「豊岡市高校生ボランティア つながり隊」が熊本地震の被災地を支援!
「豊岡市高校生ボランティア つながり隊」が、豊岡市の熊本地震被災地応援活動事業補助金を活用して熊本県を訪問し、被災地支援活動を行いました。
活動レポート
今回の被災地支援は、被災した方々や仮設住宅にお住まいの子どもたち・お年寄りとの交流、ボランティア活動を通じて、参加する高校生同士の『絆』、被災した方々との『絆』、そして被災地との『絆』の三つの新たな『絆づくり』を行うことを目的としました。
参加者は、豊岡総合高校インターアクトクラブと日高高校ボランティア部の合計7人です。
平成28年11月18日夕刻、神戸港からフェリーに乗り、翌朝大分港に到着。自家用車で3時間かけ、熊本県合志市の「原田アイガモふ化場」に到着しました。豊岡総合高校インターアクトクラブは、毎年、無農薬のアイガモ農法による稲作を行っていますが、そのアイガモを毎年送ってくださるふ化場が今回、震災に見舞われました。ガラスは割れ、停電となり、卵はふ化機から落下。そのような状況や原田さんの経験談を聞くことができました。
その後、益城町に入りました。車窓から目に映る街並みは、7カ月経ってもこんな状態なのかと愕然としました。斜めに傾いた信号機、折れ曲がった電柱、崩落した家の生け垣、いまだに修復の手がかけられていない民家などがたくさんありました。
益城町の木山仮設団地北地区I集会所に到着。被災を受けた方々に少しでも寄り添い、お気持ちを傾聴することも今回の目的の一つです。豊岡から準備した高校生からのメッセージ寄せ書きを集会所に大きく掲示したり、激励メッセージが書かれた使い捨てカイロを住民の皆さんに配布しました。さらに、支援品としてポケットティッシュ、ティッシュペーパー、男性用冬物下着、アクセントマット、お菓子などをお渡ししました。
また、子どもたちの心を少しでも癒やしたいと思い、綿菓子機を持参してみんなで綿菓子を作り振る舞いました。さらに豊岡鞄の切れ端でミニチュアランドセル作製をしました。また、お年寄りには血圧測定やレクリエーションの風船卓球などで交流を図り、楽しいひとときを過ごすことで、被災地との絆づくりができました。
普段、学校生活でしていることや、特技・趣味を生かした活動を行うことで、自分たちも日常生活のありがたさを実感することができました。さらに、熊本地震の復興がいまだ途上であり、支援が必要であることも分かりました。今後も、このような機会があれば、また現地で活動したいと考えています。
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