市長定例記者会見(2025年6月2日)
日時
2025年6月2日 午後1時15分~2時
場所
豊岡市役所 3階 庁議室
会見事項
- ツキノワグマの出没状況と対策
~市民の安全安心に向けて~ - 市制20 周年記念事業「豊岡のってECO(いこう)」の実施
~バスに乗って、豊岡の魅力を再発見~ - 西日本旅客鉄道株式会社から人材派遣を受入れ
~地域活性化起業人制度を活用~ - 法務局地図作成事業(防災・まちづくり型)
~北但大震災から100 年 地図混乱地域の解消へ~ - 環境創造型農業サミットの開催
~コウノトリと、トキと、食・地域の未来と。~ - コウノトリ放鳥20 周年記念イベントの開催
~はしもとみお木彫展~ - 市長とおしゃべり!「出張市長室」の開催
~市民の声を、まちのチカラに~
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(資料1)ツキノワグマの出没状況と対策 (PDF 235.8KB)
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(資料2)豊岡のってECO (PDF 571.8KB)
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(資料2 別紙1)モデルコース (PDF 98.9KB)
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(資料2 別紙2)フリーチケット販売窓口一覧(コミュニティ) (PDF 44.0KB)
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(資料3)西日本旅客鉄道株式会社から人材派遣を受入れ (PDF 65.5KB)
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(資料4)法務局地図作成事業 (PDF 150.8KB)
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(資料5)環境創造型農業サミットの開催 (PDF 333.7KB)
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(資料5 チラシ)チラシ 環境創造型農業サミット (PDF 2.2MB)
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(資料6)コウノトリ放鳥20周年記念イベントの開催 (PDF 312.0KB)
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(資料6チラシ)コウノトリ放鳥20周年記念イベントの開催 (PDF 2.2MB)
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(資料7)市長とおしゃべり! 「出張市長室」の開催 (PDF 135.3KB)
質疑応答(発言要旨)
ツキノワグマの出没状況と対策
Q1 クマの目撃が集中している地域はあるか。
A1 市ホームページでクマ目撃マップを公開している。集中というより、いろいろなところで目撃情報がある。
Q2 但東が多いなどの傾向はあるのか。
A2 但東に集中しているわけではない。
Q3 鳥獣害対策員の身分は市の職員なのか。
A3 会計年度任用職員という市の職員。
Q4 今年度新たに追加して行う対策はないのか。
A4 新たな対策はないが、現状、クマのドラム缶檻の設置では、緊急捕獲用のため2週間しか設置できない。捕まるまで檻を置ければいいが、2週間経つと撤去しないといけない。地域の方からは、捕まっていないのに撤去するのはなぜかと聞かれることもある。県と調整しながら、捕まるまで置いたり、住民の不安が解消するような運用を検討したい。
Q5 クマの生息数の予想はしているのか。
A5 豊岡市独自では推定生息数を出していない。県が第2期ツキノワグマ管理計画を策定していて、その中で、兵庫県下での推定生息数を出している。兵庫県のホームページに載っている。兵庫県内は、兵庫東中国ユニットと兵庫近畿北部ユニットという、円山川から西側と東側の2地区で推定生息数を出している。あわせて704頭。
Q6 但東でけがをした方がいるが、対策を見ると注意喚起になっている。すぐに駆除することはしないのか。
A6 ドラム缶檻を置いての緊急捕獲はできる。人に危害を与えた個体になるので、危険な個体は即座に捕獲して殺処分になる。県に申請を上げて許可された。現在ドラム缶檻を設置している。それ以上のことはできていない。
Q7 要望で迅速さは保てるのか。
A7 現在は対応してもらえていないので、そういう措置ができるように投げかけていくしかないと思っている。事故が起こった直後に地域の皆さんに注意喚起をし、警察にパトロールしてもらった。本市の対策員も現場に駆け付け、その個体がいるかいないか山の中をくまなく調査したが個体は見つからなかった。そのあとすぐに県の許可を得て檻を設置したが、現在まで檻にはかかっていない。近隣に見つかれば射殺許可も可能ということを前提に捜索したが、すぐに山に逃げていたため、射殺許可を要する対応には至っていない。
Q8 目撃件数が前年度から1.9倍になっている要因について、市の考えは。
A8 正確には分からない。兵庫県森林動物研究センターが分析していると思うので県に確認していただきたい。実感として増えているとは思っている。
Q9 従来からの対策をしていて、クマが増えている。昨年目撃マップを作ったが、市として力を入れたい対策は。
A9 但馬の3市2町と兵庫県(豊岡農林、朝来農林、本庁自然鳥獣共生課、森林動物研究センター)が集まり、但馬地域クマ対策連絡会議が開催される。豊岡市はクマの有害捕獲で4月に2頭、5月に3頭の計5頭の実績がある。昨年度の3~5月は0頭だった。有害捕獲も増えているが、殺処分の上限頭数が決められており、上限頭数に達するとそれ以降は檻に入っても放獣することになっている。連絡会議で、上限頭数の引き上げをお願いしたいと思っている。
Q10 上限頭数は何頭か。
A10 推定生息数の8パーセント以内なので約50頭。昨年、年度途中で上限頭数に達したため、捕獲できても再び山中に放獣しなければならなかった。地域の方からは、近くに放してどうするんだという苦情を受けた。捕獲許可権限を持つ兵庫県に対して管理計画見直しを訴えていきたいと思っている。
Q11 整備事業支援の具体的な支援内容は。
A11 バッファーゾーンというのは、山と人里の境。その境の森林を帯状に抜き切りして、人と野生動物の棲み分けゾーンを整備する事業。県の事業は大規模で、おおむね3ヘクタール以上が基準となっている。豊岡市は3ヘクタール未満のところを補う。昨年度からこの制度を設けている。
Q12 柿の木の伐採も含まれているのか。
A12 それには別の制度がある。国の補助制度で、集落単位でまとまった量の柿の木を切る場合に補助制度がある。昨年度、豊岡葡萄がクマの被害にあったところが何件かあった。JAたじまの葡萄部会がアンケート調査をして、葡萄園をクマ防除用の電気柵で囲う取り組みをしないかと調整している。まとまれば、国の補助制度を使って、市としても支援したい。
Q13 柿の木の伐採は市の事業か。
A13 国の補助制度。事務手続きは市で行う。
Q14 市内509基の箱罠は常に置いてあるのか。
A14 狩猟期を除く有害捕獲期間の間は集落の周辺に置いている。シカやイノシシの捕獲許可が出ている罠だが、クマも捕獲できる。
Q15 箱罠で捕まえられる動物は。
A15 シカ、イノシシ、クマなど。入った場合は有害捕獲になる。
Q16 箱罠の場所は但東・出石に多いのか。
A16 市内全域。旧市町別に何基設置か決めている。
市制20周年記念事業「豊岡のってECO(いこう)」の実施
Q17 キャッチフレーズのECOの意味は。
A17 エコ。
Q18 これはエコにつながるのか。
A18 これまでから月に2回実施している豊岡ノーマイカーデーの仕組みをそのまま活用している。その中で公共交通の利用促進、マイカーを使わないことによる脱炭素の実現、徒歩や自転車で通勤することによる健康増進がもともとのノーマイカーデーの目的。それに乗っかる形で、路線バスを利用して市内の見どころを回遊していただく。市民のみならず、観光や里帰りなどで訪れた方が豊岡のすばらしさや魅力を発見される機会にしたい。
Q19 モデルコース3は新路線を踏まえての活用か。
A19 はい。
Q20 観光や里帰りとあるので8月に集中しているのは分かるが、それが理由なのか。
A20 そもそもノーマイカーデーをベースにして、20周年記念事業でみなさんに使ってもらおうと、この制度を企画した。市民だけでなく観光客も使っていただきたいという思いで実施する。通常のノーマイカーデーは、1枚500円のフリーチケットのみの販売。8月は夏休み期間で、小学生にもぜひこの機会にバスに乗ってもらえればと思い、子ども用の料金を設定した。それで8月を多めに設定している。
Q21 バスの需要は年間を通して強弱があるのか。それに合わせて行っているのか。それとも夏休みをターゲットにしているのか。
A21 夏休みをターゲットにしている。
西日本旅客鉄道株式会社から人材派遣を受入れ
Q22 大栁さんの略歴は。
A22 西日本旅客鉄道株式会社近畿統括本部、福知山駅係長。
環境創造型農業サミットの開催
Q23 このサミットは何回目なのか。
A23 1回目。
Q24 どこが事務局なのか。
A24 県の農業改良課。
Q25 県から豊岡市や佐渡市に働きかけて、豊岡市で開催になったのか。
A25 もともと新潟県のトキと兵庫県のコウノトリで、これまでから取組みを進めていた。その集大成というかたちで、豊岡に集まってサミットを開催しようということになった。環境創造型農業まで昇華させたのは兵庫県でも豊岡の取組みが先だった。佐渡はそれを参考にその取組みが広がった。お互い、環境創造型農業の取組みで成功例や課題を意見交換しながら、また一歩踏み出そうという趣旨が大きい。
Q26 来年は佐渡でするのか。
A26 今のところそこまでは聞いていない。
Q27 田鶴野小学校でオンラインでしていた記憶があるが、それと関係あるのか。
A27 3年前に取組みを始めたときに、兵庫新潟連携ということで、佐渡の行谷(ぎょうや)小学校と田鶴野(たづるの)小学校をオンラインでつないで授業をしている。昨年、田鶴野小学校の子どもたちが行谷小学校に行き、交流を行った。
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