令和7年度多文化共生セミナーを開催しました(2025年7月16日)
DE&I(多様性・衡平性・包摂)から社会を考える

7月16日に、豊岡市民プラザほっとステージで、令和7年度多文化共生セミナー「DE&I(多様性・衡平性・包摂)から社会を考える」を、NPO法人にほんご豊岡あいうえおと共催で開催しました。
スポーツ文化ジャーナリストの宮嶋泰子さんに講師として来ていただきました。日本語学習支援者、教師、スポーツ指導者、市職員など約80人が参加しました。
セミナーでは、宮嶋さんの今までのインタビューの様子や、男女の体の構造の違いによって、けがをするタイミングの違いなどを説明していただきました。また、日本人が外国チームのコーチになること、外国人が日本チームのコーチになることによって、違いを認め、そこから良いところを伸ばし、足りなかったところを克服していくことで新しい価値が生まれ、躍進していくという相乗効果についても話しがありました。
また、競技における女性のユニフォームの決定の仕方についての話も含め、男性目線だけでなく、女性目線もいれて、組織の意思決定をしていく大切さも教えていただきました。
違いを認めた上で、どうすればいいのかを考えていくという視点は、多文化共生に通じると思います。
感想の一部を紹介します。
- スポーツでの例を通じて、文化や慣習の違いを受け入れることの大切さ、人種や性別による身体的な違いを理解することの大切さを学ぶことができ、とても分かりやすかったし、気付かされることも多かったです。また、テレビなどで見たことがある競技でも、露出の多い水着やスカートの着用がルールで決められていたものがあるというのは初めて知りました。不合理なルールを是正する(作らせない)ためにも、意思決定の場に女性や多様な立場の人が参画することの重要性を改めて感じました。外国人との共生ということでは、どうしても日本に来た外国人のほうに「日本色に染まってもらう」ことを考えがちですが、それは多文化共生とは違うんだということ、むしろ違いを受け入れることで、相手の長所や自分たちに足りないところも学ぶ姿勢が大切なんだというのが特に印象に残りました。
- スポーツのテーマを中心に、男女間のちがいを知ることができ大変興味深かったです。男女、ルーツの国はそれぞれちがっても、お互いが相手を思い合うことができればよりよい社会になるのだろうと感じました。
- 多様性にもいろいろ考え方があると分かりました。広い考え方が持てるようになりたいと思いました。
豊岡市では、今後もこのようなセミナーを開催していく予定です。
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