市長定例記者会見(平成25年10月1日)

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ページ番号1003619  更新日 平成30年5月23日

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10月1日、中貝市長が定例記者会見を行いました。資料は、下部をダウンロードしてご覧ください。

日時

平成25年10月1日(火曜日)午前11時15分~11時55分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

  1. 豊岡市生物多様性地域戦略の策定
    いのち響きあう豊岡を目指して(資料1)
  2. 本庁舎・豊岡稽古堂・市議会議場を利用したイベント募集
    市民が愛し、誇りに思う庁舎になるように (資料2)
  3. JATA旅博2013の参加報告
    豊岡を世界へアピール(資料3)
  4. コウノトリ但馬空港地場ソーラー安全祈願祭&
    第2期「豊岡エコバレー・山宮地場ソーラー」竣工式(資料4)
  5. その他
    台風18号の被災地支援の状況報告
    必要な支援を迅速に

質疑応答〔発言要旨〕

Q1 豊岡市生物多様性地域戦略には、短期戦略で、短期目標を作戦という名前で出されています。しかし、いわゆるマニフェストには数値目標を掲げたり、ここまで持っていきますなどとするのが普通だと思いますが、そのような形をとらなかったのはなぜですか。
A1 コウノトリですと、例えば100羽まで増やしていくなど、数値目標が比較的設定しやすいかもしれませんが、生物多様性の場合は、質が問われるということもあり、その辺の表現が基本的にしにくいため、数値目標が設定しづらいです。
 生物多様性地域戦略の切り口として、小学校単位の地域に着目してますから、数値目標を設定するならば、その地域で立てていただく必要があるのではないかと思っています。戦略の厳密な意味での戦略性という意味では、やや弱い面があると思います。
 しかし、生物多様性の保全ということ自体が、地球温暖化対策に比べますとやはり根付いてない、認知されていないということがありますので、まだ数値目標を立てる前段階のところにしか私たちはいないと言えると思います。

Q2 小学校区という小さな単位であれば数値目標が立てられるのですか。市町の戦略でも、数値化するのは難しいのですか。
A2 難しいと思います。地球温暖化対策が、日本で一気に広がったのは京都会議があったからです。
 しかし、残念ながら名古屋の生物多様性条約COP10(コップテン)はそういうところまでいきませんでした。国民・市民の間に、生物多様性の保全は大切だと、一気に広がったというようにはなりませんでした。
 生物多様性の保全は、地域の人々の生活様式と密接に結びついていますので、その意味では国がやるよりも県がやるよりも市町村がやる分野なのだと思います。国や県は大きな枠組みを立てますが、生物多様性の保全の現場はあくまで地域です。さらに言うと、豊岡市という広いエリアよりも、もっと狭いエリアで、そこの人たちがどうするかということが最もふさわしい現場だろうと思います。そういう視点を盛り込めたという意味では、この豊岡市の生物多様性地域戦略は優れていると自負しています。具体的にどうするかということになりますと、そこはまさにこれからのトライだと思います。

Q3 具体的な活動の主体・受け皿は、小学校ですか、公民館になりますか。
A3 公民館になるところもあり、小学校が積極的に取り組むところもあるだろうと思います。例えば、学校田などを作っていると、その学校田自体が生物多様性の保全の現場ですし、ビオトープ水田があるところはそれが子どもたちの環境学習の場になっていますので、地域によって違います。また、公民館活動を通じてやっていくと、比較的やりやすいのではないかと思います。

Q4 モデル地区を作って、生物多様性地域戦略を進めるような計画はありますか。
A4 モデル地区なども有力な切り口だろうと思います。新年度以降になりますが、そういうこともしていく必要があると考えています。

Q5 国などがいろいろな地域で行っているモニタリング活動や住民の方がこれまでからされている活動はいくつかあると思いますが、それらとこの生物多様性の地域の取組みはどのように絡んでいくのですか。
A5 かみ合わせは不可欠だと思います。片や純粋に科学的にも耐えうるような調査をしている機関があるとすると、そういったものを地域の人が活用しない手はないと思います。また、地域の人たちの生物調査のようなことを逆に行政機関がうまく活用させていただくということもあると思います。そして、例えばコウノトリ市民研究所のように、市民の皆さんを募って、「今日は日本タンポポがどのくらいあるか調べてみましょう」ということを地道にやってきているところもありますから、そのような組織と地域がつながっていくことも、今後さらに必要だと思います。

Q6 生物多様性地域戦略に生物を生かすことは書いてありますが、多くのところでは有害鳥獣で苦しんでいます。駆除することは命を奪うことですが、そういうことを汲み取ってあげないとメルヘンだけではついていけない人もいるでしょうから、その視点がもう少し欲しかったと思いますがいかがですか。
A6 有害鳥獣の駆除はしっかりやるという方向を出しています。
 地域戦略の作戦2の目標7の箇所にも「急激に拡大して生態系を壊す害獣対策を強化します」と記しています。作戦と具体的な取組みの一覧のところです。おっしゃったとおり重要な視点ですので、生態系を乱すような、急激に広がるような害獣については対策を強化していきます。
 しかし、有害鳥獣の駆除は、行政が狩猟班の方々と一緒になってやることです。それをやるのは小学校単位で行う戦略の核心部分ではなく、本来の農業被害を防ぐという観点でなされていくことです。また、こういった視点があるということは、しっかり子どもたちに伝えていかなければいけないことです。豊岡のコウノトリの経験自体が、絶えず「コウノトリで飯が食えるか」とか、「農薬を使わずに米ができるか」という現実問題と向き合いながら折り合いをつけて克服する手法を探し出して進めてきたものですので、その視点は十分背後にあります。

Q1 現在、豊岡稽古堂の前の砂利道になっている所を、新たに芝生広場に整備するのですか。
A1 はい、そうです。市民の広場になります。3月中に芝生を植えると4月になれば根付いてくると思います。
また、中庭は、天気が良ければコンサートやオープンカフェに使えるでしょうし、中庭も含めて利用を考えていただきたいです。

Q2 豊岡稽古堂などを市民が利用できることは、今回のイベント募集以前に広報されていますが、今日までに利用申し込みはありましたか。
A2 いくつかあります。しかし、利用できることをまだ知らない方が多いので、利用申込みがたくさん来ているわけではありません。

Q1 今回の台風18号の直接の話ではありませんが、発災直後は当該自治体が支援を受けるところまで余裕がないというところがあると思います。豊岡市は、今回の台風でも押しかけるように被災地に行かれて、支援活動されたわけですが、今後、福知山市や京丹後市などと、相互に申し合わせをされるようなことは検討されていませんか。
A1 検討しないといけないと思います。福知山市とは消防に関する協定はありますが、通常の災害時協定は結んでいません。京丹後市とは災害時の協定を締結しています。
 しかし、協定を結んでいたとしてもSOSは出てこないので、従来から豊岡はさっさと災害派遣をし、支援してきています。その姿勢は変わらないのですが、災害時協定をしていた方が頼むときに頼みやすいということはあると思います。今回、福知山市の家屋被害調査も、協定を結んでおられる養父市や朝来市には依頼が行っています。やはり、協定があるとお互いに言いやすいということはあると思います。

Q1 消費税を8%にする表明がありましたが、それについていかがですか。
A1 消費税が上がることになれば、基本的に市もそれに合わせて対応することになると思います。どちらにしても議会の議決を必要とすることですから、あくまで当局側の今の姿勢としてということです。
消費税の実際の増税が4月に施行されるときに、どういう対応が必要になるかという細々した検討にはそれぞれ入っているはずです。
 契約が9月30日までの間になされていれば、実際の完成は来年の4月以降になっても消費税はそれまでの5%の消費税でよく、本市ではごみ処理施設のように、昨日までに契約を結んでいてセーフというようなものがあります。逆に落札しなくて不調に終わって残念ながら10月以降になってしまったものについては、来年の3月31日までに完成させないと消費税が新しい消費税になってしまいます。そのときは消費税分がコストとして上がってしまうことがあり、予算の補正をしなければいけないようなことが出てきます。
 それから指定管理者などは、これから新たに募集するものについては、4月からについては新しい消費税でするわけですが、今すでに3年間で年度をまたがって契約をしているものがあります。それは5%の時代に契約していますので、それが8%になると当然指定管理者が払わないといけないのですが、その指定管理者の規模によっては納税しなくてもいいこともあります。
 市民生活に決定的に大きな影響が出るとすると、上下水道料金など日々のものです。それらに消費税アップを添加しないとなると、税で補完することになります。税という形で市民に負担いただくか、あるいは使用料という形で負担いただくかの差になり、税で負担すればその分何かを辛抱いただくことになりますので、基本は添加ということではないかと思っています。

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