市長定例記者会見（平成22年12月1日）

ページ番号1003671　更新日平成30年5月23日

印刷大きな文字で印刷

12月1日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成22年12月1日（水曜日）午後1時30分～

場所

市政記者クラブ室

会見事項

情報発信戦略事業の実施状況
「小さな世界都市・豊岡」に向かって、一歩一歩前進（資料1-1、1-2、1-3）
「コストを意識した行動指針」の策定
常に創意工夫・改善を意識（資料2-1、2-2）
豪雨被災地・奄美市に豊岡の元気を伝達
JACフェスティバル in AMAMI2010「きばりんしょろう！奄美」（資料3）
宇宙航空研究開発機構（JAXA）訪問＆応援メッセージ
コウノトリが取り持つご縁（資料4-1、4-2）
その他
1. コウノトリの恵みカフェin東京タワー
  環境を良くすることで生まれた物産品（資料5-1、5-2、5-3、5-4、5-5）

質問・回答〔発言記録要旨〕

（3）豪雨被災地・奄美市に豊岡の元気を伝達　JACフェスティバル in AMAMI2010「きばりんしょろう！奄美」

Q1　ごみ処理のノウハウの話なのですが、それは紙ベースで、まとまったものがあるのですか。
A1　大きな水害があるとその度にそこのトップにファクスとメールで同じものを必ず送ります。それは、こういう時のトップの心構えで、本にもなっています。
　災害の時はごみが大変なのです。災害の時のごみ処理補助金は最初見込みで出すのですが、実際のごみの量はそれよりも多かったりしますので、いったいごみがどれくらい出てくるか積算するノウハウが入っています。
　水に浸かって分別できていないごちゃまぜのごみだと、後がとても大変です。畳などもすぐ発酵し始めるし、腐り始める。ところが仮置き場に出す時に分別を求めると市民は激怒します。しかし、分けないと後の最終処分がとても大変なので、極力分別を求めるべきであるとか、それがとても難しい時は、収集する時に畳は畳、家電は家電と分けるようにすることや、現場に人が立っていて、その車はそっち、その車はこっちというようにすると分別ができるなども記載しています。
　また、スーパーなどでお店の物が浸かってしまったとき、産業廃棄物になるとごみ処理補助金の対象外となります。豊岡市にとっては大問題で、当時、小池大臣にも直訴しました。その結果、家の中で暮らしている人がいて、家の方の物も店の方の物もぐちゃぐちゃになって分別が不可能だと市町長が判断したものならば補助金の対象とするということが、あの時初めて出ているのです。いろいろ細々したことがあるので、それは別途うちのごみの担当課長から向こうのごみの担当課長へ、そういうノウハウをお伝えします。これはとても喜ばれます。

Q2　平成16年の台風23号の後、すぐに災害対応ノウハウをまとめられたのですか。
A2　まとまったのは、2、3年後でした。全国のノウハウが埋もれていくので、豊岡市から過去の被災地に声を掛けて、成功例、失敗例、教訓というのを全部集めてもらって、それを時系列にまとめた本を作ったのです。
　「水害現場でできたことできなかったこと　被災地からおくる防災・減災・復旧ノウハウ」という本で、これは行政に頼んで作ってもらったら5千冊までは売れたと分かっているのですが、それ以降はただお礼を言われるだけです。最初の計画で印税は入らないことになっています。同じ内容のエッセンスは、国土交通省のホームページの一角を借りて、「水害サミットからのメッセージ」として、誰でも閲覧できるようになっています。豊岡市のホームページからもリンクできるようになっています。

（4）宇宙航空研究開発機構（JAXA）訪問＆応援メッセージ　コウノトリが取り持つご縁

Q1　宇宙ステーション補給機「こうのとり」への応援メッセージは、豊岡市教育委員会から依頼されて、市立の全小中学校が送ることになったのですか。
A1　教育委員会を通じて、「子どもたちに、宇宙ステーション補給機の愛称が『こうのとり』になったよと伝えてほしい。できれば応援メッセージを書いてほしい」と、そのような働きかけはしました。

Q2　宇宙ステーション補給機「こうのとり」の壁面にコウノトリの絵を描いていただくことはできないのですか。
A2　完成しているので難しいと思います。

Q3　子どものメッセージや市長がいつもプレゼントしているお守りなどを宇宙に持っていっていただくことはできないのですか。
A3　宇宙ステーションの人たちに、コウノトリのまち・豊岡の子どもたちのメッセージやプレゼントを届けるということは、実現するかどうかわかりませんが、JAXAに行った時にお願いします。

Q4　宇宙飛行士に千羽鶴ではなく、千羽コウノトリを届けるのはどうでしょうか。
A4　コウノトリ自体の折り紙はありますから、そのことも話してみます。

Q5　JAXAからコウノトリの写真をくださいと言ってこられて、写真はすでに行っているのに、また持って行かれるのですか。
A5　コウノトリの写真をJAXAの理事長室に飾っていただきたいということで持って行きます。

〈会見事項以外〉鳥取豊岡宮津自動車道について

Q1　市長は但馬地域高規格道路推進協議会の会長も務めておられるので伺いたいのですが、今月の12日に餘部道路が供用開始になりますので地域に与える影響を教えてください。
　また、鳥取豊岡宮津自動車道の大部分が未整備ですが、残りの区間整備に向けての働きかけ、活動がありましたら教えてください。
A1　餘部道路の供用開始により一体感は強まると思います。山陰海岸ジオパークが世界ジオパークの認定を受け、物理的な移動も大切なことですが、こういう交流基盤を作ることが大切ですから、その重要な要素が一歩前に進むということです。地域の中の一体感を強めると同時に外からの交流を支える基盤が大きく前進するという意味で、まず山陰海岸ジオパークにとって大きな成果です。同時に、但馬全体の北近畿豊岡自動車道と鳥取豊岡宮津自動車がネットワークされて、初めて価値があるのです。横につながっても豊岡まで来ないと自動車道に乗れないとなると、北近畿豊岡自動車道も延ばしていかなければならないので、この2大動脈が連結されて初めて意味を持つわけで、そこへの大きな一歩だと思っています。
　鳥取豊岡宮津自動車道は兵庫県の事業で、それに対して国が補助をしています。兵庫県にとっては最重要道路と位置付けていただいているくらい予算もつぎ込んでいただいているので、県の方は良いのですが、問題は国の方です。今の政権になってから、特に公共事業に対する風当たりを一層強めておられる中で、はたして予算が確保されていくのかどうかが大きな課題です。これまでにも但馬の市町長が何度か民主党本部にお伺いし、政務三役に会ってここの道路がどのような価値を持っているかを訴えてきました。
　併せて、北近畿豊岡自動車道は国の直轄ですから、こちらに対する働きかけもしてきました。政権交代の時、一時凍結状態になりました。それは用地国債という形で、つまり、国は土地を買わないけれど後で買うという約束をするから、兵庫県土地開発公社に代わりに買っておいてということで、土地を買う国の予算はゼロでも土地を買うことができ、いよいよ事業をしますという時に国が買うことになります。何とか当面の危機はクリアできて、八鹿から豊岡南までが用地買収に入っていますが、問題はその次なのです。豊岡南から鳥取豊岡宮津自動車道までの間は新規の路線になりますので白紙なのです。非常に心配していますから、絶えずそこは働きかけをしています。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe（R） Reader（R）」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト（新しいウィンドウ）からダウンロード（無料）してください。

より良いウェブサイトにするために、ページの感想を聞かせてください。

このページに関する問合せ

市長公室秘書広報課広報戦略係
〒668-8666　豊岡市中央町2番4号
電話：0796-21-9035　ファクス：0796-24-1004
問合せは専用フォームを利用してください。