市長定例記者会見(平成27年11月30日)
日時
平成27年11月30日(月曜日) 午後1時15分~2時5分
場所
豊岡市役所 3階 庁議室
会見事項
- コウノトリ育む農法 無農薬栽培推進プロジェクトの進捗状況
無農薬栽培の課題解決・さらなる推進を目指す - コウノトリ豊岡寄付金(ふるさと納税)好調
豊岡を応援していただきありがとうございます - 東日本大震災により新潟県三条市へ避難されている方々へ、豊岡から贈り物
- 消防救急デジタル無線設備が完成
確実な消防情報通信網の確立 - 12月のアーティスト・イン・レジデンス プログラム
東京文化会館 新作公演が城崎にて2カ月の滞在制作! - 城崎国際アートセンター
平成28年度アーティスト・イン・レジデンス プログラム選考結果
質疑応答〔発言要旨〕
(1) コウノトリ育む農法 無農薬栽培推進プロジェクトの進捗状況 無農薬栽培の課題解決・さらなる推進を目指す
Q1 実証田(ポット成苗)のお米?
A1 従来の無農薬の「コウノトリ育むお米」と同じで、概算金で30キログラム、1万円です。概算のため後で精算となります。ちなみに昨年は1万1千でした。
Q2 それは、どこの値段ですか?
A2 JAたじまが、生産者から買い取る金額です。
チャレンジ事業の日高2地域(3(2)の表中No.9)のお米は、食味値が91点という非常に高く、新宿の伊勢丹で全量売っていただいています。
Q3 店頭でポットとマットの区別はされていますか?
A3 日高2や竹野地域の良食味のお米は、実験的に分けて販売しています。店頭では、JA等が商品説明や消費者への聞取りを行うなど、市場調査の段階です。ポットとマットの評価が異なるようなことが確実であれば、JAも考えられると思います。試食販売も行っています。
Q4 市内ではどこで販売していますか?
A4 地米屋(JAたじま)、コウノトリ本舗です。
Q5 そこでは実証田のお米が分かるのですか?
A5 分かりません。
「コウノトリ育むお米(無農薬)」という一つの商品しかありません。
Q6 店頭で選ぶことはできないのですか?
A6 商品を分けるには、最低100トンというロットが必要になります。まだわずかな数量のため、JAとしても市場の要望があれば区別しての販売も考えられると思います。
Q7 市内で二つを食べ比べできる所はありますか?
A7 ありません。
Q8 パッケージにシールも貼ってないのですか?
A8 はい、貼っていません。
Q9 消費者には分かりづらいのではないですか?
A9 この事業の目的は、無農薬のコウノトリ育むお米を、よりおいしく、よりたくさん取れる仕組みを作るものです。
Q10 試食販売は、いつ行われるのですか?
A10 お店のからの要望で行っており、例えば伊勢丹新宿店では9月27日から1週間、銀座三越店では10月7日から3日間行いました。
Q11 市内では行ってないのですか?
A11 はい、行っていないです。
Q12 個別化して売るには実証段階のためロットが少ないということですか?
A12 はい、そうです。
最終的には区別して販売できれば良いですが、今は栽培技術を確立することが最優先だということです。
Q13 食味値の算出方法はどのようなものですか?
A13 食味試験には、機械試験と官能試験という舌で味わう試験の二つがあります。今回は、全て機械によって算出する方法です。これは、食味鑑定協会が行っている機械試験と同じで、アミロース、タンパク質、水分、脂肪酸の四つが数字で表されています。
Q14 これらの数値は、何を示しているのですか?
A14 アミロースは低いほど粘りが出て良い、タンパク質は低いほどふっくら炊けて良い、水分は14~15が適当である等の基準があります。その基準マニュアルをそのまま採用しています。
Q15 食味値が去年より上がっているのはなぜですか?
A15 これは、実証事業の良いところで、1年目の各ほ場の結果を分析し、2年目は専門的なアドバイスができたということで食味の向上につながったと思います。
Q16 栽培中の写真提供はしてもらえますか?
A16 はい、改めて提供します。
〔注: 会見後、提供〕
Q17 全国の無農薬の米で、食味値が高いのはどういうものがありますか?
A17 無農薬や慣行農法で区別したものはありません。
Q18 全国で食味値が高いのはどのぐらいですか?
A18 有機栽培で、食味分析鑑定コンクールに出展しているものはほとんどありません。慣行農法で、94点とかいうのがごくまれにありますが、90点以上はすごいことです。
Q19 94点というのはどこの米ですか?
A19 ホームページのデータですが、新潟等です。農家によって点数は違うと思います。
Q20 ポット苗は、太くて強いというのも売りだったと思います。出石地域と但東地域で「倒伏被害」とありますが、これはどう見たらいいのでしょうか?
A20 この地域は、マット苗、ポット苗に限らず、あまり良い状態ではなく、秋の長雨に対し、中干しが重要であることが分かっています。
中干しというのは、田んぼから一度全部水を抜くことです。水を抜くことにより、根は水を求めて深くはり、長雨が続いても倒れにくくなります。それが今回不十分であったため、いよいよ収穫という時期の長雨により倒れてしまったということです。これは、みのる式だからということではなく、そもそも根のはり具合の問題で、中干しを上手くやることで防げたことだろうと考えています。
生産者も自分のほ場で、このぐらい溝をきっておけば9月にしばらく雨が続いても稲刈りの時には大丈夫だろうというふうに思っておられましたが、それ以上の雨が今年降ったということです。
それぞれのほ場の特性を生産者に理解していただき、溝きりの重要性、秋の長雨に対する対策を講じるということを、しっかりと伝えていきたいと思います。
(2) コウノトリ豊岡寄付金(ふるさと納税)好調 豊岡を応援していただきありがとうございます
Q1 納税額が一番多い人はどのぐらいですか?
A1 1回当たりの最高額は220万円です。
何回かに分けて200万円以上されている方も何人かおられます。
Q2 ポイントは、寄付に対して何ポイントですか?
A2 1万円に対し15ポイントです。
Q3 昨年12月以降、約160品目に増えたのですか?
A3 はい、そうです。
Q4 以前は何品目でしたか?
A4 以前は、ありませんでした。航空券、市内施設の無料券等でした。
Q5 豊岡市出身者の割合は分かりますか?
A5 分かりません。
Q6 そういう調査はできないのですか?
A6 できないです。
「なぜ、このふるさと納税をしますか」という質問に対して、中には出身地のためと答えている方はおられます。
Q7 ポータルサイトは、全国のふるさと納税が一覧になっているようなものですか?
A7 全てそこに登録されているかは分かりませんが、「ふるさとチョイス」という一般的に使用されているサイトです。
また、JTB西日本のポータルサイトでもPRしています。
Q8 「何を見て納税しましたか」等のアンケートは採られていますか?
A8 アンケートは採っていません。ネットで申し込んでいただく際の質問では「テレビでふるさと納税の特集番組を観た」「ふるさとチョイスを見た」等の回答が多いです。
Q9 数字的なものはありますか?
A9 まだ、まとめられていません。
Q10 謝礼のカニの追加により、今後も増えそうですか?
A10 資料は11月20日時点です。今朝の時点で1億2,000万円を超えています。カニ漁が解禁になった11月以降は、かなりの件数の寄付をしていただいています。
Q11 直近の金額と件数を教えてください。
A11 改めて情報提供します。
〔注: 会見後、平成27年11月28日現在「寄付金額118,722,477 円(1,700件))の情報提供〕
- (資料1)コウノトリ育む農法(無農薬農) (PDF 279.0KB)
- (資料2)コウノトリ豊岡寄付金(ふるさと納税) (PDF 151.7KB)
- (資料3)三条市への避難者へ贈り物 (PDF 135.2KB)
- (資料4)消防デジタル (PDF 1.3MB)
- (資料5)12月のアーティスト・イン・レジデンス (PDF 158.9KB)
- (資料6-1)平成28年度 アーティスト・イン・レジデンス・プログラム選考結果 (PDF 95.4KB)
- (資料6-2)平成28年度 アーティスト・イン・レジデンス・プログラム選考結果(資料) (PDF 192.1KB)
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