勇壮!「愛宕の火祭り」が開催されました
平成28年8月21日、出石町中村の伊福部神社で「愛宕の火祭り」が開催され、多くの参拝者やカメラマンでにぎわいました。
祭りの起源は古く、江戸時代中期にさかのぼります。火災、風水害が頻発し、藩内の守護のため京都の愛宕神社を分祀したことが始まりです。
一番の見せ場は、荒縄で束ねた麦わらに火をつけて振り回す「火振り」。
伊福部神社の背後にそびえる、七年山中腹の愛宕神社で「火起こしの儀」が行われ、その火をたいまつに移し、地元の中学生たちが静思堂前の広場に運びます。
運ばれた御神火は、かがり火などに分火された後、火振りのわら束に着火。和太鼓の音に合わせ、無病息災、厄よけを祈願しながら、体の周りをぐるぐると回します。
回すにつれ、だんだんと激しく燃えるわら束が、神社の境内を明々と照らし、その勇壮さに観客から惜しみない拍手が送られました。
火振りは、戦後、小麦を栽培しなくなったことなどから、麦わらの確保ができず、一時途絶えましたが、地域の人たちの努力により復活。豊岡の夏の風物詩として大切に受け継がれています。
より良いウェブサイトにするために、ページの感想を聞かせてください。
このページに関する問合せ
市長公室 秘書広報課 広報戦略係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-21-9035 ファクス:0796-24-1004
問合せは専用フォームを利用してください。