市長定例記者会見(平成23年3月1日)

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ページ番号1003665  更新日 平成30年5月23日

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3月1日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成23年3月1日(火曜日)午後1時15分~

場所

東庁舎別館 2階 会議室

会見事項

  1. こうのとりスタジアム スコアボード改修記念点灯式開催
    羽ばたけ 夢に向かって(資料1-1、1-2)
  2. 市立図書館の利用状況・催し
    利用者に愛される図書館をめざして(資料2)
  3. 特急「こうのとり」誕生・豊岡をPR
    人と幸せ運ぶコウノトリ(資料3)
  4. 上限200円バス(路線バス)の試験運行【新年度予算案】
    持続可能な公共交通を目指して(資料4)

質問・回答(発言記録要旨)

(3)特急「こうのとり」誕生・豊岡をPR 人と幸せ運ぶコウノトリ

Q1 JRの3月のダイヤ改正は3月12日になっていますが、新型車両の歓迎式典は計画されていますか。
A1 3月12日から、名前は特急「こうのとり」に変わりますが、朝の便などは前のままの車両です。新型車両の特急「こうのとり」は、JR新大阪駅を午後2時過ぎに出て、豊岡駅に午後4時過ぎに到着することになります。この新型車両の特急「こうのとり」が新大阪を出発する時にJRが出発式をされます。私もそのセレモニーに参加をし、出発する時に特急「こうのとり」に乗車し、豊岡まで帰ってくることを考えています。市ではこの特急「こうのとり」の到着に合わせて、歓迎セレモニーを行います。
 セレモニーについては、JRとの調整も必要ですし、改めて皆さんに情報提供させていただきます。

Q2 特急「こうのとり」と豊岡をPRする車内吊り広告ですが、2府4県を走る列車の車内にするのですか。列車の1編成に付き1枚を吊るのですか。
A2 JRアーバンネットワークエリアを走る列車の車内広告ですから、滋賀県、大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、兵庫県が入っていて、2府4県を走っています。車内吊り広告は、1編成に1枚ではなく、1車両に付き1枚です。

〈会見事項以外〉コバス(コミュニティバス)について

Q1 県の行政改革の関係でコミュニティバスの県補助が変わりました。
過疎法などで指定された地域はこれまでどおりの補助率ですが、市街地などのコミュニティバスの補助率が下がり、豊岡市ではコバスに影響があると思いますがいかがですか。
A1 県の補助率が下がること自体が大変残念なことだと思いますし、地域社会が全県下的に崩壊しようとする時に、そのコミュニティを支える支援を小さくするということはいかがなものかと思います。
 コミュニティバスがなぜできたかということをお分かりになっていないのではないかという気がします。都市部であれば路線バスがあり、町中にはけっこう人が住んでいます。しかし、コミュニティバスというのは、高齢者や障害のある方などが大通りまで出て行けないということに端を発して、武蔵野市でスタートしたバスなのです。コミュニティバスは、小さなバスで大通り以外の所も走っていきます。
 さらにインナーシティ問題(ある地域における人口の減少・高齢化・経済基盤の沈下・失業問題・建造物の老朽化など、市街地の衰退現象や環境悪化などの問題)があちらこちらで起きています。
 本市のコバスは、高齢者や朝は高校生が乗り、障害のある方も作業所に行くために利用されています。同じような利用状況にあって、中心市街地での運行と周辺地域での運行というだけで比較するのは配慮が足らないと思います。
 さて、市はどうするかということはしっかりと検討したいと思いますが、基本的には市民の足を守るということが、豊岡市のスタンスです。イナカーもその視点でやってきました。しかし、あまりに利用者数が少なく、1便1人も乗っておられないものについては、減便や休止をやむを得ず行っていますが、そのような場合でもなおチクタク奥山(地域が主体となって運行する乗合タクシー)のようなことをして、何とか努力して市民の足を守ろうとしていますので、その基本的な線に沿った検討をすることになります。

〈会見事項以外〉地域政党について

Q1 地域政党・首長が中心となる首長政党についての市長の思いはいかかがですか。
A1 地域政党について、自分が関わることに全く関心がありません。
 豊岡市に関して言うと、ご理解をいただいて多くの議案は通していただいていますが、中には水道料金のように相当議論を戦わせて、一度当初案から水道料金を下げて、さらに下げるようなことをしていますので、このように今ある議会との議論の中で十分適切な答えを出せると思います。
 地域政党をトップが作るということは、全国的なものを考えるのは別にして、例えば、本市で私が市長派の党を作るということはおかしくないですか。つまり、徹底的に議論を交わしましょうという場で、市長の党ですという人が議会に出てきて、多数派を占めようとするのは基本的には健全な姿とは思いません。

〈会見事項以外〉コウノトリの放鳥について

Q1 コウノトリの放鳥が養父市や朝来市、また県外の市で計画されていますが、コウノトリの拡大についてどういう思いを持っておられますか。また、豊岡市として何ができますか。
A1 まず、基本的に豊岡市として良しとするかどうかの話があると思いますが、これは良いことだと思っています。
 コウノトリの生息区域は放っておいても広がっていくはずですし、行く先々でコウノトリが意識を変えています。コウノトリが来てくれたら、もっと長く居て欲しいと思って、有機農業が広がるということが起きていますから、意図的にそういうことをしていくということは日本全体のためにも良いし、そのことによって豊岡自身の認知度もさらに上がると思います。珍しさがなくなるという面は豊岡だけのことを考えるとマイナスになるかもしれませんが、結局はスタートは豊岡だということになって、全体ではむしろ豊岡の認知度は上がるのではないかと思います。
 もともと日本各地に居た鳥ですから、豊岡の運動がそこまで広がって、日本の中にコウノトリが戻ったとなると、これは豊岡にとっても大変な誇りになるだろうと思っています。
 その上で豊岡は何ができるかということですが、これは経験をお伝えするということです。最近コウノトリの野生復帰の主体は誰だろうと考えてみました。コウノトリを管理しているコウノトリの郷公園がコウノトリを放すということで、事業主体は狭い意味では兵庫県なりコウノトリの郷公園です。しかし、よく考えてみたら、コウノトリの野生復帰ということは、コウノトリがこの地に定着して、この地で卵を産んで、ヒナを孵すという、そういうことです。それが実現するということは、コウノトリが生活できるように有機農業が広がるということであり、川が自然の形になって生き物が増えるということであり、環境が向上し、そこに住んでいる人たちが人間とコウノトリ、人間と生きもののことを真面目に考えて行動するということです。本当の意味での事業主体は地域社会そのもので、その中にコウノトリの郷公園、国土交通省、市役所の職員、農業者、子どもたちがいる、そういう豊岡自体が豊岡の野生復帰の事業主体です。これから各地でコウノトリの野生復帰に取り組まれる時に、そういう意識でもって、そういう地域が取り組まないとうまくいかないと思います。豊岡がしてきたオリジナリティというかユニークだった点はそこをしてきたことだと思います。そういうノウハウや経験をお伝えすることが豊岡のできることだと思います。
 なおかつ、豊岡が優位性を保つ道は何なのか、大きな課題です。それは1つは知の集積だと思っています。遠い将来コウノトリだらけになった時に、生物多様性の保全などの知の部分で豊岡がリードしているということをやっていく必要があると思います。

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