多文化共生ワークショップを開催しました

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ページ番号1023447  更新日 令和4年8月18日

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多文化共生ワークショップ~地域で働くこと、子育てすること~

 8月6日、豊岡稽古堂3階で「多文化共生ワークショップ~地域で働くこと、子育てすること~」を開催しました。日本語学習支援者など合計14人が参加しました。

 芸術文化観光専門職大学 飛田先生の進行で、ゲストスピーカーの2人のお話を聞いていきます。

 まずは、中国出身の稲垣 萌さんのお話から始まりました。彼女の出身地である中国の地理や文化などの紹介の後、中国版「めんこ」遊びを教えてもらいました。中国の「めんこ」は、正方形ですが、ルールは同じで相手の「めんこ」をひっくり返したら勝ちです。今回は、折り紙を使ってカラフルな「めんこ」を作り、それぞれのテーブルごとに行ってもらいました。皆さん、どうやったらいいか考え、楽しんでいました。
 その後、稲垣さんがなぜ日本に来たのか、技能実習生として日本に来るまでに家族とどんな話し合いをしたのか、父親に反対されたことなど、詳しく話してくれました。現在は、日本人と結婚し、子どももいて、日本で生活しています。

中国版めんこ
中国版めんこの作り方を説明する稲垣さん

 次は、フィリピン出身の金城ジーナさんのお話です。同様に、彼女の出身地であるフィリピンの地理や文化などの紹介後「ピックアップスティック」という遊びを教えてもらいました。竹串の先に色を付けたものを使い、点数を競う遊びです。ルールを聞きながら、皆さんで楽しそうに取り組んでいました。
 その後、フィリピン時代の生活、家族、小学校、中学校などの話をスライドと共に話し、日本に来たいきさつへと話が移っていきました。ご主人と出会った時のこと、弟さんのこと、日本とフィリピンの違いでいろいろと考えたことなどを話してくれました。

ピックアップスティック
ピックアップスティックの遊び方を説明する金城さん

 最後に「権利の風船」というワークを行い、それぞれが大事に思っているものの優先順位、現在それに関してどれぐらい満足しているかの割合などを発表しました。基本の5つの権利(家族と一緒に暮らす権利、十分な日本語教育を受ける権利、自由に自分の意見・考えを言う権利、就労する権利、生活に必要な衣食住を持つ権利)に、各グループが必要と考える新しい権利を1つ加えて、6つの権利について考えました。
 日本語を勉強したい気持ちはあるが、仕事や家事に追われてなかなかまとまった時間が取れないので、日本語教育に関して満足度を低くしたグループがありました。家族を優先順位の上に持ってきているグループが多かったです。
 また、各グループが考え加えた権利には「遊び」「余暇」「社会参加」「母語教育」がありました。暮らすということは、働くだけでなく「遊び・余暇」の時間も大事だということがよくわかりました。

権利の風船
権利の風船ワーク

 2人とも、自分の国と日本との違いに驚くことがありながらも、周りの人にたくさん助けてもらったと話しているのも印象的でした。母語・継承語が習得できる環境があればいいという話もあり、他の参加者の皆さんからも貴重な意見を聞くことができました。今後、多文化共生を進めていくためにも、とても参考になるワークショップでした。
 豊岡市では引き続き、このようなワークショップを開催する予定です。

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このページに関する問合せ

くらし創造部 多様性推進・ジェンダーギャップ対策課 人権・多文化共生係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-0341 ファクス:0796-24-8114
問合せは専用フォームを利用してください。