市長定例記者会見(平成27年5月1日)

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ページ番号1003589  更新日 平成30年5月23日

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日時

平成27年5月1日(金曜日) 午後2時~2時43分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

  1. 「健康・環境ポイント制度」のスタート
    ポイントを貯めて豪華景品をゲット
  2. コウノトリ育む農法無農薬栽培チャレンジ事業
    少労力、高効率な有機栽培にチャレンジ
  3. 5・6月のアーティスト・イン・レジデンス プログラム
    昨年は滞在リサーチ、今年は滞在制作、そんなアーティストも(続)
  4. 平成27年度北但大震災メモリアル事業の実施
    後世に伝えること
  5. 豊岡UIターン就職フェア開催とWebTV配信
    コウノトリ舞うエコバレー豊岡でいきいきと暮らす
  6. 「国連生物多様性の日」シンポジウム(韓国)への参加
    J0051がつなぐ日韓の架け橋

質疑応答〔発言要旨〕

(1) 「健康・環境ポイント制度」のスタート ポイントを貯めて豪華景品をゲット

Q1 二つのポイント制度を統合する意義を教えてください。
A1 より多くの方に健康ポイント、環境ポイントの獲得活動に参加していただくためです。
 これまで、環境には関心があるが、健康には関心がなかった人が、環境ポイントを取ろうとすると「あれ、健康ポイントもいける」と視野が広がります。逆の場合も同じで、環境行動もしてみようかなとなります。そういう相乗効果を狙っています。

Q2 市外の参加者とは、どのような人ですか?
A2 市内の事業所にお勤めの方で、住所は市外という方です。
 また、ポイント交換に来られた際、了解をいただければ、匿名化した上で医療費との相関関係の分析をしたいと思っています。
 例えば、千人のデータが取れるため、1年間12,000ポイント獲得された人と、同様の年齢・性別で、医療費が同じぐらいの人を比較すると、1年後、医療費がどう変わったかという分析が可能になります。
 このような分析は、日本でほとんど行われていません。科学的な健康政策につながる大きなチャンスだと思っています。

Q3 実践手帳は配っているのですか?
A3 申込みを受け付けて、交付するものです。

Q4 これまでたまったままのポイントは使えなくなるのですか?
A4 平成26年度までの健康ポイントは、平成27年度に繰り越します。市民エコポイントは、制度が終了したため使えません。

(3) 5・6月のアーティスト・イン・レジデンス プログラム 昨年は滞在リサーチ、今年は滞在制作、そんなアーティストも(続)

Q1 平田オリザさんは、いつから城崎国際アートセンターに来られますか?
A1 5月11日からです。
 現在、平田オリザさんと調整中ですが、豊岡市の芸術文化担当参与でもあり、芸術監督でもありますので、日程調整をした上で、会見をセットさせていただくことを検討中です。改めて日時が決まればご連絡させていただきます。

Q2 その会見は、今回の滞在制作に関して、平田オリザさんから直接ご説明いただけるということですか?
A2 いいえ、違います。
 豊岡市の芸術文化担当参与であり、城崎国際アートセンターの芸術監督としての抱負等を、お聞きしていただくものです。

Q3 就任についての会見ですか?
A3 はい、そうです。
 もちろん、新冒険王等について、お聞きいただいても構わないと思います。

(5) 豊岡UIターン就職フェア開催とWebTV配信 コウノトリ舞うエコバレー豊岡でいきいきと暮らす

Q1 特に求人意欲が旺盛な業種はありますか?
A1 医療・福祉関係、建設関係です。かばん関係も多いです。
 かばん関係は、業界の人からも「注文は豊岡に集中し始めていますが、人手が足りないということで、注文を断らざるを得ないケースがある」と聞いています。

Q2 25社の企業名が分かれば教えてください。
A2 申込期限が4月30日のため、これから企業の選定作業を行います。
 決まり次第、報告します。

Q3 WebTVに出演される注目企業とはどこですか?
A3 現段階で決まっていることは、観光から1社、金融から1社、製造から1社をバランス良く選定するということです。

Q4 企業が決定すれば、また報告してもらえますか?
A4 はい。

Q5 去年と同じ会社になる可能性はありますか?
A5 今からの調整ですが、基本的に変えていく方針です。

会見事項以外

Q1 コウノトリの郷公園までの道路脇に、シカの食害防止と思われる金網がかなり増えています。コウノトリの郷公園は、ある意味、農村景観を楽しみにしておられるお客が多い中で、「何これ」というふうに感じると思います。食害に苦しんでおられる農家の気持ちは非常に分かりますが、観光の大きな要素を占める場所で、もう少し工夫したやり方はないでしょうか?
A1 一度、何か良い方法があるか担当部署で検討させます。
 抜本的には、シカの頭数を抑えて、お互いが平和に暮らせるところまで頭数管理を行うということに尽きると思います。
 昨年度、シカの捕獲拡大に向けた3カ年計画を立て、初年度は目標数を達成しました。6,500頭の目標に対して6,589頭だったと思います。
 今、鉄砲による捕獲は、目標を非常に上回る成果が出ていますが、わな猟は、目標に達していません。前年とほぼ同数を捕獲していますが、思ったほど伸びなかったということです。
 シカの捕獲は、鉄砲よりもわな猟の方が、効率が良いということもあり、今、このわなによる捕獲頭数をどうすれば増やすことができるか、その具体的な方策について、猟友会と話し合いを続けているところです。
 市では、担当職員を2人にしました。岡居という職員がいますが、彼は非常に優れた猟師で、獣の生態にも非常に詳しく、全体のコーディネートをしています。さらに本年度31歳の猟師を採用し、二人でコーディネートをする態勢が整いました。次は、わなによる捕獲を、もっともっと増やす具体的な策を提示すべきだと思っています。
 今いろいろと検討中のため、概要が固まり次第、発表させていただきます。
 また、岡居に聞いていただくことが一番だと思いますが、コウノトリの郷公園の周辺は、親が子どもを育てる場所ではないかということです。その意味では、シカにとっても特別な場所で、捕獲する側も心理的に非常に厳しい場所です。
 以前にも申しあげましたが、そのような中でも、心を鬼にして、平和に暮らせる数までは減らしていくことです。とりあえず3年間の計画のため、本年度、来年度、取組みを続けた上で、なお足りなければ対策を強化し、あのような網はなくてもいい状況を作りたいと思います。

Q2 「ノアの方舟作戦」はどうでしたか?
A2 良い面と悪い面の両方があります。
 悪い面というのは、どうしても、この問題に関心のある方々に、場所の選定に協力してもらうと、希少種が残っている場所を選ぶ傾向にあり、逆に言うと「ここに希少種があります」ということを示すことになります。非常に心無い方がおられるという意味では、そこがマイナス面だと言えます。
 しかし、シカの侵入は防げていますので、この点については、良い面だと思います。
 今後は、希少種に限らず、普通にありふれた植生自体も大切なため、そのような場所に、方舟作戦を増やしていくことが課題だと思います。
 ただ、土地所有者との話合いや、力を貸していただける方々の思いが、どうしても希少種の側に行きがちなことに対し、しっかりとした話し合いを行うことが必要です。

Q3 これまで城崎や出石の町並みの景観を守る措置がなされてきました。今後は、農村景観も重視する必要があると思いますが、どうですか?
A3 おっしゃるとおりです。
 そのため、景観条例を作り、豊岡市自体が景観団体になり、出石や城崎の伝統的な町並みの景観だけでなく、農村景観も守っているということになります。また、農村景観を阻害しているものに看板類がありますので、それについても、これまで作業をやってきました。
 他方で難しさもあり、例えば城崎温泉の木造3階建ての町並みは、確実に経済につながり、町の人々にとって経済的な利益が非常に分かりやすいです。出石も同じです。農村景観の場合には、そのような一対一の関係がなく、守るべき人と利益を得る人との間にかい離があるという難しさがあり、すぐには結果が出せないということです。
 しかし、農村景観は、この地域の大切な財産であることに間違いありません。まずは、広告の規制等を行っていくことと併せて、景観が大切な財産であるという認識を市民の皆さん、とりわけ農村部の方々に持っていただくという作業が必要であると思います。
 その意味では、今度、全国町並み保存連盟の町並みゼミが開かれますので、いいきっかけになればと思っています。

Q4 コウノトリ自然放鳥10年を迎えるに当たって、何かふさわしいことを行う予定はありますか?
A4 豊岡市としては、現在、特に検討しておりません。
 実際、9月には韓国で放鳥がなされ、日本でも、予定から少し遅れてはいますが、まずは千葉県の野田市が7月の見込みで、越前市が9月の見込みで放鳥がなされます。このように、豊岡市がどうだというよりも、豊岡から始まったさまざまな動きが、一気に日本中で具体化し、あるいは韓国でも放鳥がなされ、豊岡市にとっては放鳥10年目ですが、コウノトリの野生復帰の10年とみれば、多分それが最大のトピックスではないかと思います。
 ただ、改めてご質問をいただきましたので、市として何かふさわしいことがあるか検討したいと思います。

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