2010年（平成22年） 豊岡市政10大ニュース

10大ニュースで見る　豊岡市の1年

生物多様性にかかる各種事業を展開し世界にアピール、国連会議などの配付資料に豊岡の取組みが先進事例として掲載（3月1日～10月29日）

　「国際生物多様性年」である今年、生物多様性にかかる各種事業を展開し、市の取組みを世界にアピールしました〔3月・生物多様性条約事務局長が来訪、生物多様性EXPO  2010に出展（大阪市）、10月・生物多様性条約第10回締約国会議関連行事、生物多様性国際自治体会議などに参加（名古屋市）〕。さらに、国連会議などで配付された資料に豊岡の取組みが先進事例として掲載されました〔「生態系と生物多様性の経済学（TEEB）」、「Satoyama」など〕。

市の教育を支える重要計画「豊岡市教育行動計画」「豊岡市次世代育成支援対策地域行動計画（後期計画）」「豊岡市学校給食施設のあり方計画」を策定（3月23日、11月16日）

　3月、子どもたちが生涯にわたって生き生きと輝く教育を目指して「豊岡市教育行動計画」を、子どもが健やかに生まれ、子育てに夢と希望の持てる社会づくりを目指し「豊岡市次世代育成支援対策地域行動計画（後期計画）」を策定しました。また、11月に「豊岡市学校給食施設のあり方計画」を策定しました。

総合健康ゾーン健康増進施設「ウェルストーク豊岡」がオープン（4月1日）

　市民の生涯を通じた健康づくりを支援するための施設として、総合健康ゾーン健康増進施設「ウェルストーク豊岡」がオープンしました。

ドクターヘリ就航。ドクターカー運行開始（4月17日、12月5日）

　兵庫、京都、鳥取の3府県共同によるドクターヘリが、4月に日本海側で初めて運航を開始しました。また、ドクターヘリが悪天候などで運航できない場合を補完するドクターカーが、但馬3市2町共同で12月に運行を開始しました。公立豊岡病院を拠点に、但馬地域の命のリレーシステムが飛躍的に向上しました。

台風9号・18号災害警戒本部を設置し、市職員を災害派遣(8月10日、10月7日)

　8月、台風9号が襲来し、災害警戒本部(本庁は、一時、対策本部)を設置しました。この台風は、日高・但東地域などに大きな被害をもたらし、全国各地から義援金が約270万円寄せられました。また、佐用町などの被災地に市職員を災害派遣しました。10月にも、台風18号が襲来し、警戒本部を設置しました。

山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに認定（10月3日・現地時間）

　ギリシャで開催された世界ジオパークネットワークの会議で、山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに認定されました。それに先駆け、4月に開催されたユネスコ国際ジオパーク会議（マレーシア）で、山陰海岸ジオパークの特徴などを世界にPRし、8月には、世界ジオパーク委員が現地を視察しました。

「こうのとり」名がJR特急名、宇宙ステーション補給機（HTV）の愛称に決定（10月20日、11月11日）

　10月、特急「北近畿」が来春に特急「こうのとり」に名称変更となることが決定しました。また、11月、国際宇宙ステーションへ補給物資を運ぶHTVの愛称が「こうのとり」に決定しました。「『こうのとり』は、大切なものを運ぶ鳥としてのイメージを持つことから、国際宇宙ステーションに重要な物資を運ぶHTVの任務内容を的確に表している」と、決定されたものです。

第4回コウノトリ未来・国際かいぎを開催（10月30日・31日）

　コウノトリの野生復帰事業を世界的な視野で見つめ、発信し、取組みをさらに深めていくため、「第4回コウノトリ未来・国際かいぎ」を開催しました。それに先駆け、分科会などを開催しました〔4月～8月・SMBC（三井住友銀行）生物多様性セミナー（名古屋市）、7月・第1回生物の多様性を育む農業国際会議、8月・世界一田めになる学校in東京大学（東京都）、10月・コウノトリの生息地を全国に広げる市民かいぎ〕。

地域主体の公共交通「チクタク奥山」が運行開始（11月3日）

　市営バス「イナカー」の見直しに伴い、出石町の奥山区・和屋（わや）区・榎見（よのみ）区の関係者らが、自ら主体となる地域の乗合タクシー「チクタク奥山」が運行を開始しました。今後、さまざまな検証を行い、安定運行が確認できれば、本格実施と位置付けます。他地域での事業導入の事例となることが期待されます。

水道料金の改定が決定（12月17日）

　安全・安心な水道水を安定して供給するため、水道料金を、資産維持費の導入、基本料金と従量料金の見直し等を基本に検討し、平成23年4月から改定することが決定しました。