【2026年2月17日】地域公共交通の維持へ、列車で映画鑑賞

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ページ番号1036677  更新日 令和8年2月19日

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竹野駅を愛する会が「豊劇」ツアー

 温かい日差しが差し込んだ2月17日「竹野駅を愛する会」の会員ら約20人が、JR山陰本線などの公共交通機関を利用して豊岡市元町の豊岡劇場(以下、豊劇)を訪れ、映画「国宝」を鑑賞しました。同会は、JRをはじめとする地域の交通手段を守り、竹野駅の活性化を目指して活動している団体で、今年で発足6年目を迎えます。

 竹野駅を愛する会は、JRやバスなどの交通手段を維持しようと、年間約10回、列車などを利用して出かけるツアーを企画しています。今回の目的地は、会員から「話題の映画『国宝』を地元の豊劇で観たい」との要望が多く寄せられたことから決定しました。

 参加した70代の女性は「豊劇は都会の映画館と違いアットホーム。新鮮な気持ちで鑑賞できた」と笑顔を見せました。また、60代の男性は「列車は待ち時間もあるが、仲間とたくさん話ができる貴重な機会。移動そのものが楽しみになっている」と話し、公共交通ならではの魅力を再発見していました。

 竹野駅を愛する会は、もともとは市営バス「イナカー」の存続を願って発足しましたが、現在は竹野地域の交通網全体の維持を目指しています。現在の会員数は110人を超え、隣接する新温泉町の浜坂駅から参加する人もおり、活動の輪は地域を越えて広がっています。

 駅前で喫茶店を営む女性会員は、列車だけでなく予約型乗合交通「たけの~る」も積極的に活用していると言い「自ら利用することで地域の足を支えたい」と思いを行動に移していることも話してくれました。

 企画者の仲村さんは「現在、竹野駅にはJRの駅員は配置されていませんが、委託を受けた観光協会の職員が窓口業務を担っています。切符の買い方などを直接相談できる有人窓口は、高齢者にとって何よりの支えとなるため、維持してほしいです。また、観光客や宿泊の方に便利な列車運行になってくれたらいいなと思います」と竹野駅の現状に触れたうえで「当初参加者の皆さんは、活動を単純な楽しみや旅行として捉えられていましたが、会を重ねるにつれ、意識がローカル線を維持しなければならないという使命感、そして自分たちの交通手段を守らなければならないという責任感へと変化したと感じています。竹野駅を愛する会の活動を通して、自分たちの手で、自分たちの足を支える形を今後も作っていきたい」と、今後の活動への意欲を語りました。

豊岡駅前に集合した参加者らの写真

JR竹野駅の駅舎
JR竹野駅

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