市長定例記者会見(平成26年9月1日)
日時
平成26年9月1日(月曜日) 午後1時15分~2時
場所
豊岡市役所 3階 庁議室
会見事項
- 台風23号10周年メモリアル事業「防災の集い」
あの大水害を決して忘れず 教訓に(資料1-1、1-2) - 子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭を開催
まちにあふれる世界のクラシックの調べ(資料2) - 劇団CORPUS(コーパス)(fromカナダ)『ひつじ』滞在・豊岡公演
市役所前市民広場が、牧場に?(資料3-1、3-2) - ハイバイ公演『霊感少女ヒドミ』
人気映像とのコラボ作、城崎公演!(資料4) - 城崎国際アートセンター 9・10月のアーティスト・イン・レジデンス プログラム
アーティストを通して、豊岡・城崎を世界へ発信(資料5) - とよおか景観フォーラム2014(全国町並みゼミ豊岡大会 プレゼミ大会)を開催
昭和の豊岡を歩く(資料6) - 『歩いて暮らすまちづくり』標語(スローガン)の募集
“健康あふれるまち豊岡”を目指して(資料7-1、7-2、7-3、7-4) - 「市民と市長の座談会」の実施報告
市民と行政は、まちづくりのパートナー(資料8)
質疑応答〔発言要旨〕
(5) 城崎国際アートセンター 9・10月のアーティスト・イン・レジデンス プログラム アーティストを通して、豊岡・城崎を世界へ発信
Q1 「城崎国際芸術夏季大学 第三弾 セルフビルド体験ワークショップ」で、受講者がアンドロイド版「変身」の舞台美術制作をされることになっていますが、写真映えするというか、その様子がはっきり分かるのはいつですか。
A1 9月3日から5日の間が一番見頃だろうと思います。今はこれまであった舞台が全部ない状態になっています。明日(9月3日)から、実際に舞台の床張りや色塗りなどを始めます。
高い所に上がって塗る作業をしているのは9月5日ぐらいかなと思います。もし、5日までに終わりそうな感じでしたら、改めて連絡します。
Q2 『変身』の公演で、本番の写真撮影ができないのは、演出上の理由ですか。それとも著作権的な縛りになるのですか。
A2 演出上の問題だと思います。写真や映像を撮っていただく時間は別途設定させていただきます。
Q3 ゲネプロの写真素材というのは、当日のニュース素材にはなり得ないので、世界初演ですし、なんとか当日の写真を撮れる手立てを検討いただけませんか。
A3 平田オリザさんに申し入れをしてみます。
(8) 「市民と市長の座談会」の実施報告 市民と行政は、まちづくりのパートナー
Q1 「市民と市長の座談会」で、これだということは何かありましたか。
A1 人口減少に対してどうしていったらよいのかということについて、皆さん真剣に考えておられ、自分の意見を言いながら私の意見を聞かれるという感じが圧倒的に多かったです。たとえば、企業誘致を人口対策との関係で話す方があったり、あるいは婚活のことを話す方があったり、大学のような高等教育機関の設置を絡めて話す方がありました。人口減少に対する危機感は非常に高かったと思います。コミュニティの危機の話をし、限界集落や準限界集落が猛烈な勢いで増えているという話をした後のやり取りですから、皆さん余計に身にしみて人口減少問題をどうするかということを考えられたと思います。ある会場では、学校の統廃合について、むしろ進めるべきだという観点からの意見もありました。気持ちとしては、自分たちの地域の学校がなくなってほしくないというのは当然だろうと思いますが、人口減の衝撃を真正面に受けてしまうと、このままでいいのだろうかといった危機感がそういう発言につながったのではないかと思います。
もう一つは、有害鳥獣対策です。ほとほと手を焼いているというような意見がありました。
新しいコミュニティの組織を作るということについては、かなりご理解をいただき、やらないといけないと考えていただいていました。しかし、やり始めたけれどもしんどいという話がかなりありました。村の人口が少なくなってくる、高齢者ばかりで若者がいない、助け合いの力もなくなってくる、だから一つの区の次に広い小学校単位でまとまりましょうということは分かる。そこで、まとまってみてやってみると集まるのは年寄りばかり。そのようなコミュニティをどう支えるかなどを議論していると若い人は寄ってこない。高齢者ばかり集まって、除雪をどうするか、空家対策はどうするかと議論していると気持ちがしんどくなってくると話されていました。「危機はよく分かる。やらなければいけないこともよく分かる。しかし、実際やってみると結構しんどい」という生の声をいろいろな所で聞くことができました。
危機を認識することは当然大切なことなのですが、入り方としてもっと軽やかな楽しい入り方がないのかと思いました。たとえば、但東の高橋地区はイングリッシュカフェを始めました。豊岡から見たら一番山の中の人口の少ないところです。ALTがいるし、商社マンであった英語がペラペラな人もいるということで、バイリンガルの豊岡の最先端を行こうということになっています。高橋地区の子どもたち、乳幼児から小学生までに英語を身につけてもらおう。先生は中学校の生徒、高校の生徒、但東出身の大学生、ALTや英語の先生、商社マンだった人。こういう人たちが先生になって子どもたちを公民館に集めて、簡単な「ハロー」とかをしています。とても明るいのです。集まってくる大人たちも、小さい子どもたちが目の前にいるから、すごいやる気満々で生き生きとしておられます。こういうことを小学校区単位でやりましょうというふうな切り口というか入り口。みんなで何かを一緒にやるときに、高齢化が進んでいて、日役もできなくてどうしましょうというような話ではなくて、そういうふうに楽しそうなことから入っていくと、比較的うまくスタートできるかもしれないと、このやり取りの中で感じました。問題は重く、認識はシビアに、入り方としてはできる限り軽やかに楽しく。すると若い人たちも入ってこられる。ある程度力がついてくると難しい課題にも対処できるような体力がついてくるという、こういう方法が良いのではないかと、この一連のやり取りの中で思いました。
Q2 「市民と市長の座談会」の女性の参加者は少なかったのですか。
A2 夜に設定すると、戸主が出てこられます。女性は食事の用意や後片付け、子どもの世話でなかなか出にくいということがあります。女性の意見を聞くのは別のやり方をしないといけないと思っています。昨年は女性だけの対話の機会を設定しました。そうすると、女性が出てきやすくなります。
Q3 夜の座談会は何時ごろからですか。1時間くらいあるのですか。
A3 午後7時半から、1時間半くらいの時間です。
Q4 地域コミュニティは、大学の研究室が入ってされているケースが良いモデルになっているという気がしますが、そういうものを利用することは考えられないですか。
A4 大学の研究室のモデルのようなものを利用することはあると思います。一つの大学が全てみるようなことは不可能でしょうが、ある公民館が大学の研究室と組むということは十分あると思います。
現在、島根大学の作野広和教授に、地域コミュニティ全体のアドバイザーになっていただいていますし、先行している地域にも入っていただいています。検討委員会の中に学生をボランティアとして派遣することをしておられる方もあり、お互いのためにとても良いことだと思います。ぜひさらに広げたいと思います。
(1) 台風23号10周年メモリアル事業「防災の集い」 あの大災害を決して忘れず 教訓に
Q1 台風23号のメモリアル事業は、10月19日にいろいろありますが、20日は何もないのですか。
A1 10月20日は平日になりますので、事業をする予定はありません。
Q2「防災の集い」の「水の彼方に」の内容・特色に、市民から手記や体験談を公募とありますが、公募は終わったのですか。
A2 はい、終わりました。
Q3 出演者は決まっているのですか。練習はされているのですか。
A3 はい、チラシに出演者の名前を載せています。練習は8月からしています。
Q4 出演者の中に、追想手記や体験談を書いた方がおられますか。
A4 はい、出演者の中に今年手記を書かれた方がおられます。平成23年度に一度手記を募集し、年度末に「命と水の物語」という演劇にしました。今回はそのときの手記と今年出していただいた手記の両方を、朗読や演劇にして発表します。
- (資料1-1)台風23号メモリアル「防災の集い」 (PDF 220.2KB)
- (資料1-2)チラシ「防災の集い・水の彼方に」 (PDF 646.6KB)
- (資料2)世界と出会う音楽祭 (PDF 231.0KB)
- (資料3-1)コーパス「ひつじ」 (PDF 617.9KB)
- (資料3-2)チラシ コーパス「ひつじ」 (PDF 587.4KB)
- (資料4)ハイバイ公演 (PDF 168.9KB)
- (資料5)9.10月レジデンス (PDF 388.5KB)
- (資料6)町並みゼミ プレ大会 (PDF 237.3KB)
- (資料7-1)歩いて暮らすまちづくり標語募集 (PDF 113.1KB)
- (資料7-2)歩いて暮らすまちづくり標語募集要項 (PDF 922.7KB)
- (資料7-3)応募用紙 (PDF 1.5MB)
- (資料7-4)〈参考〉歩いて暮らすまちづくりのススメ (PDF 1.4MB)
- (資料8)市民と市長の座談会報告 (PDF 221.5KB)
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