市長定例記者会見(2022年12月1日)
日時
2022年12月1日 午後1時15分~1時55分
場所
豊岡市役所 3階 庁議室
会見事項
- 市内公立小中学校の給食にコウノトリ育む農法無農薬栽培米を提供
- 2022年度コウノトリ育む農法水稲作付の実績
- 路線バスの乗降方法動画を制作
- コウノトリ但馬空港「但馬-大阪伊丹路線」航空券無料引換券の配布
- (資料1)市内公立小中学の給食にコウノトリ育む無農薬栽培米を提供 (PDF 199.7KB)
- (資料2)2022年度コウノトリ育む農法水稲作付の実績 (PDF 436.1KB)
- (資料3)路線バスの乗降方法動画を制作 (PDF 606.4KB)
- (資料4)コウノトリ但馬空港「但馬大阪伊丹路線」航空券無料引換券の配布 (PDF 263.9KB)
質疑応答
市内公立小中学校の給食にコウノトリ育む農法無農薬栽培米を提供
Q1 現在、学校給食に使っているコウノトリ育むお米について、無農薬栽培米は減農薬に比べて単価差はいくらぐらいか。
A1 一般のコシヒカリを1としたとき、おおよそ減農薬は1.3倍、無農薬は1.8倍になる。実際まだ分からないが、想定として無農薬のつきあかりだと1.5倍程度になる見込みである。
Q2 学校給食で無農薬栽培米が提供される2週間の間で子どもたちに感じてほしいということがあれば。
A2 子どもたちに環境に関する意識を高めてもらうことが目的の一つである。また、豊岡市自体がこうしたことに気を使いながら、市政、住民の暮らしを進めていることを表現できることになると思う。そうした期待を持ってやっていこうと思っている。
Q3 子どもたちが「おいしい」と言えば生産者も無農薬栽培米を作ろうという気持ちに変わるのでは。
A3 生産者がいなければ実現できない。無農薬米自体は、今現在、市場に出せる生産量が足らない状況なので、栽培面積がどんどん広がれば、農家の収入も増えていく。そういった二重の効果が表れることを期待している。
Q4 無農薬栽培米を学校給食で提供することは珍しいことなのか。
A4 国内ではすでにされているところもある。そうしたところは豊岡を見本に取り組んでこられたが、無農薬栽培米については、反対に豊岡は少し追い越されてしまったと感じている。
Q5 減農薬は豊岡が早かったが、無農薬では出遅れたということか。
A5 出遅れたというわけではなく、量的に不足しているということである。
Q6 提供期間は2週間とあるが、それは量的または予算的な理由によるものか。
A6 量的な理由である。
Q7 これに関する予算は。
A7 現在のところ約30万円程度かかる予定である。
2022年度コウノトリ育む農法水稲作付の実績
Q8 コウノトリ育む農法について、市は全体の栽培面積を増やすのか、無農薬栽培米を増やしていくのか、どちらの方針か。
A8 国が無農薬の米や野菜等を全国で作っていきたいというオーガニックビレッジの方針を出している。それがあるからというわけではないが、市としては無農薬のお米をたくさん作っていきたいと思っている。
Q9 面積を広げるのはなかなか難しいので、現在ある作付面積の中で無農薬米を作っていくということか。
A9 おっしゃるとおり無農薬栽培に切り替えていく。その方向でやっていただくためには、今の無農薬米栽培の作業的な重荷を軽減していくことが重要だと考える。
コウノトリ但馬空港「但馬-大阪伊丹路線」航空券無料引換券の配布
Q10 1人2回利用できると書いてあるが、往復で利用できるということか。
A10 そうである。
Q11 2枚のうち1枚を別の人に渡して使うことはできるのか。
A11 本人に配布するので、本人自身に使用いただく。
Q12 経費はいくらかかるのか。また、経費は協議会が全部負担するのか。
A12 事業主体である促進協議会に市がお金を出しているので、協議会の予算内でやっていただく。市からのプラスの持ち出しはない。
Q13 朝来、養父、新温泉でも実施するのか。
A13 実施しない。
Q14 小学生にすでに配布している無料券の利用率は。
A14 コロナ禍である直近2年間の利用率は、配布数の1%程度である。それ以前は、年によって違うが、5から7%程度であった。今回約4,900人に配布するが、期間が短いこともあってその中の1%程度の方に利用していただければと考えている。
Q15 1%の方に使ってもらうと、利用促進につながるのか。
A15 数としては少ないように思えるかもしれないが、そういった積み重ねが少しずつ但馬空港の搭乗率を上げていくと思っている。それによって年間の搭乗率が1%でも上がれば、効果があったのではないかと考える。
その他
Q16 市の組織改編の件について、かなり大規模に改編されるが、どのような思いでするのか。また、肝いりの部署は。
A16 肝いりの部署は、引き続き「DX推進部」。それと「こども未来部」。これまで何度も言っているように、「DX推進部」においては、行財政改革で以前から取り組んできたところをもう一度、役所内におけるやり方等をリセットして、理想的な形にもっていくことが一つの目的である。「こども未来部」は、子育て支援に関連していくことになるが、やはり今後は、子どもたちの育成はこれまで以上に市を挙げて力を入れていくべきと感じている。専門分野として子どもたちの育成に育む。今まで煩雑であったところをシンプルにして一つの申請に数カ所回らなくても済むようにする。そして、親御さんの心配に対する相談ごとをスムーズに受けて解決できる方向にもっていくという部署にさせていきたいと考えている。
Q17 部署名から「コウノトリ共生部」がなくなるが、豊岡のシンボルの一つであるコウノトリの名称が消えることについての考えは。また、今後、コウノトリ関係に対してはどういう取り組みをされるのか。
A17 「コウノトリ共生部」の業務内容は、農林水産に関連した内容であった。コウノトリという、これまで豊岡が携わってきた内容を0にするとか、やめることは一切考えていない。今までコウノトリは農業・環境のシンボルというイメージがあったと思う。その辺をきっちり分割して、環境担当の部署を作ったし、農業・産業に対する部署も改めて作った。その部署内で、それぞれの目的に合った行動を集約して、一点集中型できっちりとしていく思いで組織改編した。指摘されたコウノトリという文字は、係のレベルで配置している。もう少し熟慮を重ねて、違う組織の位置付けにするのがいいのか考えたい。
Q18 現在「コウノトリ共生課」があるが、変わるのか。
A18 今は係として存在させることを考えている。係のレベルで存在させるのがいいのか、他とリンクして課のレベルで存在させるのがいいのか検討している。
Q19 関貫市長は、就任の1年目はまんべんなく、2年目からは独自色を強めていきたいとおっしゃっていた。実際、今年4月に「DX推進部」を設置し、人事を大きく変えたと思うが、今回の組織改編は、より独自色を出すという意味での改編なのか。
A19 そういう方向での結論になると思う。組織改編については、当初から職員には私の思いを知らせていた。その内容でまずはDX推進部ができた。職員の内部からも、今の組織では、私の考えを賄えることが難しいという意見があった。私の思いを伝えて、副市長以下の職員が、次の組織はこうあるべきだと考えてくれたのが今回の内容である。私としては、私の意向をおもんぱかってそうしてくれたので、私もオッケーを出した。その内容は、職員全てとは言わないが、職員の多くが理解して、それぞれの担当を担ってくれるだろうと思っている。私が、こうして、ああしてという指示を出さずに、職員自らがこういう形にしてくれたので、私自身は大変うれしく思っている。
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