市長臨時記者会見（平成20年5月30日）

日時

平成20年5月30日（金曜日） 午後6時～6時50分

場所

市政記者クラブ室

会見事項

1. 採血用穿刺（せんし）器具の使用について（資料1）

質問・回答

（1）採血用穿刺器具の使用について

Q　県の記者発表が本日午後5時からあったが、市の記者会見は、県の発表を受けてしたものか。
A　豊岡市の状況を調べている間に県の発表があったので、関係者が県の情報だけで判断されないように、市の発表も続いて行った。

Q　採血用穿刺器具の使用に問題があったと認識したのはいつからか。
A　問題の認識は、昨日、県から問合せがあってからである。

Q　平成18年4月14日付けで、県の高齢者福祉担当課長から市の高齢者担当課長に採血用穿刺器具の使用の文書が来ていると聞いたが、その時点で対応するべきではないか。
A　そうかもしれないが、保健センターは高齢者福祉課の所管ではなかったので情報が来なかった。

Q　豊岡市保健センターの所管はどこか。
A　豊岡市健康福祉部健康増進課である。

Q　この発表までに問合せがあったか。
A　ない。今回の発表において、分かっている対象者の38人に誠心誠意対応することを伝えるとともに、平成10年度から平成14年度までに、日高地域で健康相談を受けられた方々の中に該当者があるかもしれないので、その方々は、ぜひ申し出て、検査を受けていただきたいと周知したい。

Q　資料に記載している期間以外に、市の施設で使われていたことはないか。
A　記載している期間だけ、簡単に使える良い機器が開発されたということで使用していた。

Q　当時としては間違った対応ではないが、心配をかけたことをお詫びするということか。
A　今の医療水準としてはおかしいのではないかということになっているが、当時は使い捨てではなかったため、当時の保健師に間違いがあったとか、不適切なことがあったということではない。しかしながら、対象者が不安になられることはよく分かるし、ご心配をおかけして申し訳ないという気持ちはあるので、誠心誠意対応する。

Q　消毒が不十分なら危ないのではないか。
A　針は非常に細いので、刺してもすぐには血は出て来ない。刺した針を離して、その後、血を搾り出すようになっており、機器が肌に触れているときには血が出て来ないようになっている。また、さらに用心して消毒をしており、今朝の医師とのやり取りでも大丈夫ということであったので、このことによって被害が出ることはないように思うが、100％大丈夫とは言えない。

Q　相談窓口は、いつから開設されるのか。また、専用回線はないが通常回線で対応するのか。
A　相談窓口は、明日の5月31日（土曜日）から当面の間、開設する。専用回線はないが、現在、分かっている方には、こちらから今夜の内に連絡を取る。

Q　何らかの異常が分かったら、速やかに発表をするのか。
A　今後、新たに採血を受けたと申し出があった場合はその都度発表するか、もしくはある時点で、問合せの有無、検査を受けた人が何人で、結果がどうであったかなどをまとめて報告する。

Q　資料に記載している期間以外に、市が行う採血で使われていたことはないか。
A　簡単に使える良い機器が開発されたということで、記載している期間のみ医師の指導の下に使用していた。

Q　現在、わかっている対象者の年齢を教えてほしい。
A　豊岡は、29歳から71歳まで、日高は74歳から79歳までの方である。

Q　機器の説明書は当時のものか。また、持参している機器は残っていたものか。
A　そうである。機器は、当時の事業の未使用のものが残っていた。

Q　日高の健康相談は、平成17年以降は行っていないのか。
A　市が血液検査をするような健康相談は実施していない。

Q　機器は、いつごろから使用するようになったか分かるか。
A　分からない。豊岡は、平成14年に研究事業の医師が使用されたのが始まりで、日高は、平成10年に医師の勧めで購入したのが最初である。

• 採血用穿刺器具の使用について（資料1） （PDF 7.9KB）
• 穿刺器具の取扱説明書 （PDF 295.4KB）
• 市長臨時記者会見（平成20年6月6日）