市長臨時記者会見(平成26年2月18日)

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ページ番号1003611  更新日 平成30年5月23日

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日時

平成26年2月18日(火曜日) 午後3時~4時30分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

平成26年度当初予算について

質疑応答〔発言要旨〕

(1) (仮称)豊岡市名誉市民条例の制定

Q1 名誉市民を選ぶための条例は、なかったのですか。
A1 合併前の豊岡市にはありましたが、ない町もあり、合併協定のときに新市も作ることを決めました。名誉市民というのは、新市にとっての貢献になりますので、すぐ作る必要はなかったということで、先送りになっていました。いよいよ合併10年目ということになりますので、このタイミングをとらえて名誉市民条例を作ろうということです。

(5) 子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭の開催

Q1 音楽祭は、中澤宗幸さんからご提案いただいたということですか。
A1 中澤さんは、ふるさとのために自分の持っているネットワークを活用いただけたらうれしいということでした。提案というより、投合したという方が正しいです。

(9) 公共施設マネジメント計画の策定

Q1 公共施設の施設データ調査では公共施設が安全かどうかを包括的に考えることだと思いますが、このマネジメント計画のきっかけは何ですか。
A1 一つ目は、もともと特別交付税の措置がなされることで、国全体としても促しています。
 二つ目は、財政の関係です。今、行革大綱を作る作業を進めて大詰めにきていますが、前提の財政見通しの中には、これからぞくぞく出てくる大規模修繕は含まれていません。そこを明確に見通した上でないと、将来に向けた健全な財政運営ができないということで、そのためにもこの計画を作ろうということになりました。同時に、合併前1市5町がそれぞれの思いで作ってきたので、一つの市から見ると実は過剰な施設という状況になっています。この全部を古くなったから建替えるということができるはずもありません。施設の統合も今後検討していく必要があるし、どのへんでだいたい大規模改修が来るのかということもまとめていく必要があるので、全体のマネジメント計画を作っていこうということです。

Q2 具体的にはどのような種別の建物が複数ありますか。
A2 学校は、今別途学校の長寿命化もにらんだ計画の作成作業に入ってます。例えば体育館、ホール、公民館、図書館もそうです。スポーツ施設、球場、グラウンド、テニスコートもあります。

Q3 その中で植村直己記念野球場の掲示板を修繕されるのは、NOMOベースボールクラブが硬球を使った試合を多くされることを見越されてのことですか。
A3 それもあります。今までから、硬球の試合がそんなにしょっちゅうあったわけではないと思いますが、危険な状態だったことは確かです。それから電光掲示板は今電気が付かなくなってるというぐらいのことですが、それでもけっこうな金額になります。今後、施設の統廃合を考えるにしても、植村球場を廃止するということはまずなかろう、それならば、後の年代で改修させるよりも、まだ今若干の余裕があるうちに改修しておこうということです。

(38) 5歳児発達相談

Q1 発達相談、発達障害ということを含めて、先生方や現場で対応することは、広がっていると思いますが、あえて問診表を送ってという形で行うのは、今までのやり方では、まだもう一つということですか。
A1 もれることがあります。
 そして、保護者の側からすると、どうしても認めたくないという気持ちが働くと現場から聞いています。おかしいということは保護者はうすうす気付いていても、その事実を認めて一歩進むことがなかなかできないために、時期が遅くなることが現場の側では問題視されています。そこで網羅的に行うことによって抜け落ちることがないようにします。
 また、体制を整えますので、保護者に対して事実に向き合ってもらうための説得活動をする、理解を得る、あるいは寄り添うなどの体制を作りあげていきたいと考えています。

Q2 小学校に入るタイミングで、きちんとされるということですが、小学校自体入れるのですか。
A2 現在、障害児が小学校に入学する場合に、必要なら特別な部屋を作って、できる限り他の児童たちと一緒にするようにしています。できないものについては自習のようなことを行い、その人材はこれまでから配置してきました。あらかじめ準備をしてきています。

Q3 発達支援が必要な小学生は増えていくと思いますが、その分補助の先生も増やしていかないといけませんが、それは当然結果に即してやっておられるのですか。
A3 物理的に対応できないときにどうするかということは、その時になってみないと分かりませんが、これまでの豊岡市は、きちんと対応してきたと言えます。

(51) 海外戦略の推進

Q1 海外WEB戦略は先行事例があるのですか。
A1 おそらく日本で初めてです。私たちが対応しているのは、じゃらんリサーチセンターですが、そこは初めての取組みだと聞いています。

Q2 どうしてこういう方法を考え出されたのですか。
A2 Googleがこういうことができますとアピールしていました。じゃらんリサーチセンターが、Googleのデータやそこが持っている調査の仕組みを活用して分析をします。

Q3 じゃらん、Googleとは共同で探っていくということですが、実務的にはどういうイメージですか。
A3 じゃらんリサーチセンターが作業をします。豊岡市の契約相手はGoogleではなく、じゃらんリサーチセンターです。そして、じゃらんリサーチセンターがGoogleからデータなどの提供を受けるというようになっています。

Q4 じゃらんリサーチセンターにはいくらかお支払いするのですか。
A4 Web広告費用も入れた全体予算は1,080万円です。

(54) 森林植生保全事業(ノアの箱舟作戦)

Q8 鹿被害にかかる植生保全は市の単独事業ですか。
A8 はい、そうです。「南但の森林の植生が最悪な状態になっている。一見緑に見えるけれども、シカが嫌いなものだけが残って群生している。そういう状況で、例えばチョウチョ類も姿を見なくなってしまった」という調査結果を私の所に届けた方がありました。また別の方から、「神鍋、氷ノ山、あの辺りの山をずっと見ていくと、これまた食害で植生がひどいことになっている。種だけとって将来に備えようかと思っている」という話がありました。「では一体どうすればいいですか」と言うと、「いきなりシカを駆除するといってもすぐには効果が出ないので、なんとか最後の砦を守ることができないか」という提案をいただき、植生保全を決めました。

Q8 人工林で行うのですか、里山でするのですか。
A8 どちらでも良いのですが、要はその下にある植生が多種多様な植生であるかどうかが大事です。それからいくと、人工林よりも天然林の方が良いかも知れません。

Q9 山の荒廃は、人が手を入れていないことが原因になっていると言われていますが、それと併せて守るところと攻めるというか、関係をもっと良くしていくようなことがありますか。
A9 この森林植生保全事業は最後の砦を守るということです。10カ所ですので、できるだけ多様な植生を守りたいと考えています。実際に現場を見ながら土地の所有者に了解を得る必要がありますので、その中で決めていきたいと思います。
 最後の砦ですので、本来の抜本的なことがなされる必要があります。
 新年度は、国でも法律の改正が準備されており、狩猟班を編成するなどが予定されています。抜本的な森林整備はそれではできませんので、今期待してるのは、朝来市で整備が決まっているバイオマス発電所です。関電の子会社が発電所を設置し、運営されます。燃料の木は各森林組合から、全体のコーディネートは県のみどり公社が行うというものです。量的には、丹波、但馬、あるいは京丹後ぐらいの森林を全部対象にしないと提供できないほどの規模です。計画的に間伐をしながら、その間伐材を順次燃料としてもっていくという、この仕組みを作る必要があります。これができると、但馬、丹波、京丹後の間伐が進みますので、森林の整備が進み、有害獣・シカの適正な生息ということにつながると思います。これが抜本的な解決策です。
 それまでの間に森林がやられてしまっては困るので最後の砦としてノアの箱舟のようなものを作る。そのように考えています。

その他

Q1 市税は消費税が上がると落ち込む可能性があると思いますが、強気の予算になっているのは、何か根拠があるのですか。
A1 消費税による消費の落ち込みは予測できますが、消費そのものの回復力というのは相当あるだろうと考えています。
 前回の消費税増税のときにも、一度へこんでいますが、消費そのものはまた元に戻ってきています。

Q2 法人市民税を10%増で考えられているのはなぜですか。
A2 法人税は、国税の方を先行して払われており、平成25年度は堅調に推移しています。その部分が平成26年度の法人市民税の方に跳ね返ってくると思われますので、このような見込みをしています。

Q3 特別会計、企業会計、企業会計がかなり増えていますが、何が影響しているのですか。
A3 会計基準の見直しがあり、新たな公会計制度という形になって、減価償却の仕組みが変わってきました。実際の支出は伴わないのですが、減価償却額が急に増えました。補助金をいただいていた分は、今までは補助金は除いた上で減価償却をしていたのですが、補助金も含めた上での減価償却をするように変わりました。

Q4 予算に伴うビジュアルな完成予想図、施設の写真などはないですか。また、シカの被害の現場写真はないですか。北但ごみ処理施設の完成予想図はありますか。
A4 絵になりそうなものは、「豊岡1925」の地下のバーがあります。シカ被害の現場写真や北但ごみ処理施設の完成予想図は提供できます。

Q5 予算のピークはいつになりますか。
A5 普通会計では、合併後、既に40億円の予算をしてきていますので、実質的なピークは過ぎています。平成26年度は少し上がりますが、それまでは一貫して下がってきています。

Q6 特別会計と企業会計を合わせたらそうですが、一般会計を見たら右肩上がりになってるように思えますがいかがですか。
A6 合併特例債とか過疎債を使ってきているので、実質的な起債残は減ってきています。地方債の平成24年度末の金額は613億円でした。そのうち最終的に市費支出になる部分が142億円で、約23%になります。

Q7 合併特例債が含まれていて、国からの充当分があるから、市で返していかなければいけないお金というのは減ってきているということですか。
A7 はい、激減しています。事業費そのものも減ってきています。合併前の投資的な財源、投資事業費は年間118億円、合併前の8年間の1市5町の投資財源の事業費ベースの総額の1年当たりの平均が118億でした。合併後の8年間の平均が70億円で、事業費そのものは下がってきています。また、普通の起債から合併特例債あるいは過疎債に変わってきてますので、実質ベースは相当下がってきています。

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