2017「植村直己冒険賞」受賞者は荻田泰永さん

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ページ番号1005016  更新日 平成30年5月25日

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 平成30年2月16日、植村直己さんの母校の明治大学紫紺館(東京都千代田区)で、2017「植村直己冒険賞」受賞者発表の会見を行いました。
 今回は、2017年に日本人が挑んだ220件の冒険行の中から、南極点に単独で歩いて到達した荻田泰永(おぎたやすなが)さんが受賞しました。行程の途中、外部からの補給を一切受けない「無補給」での到達は、日本人初の快挙でした。
 荻田さんは、2000年に大場満郎(おおばみつろう)さん(1999「植村直己冒険賞」受賞者)が主宰した「北磁極を目指す冒険ウォーク」に参加したことから、北極に対する好奇心を掻き立てられ、翌2001年から15回にわたって北極行を経験し9000km以上移動してきました。今回、地球の両極を歩き、北極とは全く違う環境を持つ南極の新たな世界を見て、体験してみたいという願望から、挑戦しました。
 東京での会見の様子は、植村直己さんの母校の府中小学校にも中継され、参加した6年生児童を代表して小川政輝(おがわまさき)君が、荻田さんにお祝いのメッセージを届けました。
 なお、本賞の授賞式は、6月2日(土曜日)に日高文化体育館(豊岡市日高町祢布)で行います。冒険賞の授与の他、荻田さんの記念講演も行われますので、皆さん、楽しみにお待ちください。

受賞者の写真

南極の地形と気候

 南極は、全体が1000m~2000mの分厚い氷におおわれた大陸です。南極点は南極大陸のほぼ真ん中に位置し、標高2800mの高地です。
 南半球に位置する南極の11月は夏、しかしほとんどの地域で平均気温が0度を超えることはありません。荻田さんの挑戦の時は最低気温がマイナス23度まで下がったそうです。荻田さんは夏とは思えない気温の中、南極特有の「カタバ風」と呼ばれる内陸から吹き降ろす強風に立ち向かい、南極点を目指しました。

「北極冒険家」荻田泰永

 荻田さんは、2000年、22歳の時、海外旅行どころかアウトドアの経験も全くない状態で、冒険家大場満郎さんが主催したカナダ北極圏の冒険行に参加し、海氷上700kmを35日かけて歩く経験をしました。
 2001年から一人で何度も北極を訪れるうちに次第にそこに住むイヌイットの人々の文化や歴史、野生動物に強い関心を持ち、好奇心をかき立てられるようになりました。それ以来、18年間に15回、北極圏に行き、9000km以上を自分の足で歩いてきました。

何故南極へ?

 北極点への挑戦を続ける中で、荻田さんは地球の両極点を自分の足で歩いてみたいという願望を膨らませていきました。南極への挑戦も北極点への挑戦と同様に、無補給・単独で歩いて行く。日本人がまだ成し遂げたことのない冒険を達成することで、北極点到達へのステップにしたいと考えたのです。
 また、北極とは全く違った環境を体験し、新鮮な感動や新たな楽しみを感じたいという願望が、荻田さんの挑戦を後押ししました。

植村直己の果たせなかった「両極点に立つ」夢への挑戦

 荻田さんの最終目標は「北極点無補給単独徒歩到達」。達成すれば、両極点に無補給・単独で歩いて到達した、最初の人となります。
 地球温暖化の影響で北極圏でも氷の張らない期間が長くなっている海域が増えており、荻田さんの挑戦は年々困難な状況になっています。しかし、植村直己さんが抱き続けた「両極点に立つ」という夢を荻田さんは抱き続けておられます。そんな荻田さんに、これからもエールを送り続けていきたいと思います。

冒険の様子

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