市長定例記者会見(平成30年6月4日)

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ページ番号1005123  更新日 平成30年6月18日

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日時

平成30年6月4日(月曜日) 午後1時15分~2時7分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

  1. 「豊岡自然再生アクションプラン」を策定
    ~コウノトリも暮らせる豊かな自然を市民と再生~
  2. アンテナショップ「コウノトリの恵み豊岡」の状況
    ~購入者は減少したが売上額は微増。~
  3. 全市立中学校で空調設備運転開始
    ~夏季の教育環境の向上のため8校整備~
  4. 劇団わらび座「北前ザンブリコ」の公演
    ~夢と野心を白帆に任せ、次の港へ命がけ!~
  5. 目黑大路/ゑびす大黑座『妖怪屋敷de妖怪ショー!!』豊岡公演
    ~夏休みは城崎と但東で、老若男女で楽しむ妖怪ショー!!~
  6. 子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭「第5回おんぷの祭典」を開催
    ~世界から豊岡に本物の響きと感動を子どもたちへ~
  7. 多様性を受け入れ、支え合うリベラルなまちづくり(ジェンダー)
    7-(1) 豊岡市保育士等確保推進事業
    7-(2) 子育て中の女性の就労促進事業

質疑応答〔発言要旨〕

(1) 「豊岡自然再生アクションプラン」を策定

Q1 パイロットエリアの2カ所は決定していますか?
A1 ある程度の場所は選定していますが、地元との協議などもあり、まだ決定はしていません。


Q2 地域的にはどの辺りを考えていますか?
A2 出石地域、日高地域の2カ所で検討しています。規模的には、大きくても小学校区単位になると思います。


Q3 今まで、このような科学的知見に基づいた自然再生の取組みはなかったのですか?
A3 はい、ないです。おそらく全国的にもこんなことを行ったまちはないと思います。


Q4 これまではどのように取組んできたのですか?
A4 もともとコウノトリ育む農法は、コウノトリ住めるまちをつくるために始まった農法です。しかし、どこの場所で取り組めば効率的に自然再生ができるかなどという視点は全くなく、やりたい人、とりわけ大規模農家を中心として実施されてきました。「この場所は自然再生にとって重要なため、コウノトリ育む農法を行ってください」というアプローチは行っていません。むしろ純粋に「農業所得が上がります。合わせて生き物も住むことになります」というアプローチです。
 ビオトープの場合には「最近あの辺りにコウノトリがやってくるようになった。乾いた田んぼを掘り起こして水を入れよう」というような地域の人たちの熱い思いで進められてきました。
これから先、さらに豊岡の自然再生を進めていくためには、このようなやり方を続けることも可能ですが、他方で、10年以上のさまざまな情報、データ、研究などの蓄積がありますので、これらを活用して、科学的、そして効率的な場所の推定が可能となりました。
 これまで、例えば農業政策としては、Cランクのような場所でも全く問題はありませんが、今後、環境政策という観点から行う場合には、始めから場所を絞って、より早く、より効率的に豊岡の自然を豊かにできるのではないかということです。


Q5 これまで環境政策として意識的に行ってきたことはありますか?
A5 例えば国土交通省の河川改修があります。円山川水系の河川改修に合わせて河川敷を浅く掘ってコウノトリが降りられる場所が作られてきました。コウノトリのくちばしの長さは25cmくらいです。餌が捕りやすい20cm以内の深さの湿地です。

Q6 パイロットエリアでの取組みはコウノトリ育む農法とビオトープ作りですか?
A6 基本はそうなると思いますが、地域によっては「この要素はもう十分あるけれども、ここは弱い」ということもありますので、具体的な取組みは地域によって異なってくると思います。
 また、資料には書いていませんが、他にもさまざまな実践例があります。例えば、今までは田んぼの水を落とす場合、魚が逃げられるようにかなり大きな江というものを作ってきましたが、少し掘るだけでも生き物は復活するということ、山際に少しの水際を作るだけでカエルの生息数が増えることなど。そういうこまごましたノウハウが、実は日本中の実践でたまってきています。コウノトリ育む農法やビオトープをどうするかといったこと以外に、そういう小技も付け加えながら、全体の自然再生を深めていくということになります。

(7) 多様性を受け入れ、支え合うリベラルなまちづくり(ジェンダー)

Q1 保育士の確保も必要ですが、施設面の検討などは必要ないですか?
A1 今年の申込み状況をみると、4・5歳児の保育ニーズが高まってきています。現在、豊岡地域のいくつかの保育園で保育室が足りないという状況もあります。今後、幼児教育の無償化もありますので、保育ニーズはさらに高まると予想しています。今年4月、幼保政策室という新しい室を教育委員会に設置しました。保育士不足以外に、ハード面をどうするのか、保育ニーズが幼稚園から認定こども園にかなり移ってきていること、その辺のあり様も含めて検討を行っています。ただ、先を見据えて時間がかかってしまうことと、今現に目の前のことをどうするのかということの両方を行っていく必要もあります。さらにこれがジェンダーの問題と関わってくるという複雑な方程式の中にもあります。そのため、まず解けるとこから解いていくということになろうかと思います。
 ちなみに、この数年間、地方創生、つまり人口減少対策について、さまざまな取組みを行ってきましたが、最後にたどり着いた最大の要因が「若者が豊岡を選んでない」ということが分かり、さらに分析をしてみると、女性にそのことが特に強くでているということです。本市の地方創生は、この問題について答えを出すことができない限り実現をしないということにたどりつきました。基本構想では、多様性を受け入れて支えあうまちをつくるという旗印の下にこの問題を解決しようということを示しています。理念だけでは、この男社会を崩すといっても変わらないです。現在、企業の側も圧倒的な労働力不足で、背に腹をかえられない状況があり、実は変わりうる現実的な条件が整っているということです。とすると、ここは多様性を受け入れるという理念を一気に推し進めるというチャンスなのではないかということです。

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