加盟記念事業ができるでしょうし、前からジオ・ウォークもありますし、ジオツアーなども考えられます。

Q14 今までに世界ジオパークに認定された3カ所は遠くの所なので、西日本ではジオパークという用語自体が知られていないように思いますがいかがですか。
A14 兵庫県にとっても同様で、但馬地域の北部の私たちの方では盛り上がっていますが、神戸市の方では知られていないので、神戸市でのアピールも必要になってくると思います。

Q15 山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに認定されなかった場合、3度目のチャレンジはできるのですか。
A15 もちろんできると思いますが、すぐには難しいと思います。
 駄目だった場合は、いろいろな課題があって駄目になる訳ですから、それを克服するのに1年でというのは、むしろ向こうの側から認めないと思います。ここまで来て落ちるというのは、よほど問題点があってでしょうから。
 ただ、万が一、駄目になっても、それであきらめるというようなものではないと思いますから、その時は当然再チャレンジします。

Q16 ギリシャにおられる中貝市長に直接電話をかけさせていただくことは可能でしょうか。事務局長も可能でしょうか。
A16 可能です。皆、携帯電話を持っていきますから、事務局長の濱西参事も話すことができます。時差さえご配慮いただいたらと思います。
 私は、向こうで伝えることを伝えてしまえば、あとはいくらでも取材に応じます。

(3)図書館出石分館・出石子育てセンター移転整備が完成 より快適な集いスポット完成

Q1 図書館出石分館と出石子育てセンターは増築したのですか。改装したのですか。
A1 出石総合支所の中を改装しました。

Q2 かなり広いスペースですが、改装前は何があったのですか。
A2 出石総合支所に入って左側の奥のスペースが、本庁への事務の集約によって空きましたので、ここに図書館を作り、教育委員会分室だった所を子育てセンターに変えました。
 これは、市町合併前からの計画で、どうしても職員数が減り、本庁集約という方法が決まっている中で、まちのにぎわいが失われることを防ぐために空いたスペースを整備していくことになっています。公民館か図書館分館かあるいは子育てセンター・子育て支援の場、これを柱にそれぞれの地域特性に合わせて整備をする方針を立てています。

Q3 齋藤隆夫さんのこのようにまとまったコーナーのようなものは、豊岡市では他にはないのですか。
A3 初めてです。齋藤隆夫顕彰会の施設も一応ありますが、一般公開されていませんし、普段行って資料を見ることができる所ではないです。
 資料の保管の関係や各分館の特色を出したいということもあって、出石なら齋藤隆夫さんだろうということになりました。

Q4 おはなしの部屋というのは、読み聞かせの部屋ですか。
A4 そうです。紙芝居などもします。

〔会見事項以外〕平成16年台風23号災害メモリアル事業について

Q1 10月20日が近づいてきますが、台風23号災害のメモリアル事業関係資料もいただけますか。
A1 はい、分かりました。

Q2 今年は何か考えておられますか。
A2 日高町浅倉で被災者追悼の集いがあるのと、夕方から防災センターでセレモニーをした後、夜間の防災訓練をします。
 それから、大石りくまつりの時に、豊岡小学校のグラウンドで自衛隊が炊き出しをしたり、展示をしたりします。
 今年の特色は夜間の防災訓練です。

〔会見事項以外〕ラムサール条約湿地潜在候補地の選定について

Q1 円山川流域がラムサール条約湿地潜在候補地に選定の動きは、今後どのような展開になりますか。
A1 今、環境省の内部の候補地の中には入っています。それは、かなり多めに入っていますので、これから具体的な拾いあげがなされていくと思います。
 条件の中に環境省所管の法律によって保護されているということがあり、鳥獣保護の特別保護区を設定することが想定されます。今後、その条件について、他の法律によって基準をクリアできる方法を探っていき、具体的に狙いを定めた作業に入っていきます。
 地元の盛り上がり、理解というのも条件ですので、どこかのタイミングで議会に賛成の決議をあげていただくなども行います。市民の理解を深めていくことも必要ですから、ラムサール条約とはそもそも何なのか、メリット、デメリットなど、市民への意識啓発をしていくことになります。実質市民の皆さんに受け入れてもらうことが1番で、特に鳥獣保護区となどを設定することになると、その地域の人たちの理解を得られないとできませんので、そういった作業をしていく必要があります。
 日本独特のルールで、法律によってそこの保全が担保されているということがあり、例えば六方田んぼのような、つまりコウノトリの野生復帰にとっては私たちこそが一番頑張ってきたみたいなところが、なかなかその基準に合わないということが起きています。
 今は、戸島湿地を中心に円山川下流域でということで話を進めているわけですが、単に円山川下流域の人々の理解だけでなくて、市全体の理解を得る努力をしていく必要があります。私たちは、ラムサール条約の情報自体を市民の皆さんに十分お示ししていませんので、残された課題だと思っています。
 現在、市職員を環境省からの依頼でラムサール条約の所管部署に派遣しています。

〔会見事項以外〕中華人民共和国浙江省でのコウノトリを介した国際技術協力について

Q1 今回、NPOの要請で、中国にコウノトリを育む農法を教えに行かれましたが、今、日中関係がこういう形になっていて、どういう心境でいらっしゃいますか。
A1 個人的には多くの人と同じ気持でいますが、長期的にとらえるべきだと思っています。
 コウノトリ育む農法を向こうに持っていくという話の前提として、中国の環境問題は大問題で、中国の環境問題が解決されない限りは世界の環境問題も解決されないぐらい重いものです。例えば、コウノトリはシベリアで繁殖して、中国長江中流くらいまで越冬してきます。あるいは日本に飛んで来たりする場合でも、その間に中国を通るわけです。
 ところが中国は、貧しい地域の農家の人たちが現金収入を得るために殺草剤を撒きます。ガンやカモが飛んでくると、砂肝の中に小さい粒を取り込むのですが、殺草剤を間違えて入れて死んでしまいます。コウノトリも同じことが起きてきます。コウノトリの場合は、これは何年か前に行った時に見た話ですが、ドジョウとかに農薬を注射して、それを食べさせて、死なせる。それは剥製(はくせい)として高く売れるからで、ガン・カモなどはそのまま香港などに材料として売られていくようなことが起きています。
 黄河が干上がるようなことが起きていることは、地球にとって由々しき問題で、中国自体が環境問題にしっかり取り組むことが日本の生物多様性にとっても非常に重要なことですから、この取組みを通じて、環境経済戦略という考え方と実践が中国に伝わるということは非常に意味があると思っています。
 日本のためでもあるわけですから、豊岡市のできる貢献として、きっちりやっていきたいと思います。

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