市長定例記者会見(平成27年8月27日)

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ページ番号1003585  更新日 平成30年5月23日

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日時

平成27年8月27日(木曜日) 午前11時~11時56分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

  1. 小学校6年生の中学校体験
    「ハッピースクールプロジェクト」を実施
    児童、生徒、教員相互の関係性を高めよう(資料1)
  2. 平成27年度高齢者保健福祉月間の事業
    高齢者の長寿をお祝い(資料2)
  3. 子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭「おんぷの祭典」を開催
    豊岡がウィーンの色に染まる1週間!(資料3)
  4. コウノトリ放鳥式典及び国際フォーラム(韓国)への参加
    コウノトリも住める環境へ、韓国で初放鳥(資料4)
  5. 「韓国に渡ったコウノトリ写真展」と「トヨン和尚と市長のトークセッション」を開催
    本市の取組みの広がりを一緒に感じませんか(資料5)
  6. 豊岡市「職場対抗“歩キング(あるきんぐ)”選手権」を開催
    スポーツの秋!歩いて広める仲間の輪(資料6-1、6-2、6-3)
  7. 第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムAPGN2015
    豊岡市の取組み(資料7-1、7-2)
  8. パフォーミングアーツ・ツーリズム
    『城崎温泉ダンス旅』と『ダンサーを探せ!!in城崎温泉』を開催
    城崎温泉街で、ダンス、ダンス、ダンス。(資料8-1、8-2、8-3)

質疑応答〔発言要旨〕

(1) 「ハッピースクールプロジェクトを実施 児童、生徒、教員相互の関係性を高めよう

Q1 プロジェクトは、教育現場から要請があったものですか?
A1 教育委員会は、早い段階から中1ギャップを問題視してきました。そのため、例えば中学校の教科担任制に変わることによる授業に対する段差を少なくするため、小学校の5、6年では、国語や社会や英語などを得意とする教科の先生が、複数の学級で授業を行うなどの取組みを行ってきました。これまで、小学校は小学校のカリキュラム、中学校は中学校のカリキュラムで教えてきましたが、小学校から中学校まで一貫した視点でカリキュラムを作成する必要があるのではないかという教育現場と教育委員会の問題意識から取り組んでいます。
 また、中学校ではオープンスクールに小学生を受け入れ、小学生が中学校生活のイメージを持ち不安感を少なくすることも行っています。

Q2 小中一貫教育は、市の独自のことですか?
A2 文科省も、小中一貫は推進しています。

Q3 今後、もう少し発展的な取組みを行う考えはありますか?
A3 文科省は、小学校5年生から中学校まで行っている英語教育を、小学校3年生から開始するとしていますが、1、2年生は計画されていません。
 本市では、今年からモデル園として幼稚園・保育園で英語遊びを開始しました。仮に本市が小学校1、2年生の英語教育を行うとすると、幼稚園・保育園から中学校まで、英語になじみ、英語を学ぶことが可能になります。ついてはカリキュラムをどのように作りあげるかが非常に重要になります。
 その他として、例えば小学校で不登校気味、あるいは学校社会で多少課題を持った子どもがいた場合、中学校は何も知らないままその子どもたちに接することになるため、個人個人の生活態度などを書いたカルテのようなものを小学校から中学校に渡すことも行ってきました。

(4) コウノトリ放鳥式典及び国際フォーラム(韓国)への参加 コウノトリも住める環境へ、韓国で初放鳥

Q1 韓国の初放鳥に向けて市長としての意義を教えてください。
A1 コウノトリの保護が、日韓でそれぞれ行われてきました。日本に続き韓国でもいよいよ放鳥という新しい舞台を迎えます。コウノトリは渡り鳥のため、アジア各国の連携が不可欠で、韓国で野生復帰が行われることは種の保存という観点から大きな前進だと思います。
 もう一つは、コウノトリの野生復帰は「コウノトリも住めるまちをつくる」「コウノトリと共生できる地域社会をつくる」ことが大きな狙いです。その意味では、志を同じくする取組みが国境を越えて行われ、お互いがお互いを尊敬し尊重し、励まし合いながらここまできましたので、同じ努力をする者として大変うれしく思い、連帯感が強まる様な非常に意義の深いことだと思います。一言で言えば「鳥に国境はない」ということです。

Q2 民間等も含め韓国と取り組んできたということですか?
A2 はい、そうです。
 「絶滅したコウノトリを復活させたい」「コウノトリも住めるような豊かなまちをつくる」という強い思いで、それぞれが一生懸命取り組んできました。それはお互いに共感し合えることだと思います。

Q3 講演の内容は何ですか?
A3 豊岡のこれまでの取組みについて報告します。最大の狙いは「コウノトリも住めるまちづくり」です。

Q4 講演は英語ですか?日本語ですか?
A4 日本語で話し、逐次韓国語に通訳されます。パワーポイントは英語です。

Q5 講演時間は何分ですか?
A5 30分です。

Q6 韓国の政府関係者の出席はありますか?
A6 韓国政府観光部自然保全局長の基調講演、韓国文化財庁文化財保存局長のスピーチがあります。

Q7 日本政府関係者の出席はありますか?
A7 日本政府はないです。

Q8 主催に韓国文化財庁は入らないのですか?
A8 主催は、コウノトリを増やしてきて放鳥計画を立てた韓国教員大学、そして放鳥拠点の禮山郡です。

Q9 韓国側の出席者で他にえらいひと著名な方はいますか?
A9 今のところ聞いてないです。

Q10 韓国教員大学教授パク・シリョンさんも講演されるのですか?
A10 はい、そうです。

Q11 パク・シリョンさんが放鳥されるのですか?
A11 その情報は入ってきていません。

Q12 市長が放鳥を行うことはないのですか?
A12 講演依頼と記念式典への出席依頼のみです。

Q13 日韓関係が微妙な状況の中で、地域としての豊岡の取組みがどの様な効果になってほしいなどの期待はありますか?
A13 明らかに今の日韓政府の関係は良くはないと思います。また反日感情、反韓感情を持つ人がおられるのも真実だと思います。しかし、例えば城崎国際アートセンターに来られた韓国のアーティストたちを見ると、そういう意識は全くないです。また今年の5月に「国連生物多様性の日シンポジウム」に招かれて慶尚南道に行きましが、少なくともその間に会ったマスコミも現地の人も歴史認識のことは全く口に出しませんでした。認識があることはもちろん知っていますが、今、自分の暮らしの中で、それが何か本当に関わっているかというと、ほとんどの人は関わってないと思います。
 それよりもコウノトリが豊岡からやって来て、コウノトリを追っかける人たちがいて、そして豊岡から市長がやってくる、というこの現実は、生活実感として全然関係ないことだと思います。そのため、このような経験や機会を着実に増やしていくことが重要ではないかと思います。
 5月に韓国に行ったとき、ノムヒョン元大統領の当時の秘書官2人と話をしました。
 「歴史認識はさておいて、日韓はコウノトリ野生復帰のように環境にやさしいまちをつくることにおいてもっと協力ができるはずである」と言われました。まさにコウノトリの野生復帰で、お互いが協力し情報交換するなど、リアルな現実の中で友好関係を広げていくことではないかと思います。

Q14 元秘書の一人が言われたのですか?
A14 はい、そうです。
 一人は「ノムヒョン元大統領が豊岡からコウノトリを連れてきてくれた」と感謝しておられ、もう一人の方が、一度絶滅した鳥を豊岡の人々が努力し空に帰して、それが韓国まで飛んできたということに率直に驚き、豊岡を高く評価するとともに尊敬していました。私たちも頭の中の議論ではなく、目の前にあるリアルな現実として、多くの人たちが頑張ってきてこられたことに対する尊敬の気持ちがあります。このようなリアルな関係をどれだけ直視していくか、広げていくかということではないかと思います。
 ちなみに、豊岡から韓国に渡って1年1カ月ですが、韓国ではコウノトリを軸に日韓の子どもたちが結び合う感じの1時間番組が放映されています。また、韓国の民放最大手のテレビ局や日本のNHKに当たるKBSも、コウノトリの番組制作のため豊岡に取材に来られていました。

会見事項以外

Q1 第8回永楽館歌舞伎の演目は分かりますか?
A1 まだ、分かりません。8月31日の大阪での記者発表と同時に情報提供します。〔注:8月28日、演目決定資料を記者配布〕

Q2 今年も出石ゆかりの内容になりそうですか?
A2 私も聞いていませんが、愛之助さん、壱太郎さん、鴈治郎さん、吉弥さんと、これまでにもお越しになった方々のため、これまでどおりアットホームな芝居になるのではないかと思います。

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