市長定例記者会見(平成22年8月6日)

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ページ番号1003676  更新日 平成30年5月23日

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8月6日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成22年8月6日(火曜日)午後1時15分~2時

場所

市政記者クラブ室

会見事項

  1. 「第4回コウノトリ未来・国際かいぎ」参加者募集
    国際生物多様性年 未来に向けて豊岡から世界へ発信(資料1-1、1-2、1-3)
  2. 「第31回兵庫神鍋高原マラソン全国大会」開催
    ランナー、応援者、スタッフ、みんなで楽しむ大会(資料2-1、2-2)
  3. 新庁舎建設に伴い、本庁舎部署の移転始まる!
    平成25年春まで仮住まい(資料3)

質問・回答(発言記録要旨)

(1)「第4回コウノトリ未来・国際かいぎ」参加者募集 国際生物多様性年 未来に向けて豊岡から世界へ発信

Q1 「第4回コウノトリ未来・国際かいぎ」の中の自治体会議はどのように開催されるのですか。
A1 現在コウノトリは、あちらこちらに飛んで行っています。大崎市(宮城県)や越前市(福井県)に行ったり、四国では愛媛県の西予市、伊予市や今治市に飛んで行っています。これらの市町に集まっていただいて、今後の連携などを話し合っていこうと思っています。これまで個別にやりとりはしているのですが、このようなつながりはおそらく増えていくだろうと思いますから、一度このあたりで、今現に関係ある所が集まって、情報交換をしたり、さらにどういうふうにつながりを深めていくのかなどについて、話し合いをしようと考えています。

Q2 自治体会議にはどれくらいの自治体が参加されるのですか。どこが参加されるのですか。
A2 今、調整中ですが、だいたい8市町前後を参加対象にしています。参加が確定しているのは、福井県越前市と愛媛県西予市です。あとは、佐渡市(新潟県)、大崎市(宮城県)、出水市(鹿児島県)など、従来から関係のある市町です。

Q3 自治体会議の参加市町は、佐渡市などを除くとコウノトリが飛来して、そこで保護活動を行っているような市町ですか。
A3 はいそうです。コウノトリの飛来がきっかけになって、環境に配慮した農業や環境保全行動が始まった市町です。

Q4 基調講演では、中貝市長は何か新しいことを話されるのですか。市長が講演されるのは何回目くらいですか。
A4 一番想いを持っている人が話すべきだと押し切られて基調講演をすることになったのですが、少なくともこれまでの歩み、次に何を目指していくべきなのかということをお話することになると思います。
 何回目の講演になるのかはわからないです。コウノトリ関係の講演だけで、年間40~50回あると思います。

Q5 具体的にはこれから文案を作られると思いますが、「コウノトリ宣言」の内容はどのようなものですか。
A5 コウノトリの野生復帰がもたらしたものは、単なる野生復帰だけでなく、その地域を大きく変えているということをまずおさえます。このことが世界で注目されている最大の理由で、何かを守りました、生き残りましたではなくて、それが経済的にも、その他、誇りということでも、地域に非常に大きな影響を与えているということを一度確認した上で、世界に訴えていく必要があると思います。同時に次に我々はどこに向かっていくのかを宣言の柱にすることになると思います。

Q6 第4回コウノトリ未来・国際かいぎの主管の実行委員会は、どのような方たちで構成されていますか。
A6 実行委員長は、公益財団法人山階鳥類研究所所長の林 良博さんです。あとは、保田 茂さん、兵庫県但馬県民局長、但馬ふるさとづくり協会理事長の宮垣和生さん、コウノトリの郷公園の園長が入られていましたが亡くなられましたので、そこは空席、私も入っています。

Q7 第4回コウノトリ未来・国際かいぎは、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)の直後に開催されることになりますが、COP10との関連はどのようなことになりますか。
A7 1つは、COP10のはしご(COP10に参加後、次に豊岡の会議に参加)を狙っています。コウノトリの取組みは、生物多様性保全の日本の代表的な成功例なのです。ですから、フィールド・現場を見ませんかというのがうたい文句で、世界中・日本中からCOP10の会場に来られて、いろいろとされるわけですから、その成功例をどうぞと、そこで本市をアピールしようとしています。
 「第4回コウノトリ未来・国際かいぎ」の基調講演をパバン・スクデフさんにお願いしているのもそのあたりを意識しているということで、抽象論ではなく、具体論を見てもらおうとしています。
 また、生物多様性条約の事務局長のジョグラフさんから、豊岡モデルは国際社会の注目に値するという手紙が来て、ぜひ世界の人に紹介したいということでした。そこで、機関誌「SATOYAMA」に載せる原稿として、豊岡の取組みを1500ワード(単語)くらいで、写真と一緒に紹介しているものを作り、今日事務局に送っています。その機関誌がCOP10の時に配られ、国連総会でも配られますので、絶好の本市アピールになると思います。

Q8 国連総会は9月ですね。オープンにしてもよい機会を捕らえて、その内容を明らかにしていただけませんか。一番良いのは、国連総会に出されるものが入手できたら欲しいのですが。海外に向けては、すでに出ているのですか。
A8 国連総会に出されるのが最初なので、海外でもまだ出ていないです。国連総会の前には冊子が出来上がって、本市にもいただけると思いますので、入手でき次第、皆さん方にも提供させていただきます。

(3)新庁舎建設に伴い、本庁舎部署の移転始まる! 平成25年春まで仮住まい

Q1 現本庁舎の3階は残せるようになったのですね。どのような感じ(用途)で残すのですか。
A1 現本庁舎の3階は、どの程度の頻度、荷重ならよいのかなど、その辺はまだこれからですが、基本的には人が出入りしてよいということです。どういう使い方をするのかは、これから詳細をつめていきます。

Q2 神道親導教の土地の買収はどうなっていますか。
A2 協議中です。売買交渉ですので、相手の検討状況に合わせる形で協議をしています。

Q3 買収できた場合は、市役所の駐車場とか防災公園に使うのですか。
A3 名称は防災公園です。いざという時に災害対策として使います。平常時は、市役所本庁舎の駐車場として使用します。

〈会見事項以外〉世界ジオパーク委員による山陰海岸ジオパークの現地視察について

Q1 山陰海岸ジオパーク現地視察では、世界ジオパーク委員がしきりにコウノトリの話をされていたようですが、いつも話されているようなことを委員に伝えられたのですか。
A1 そうです。しかし、最初に少しジオ(地形等)との関係を話しました。そもそもなぜここが湿地になって、コウノトリの生息地になったのかというと、2つ要素があって、1つは円山川の河川勾配が1万分の1で、ほとんど水平状態になっていて水はけが悪いこと。2つ目は、盆地の構造がボトルネックになっていること、つまり、ビンの首みたいに先が細くなっていることです。コップやバケツに水を入れて逆さにすると、あっという間に水は落ちます。一升瓶は先が細くなっているから、水はなかなか落ちません。盆地全体がそのようになっているのです。この2つが要素になって絶えず水があふれ、それが湿地形成の基礎になっています。だから、コウノトリがいて、これまでもいました。
 世界ジオパーク委員が一貫して言っておられたのは、ジオパークは地学ではない、あるいは、地形・地質ではなく、要素でしかないと話されていました。つまり、地形や地質というものがどこの地域でも与えられていて、その地形や地質に適応するように生き物が生きていくわけです。砂漠みたいな所には砂漠に適応する生き物がいて、湿地には湿地の生き物がいる。その環境に適応して生きていきます。そのまるごとのものに人間が適応して暮らしを作り上げていったり、文化を築き上げています。そのことを学ぶ、説明することがジオパークだと、委員の一貫した意見で、今回の現地視察を通じて、至る所で言われていました。コウノトリはそれがお手本どおりにできていると。湿地があって、コウノトリやいろいろな生き物がいる生物多様性があって、それに適応するように人間の暮らしがあったのだけれど、人間はそこの暮らしぶりを変えてしまって失ってしまった。それをもう一度元に戻す。しかもそれが地域の活性化に役立っている。ジオパークもそのことによって地域の活性化を狙っているということが非常に大きく、コウノトリでは実現していますので、委員の心を打ったのではないかと思います。

Q2 山陰海岸ジオパークのことは、10月の世界ジオパークの会議の議題になるのですか。
A2 議題に乗るのは間違いないと思います。世界ジオパークの認定をする会議は、1年に1回するのがルールで、今年は、マレーシアのランカウイで開催されました。ところが今年は申請件数が多いので、もう一度10月3日にギリシャですることになったのです。議論が紛糾して次に延びる可能性もありますが、可能性としては非常に小さいのではないかと思います。

〈会見事項以外〉100歳以上の市民の確認について

Q1 各地で話題になっていますが、100歳以上の方の行方不明者は、豊岡市でありますか。
A1 ありません。

Q2 行方不明者があるかどうか調べたのですか。
A2 調べてあります。調べてあるというのは、今話題になったことを受けて調べているのではなくて、そもそも何のために100歳以上の方の所在を確認しなくてはいけないのかというと、お祝いするためなのです。
 豊岡市は、100歳以上の方について、敬意を表して市長の記念品を高齢者月間の頃にお渡しするために所在を確認しているのです。
 昨年の訪問時点では、100歳以上の方は52人です。その内施設入所の方が11人、自宅におられて訪問している方が41人。41人の訪問時に直接本人に面接できなかった方は3人です。しかし、この方々は家族に所在を確認していて、かつ介護保険サービスの利用者ですので、いらっしゃることは間違いないです。
 今日現在で100歳以上の方は70人で、9月1日から3日に訪問する予定です。

Q3 県が市町に対して、100歳以上の方を調べる指示を出そうとされているようですが、そうすると9月の訪問を待たずに調べに行かなければならないのではないですか。
A3 調べに行きません。行政はどなたかが亡くなれば届出が出てくるのが普通で、いちいち「この99歳の方は生きていますか」と確認はしませんし、そんなことをするのはおかしいです。
 基本的に、市民は行政と関係なしに自分で暮らしておられるわけで、行政はその方々の生存や行方が不明ということがあればその捜索をするということがあっても、それ以上のことはすべきではない、不当な介入はする必要がないと思っています。
 しかし、先ほど言いましたように、100歳以上の方については、「本当に長生きで素晴らしいわ」と言いたいがために確認をしているわけです。それ以上のものではないので、ひょっとしていなくなっていたらということが気になるのであれば99歳は確認しなくていいのか、88歳はいいのかという議論になります。
 県から確認要請があったとしても、どのくらい強い要請かによるでしょうが、何かあった時にそのメッセージに基づいて行動すれば足りると思っています。豊岡市では、100歳を越えた長寿の方に精一杯敬意を表するお祝いの中で確認するということが本来ではないかと考えています。所在確認はご本人のためではなくて、その家族が隠して年金を不正受給していないかどうか確認しなさいということですから、とても失礼なことです。

Q4 100歳以上の方をお祝いする事業名はなんですか。
A4 豊岡市長寿祝福事業です。

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