市長臨時記者会見(2021年2月17日)

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ページ番号1016545  更新日 令和3年3月4日

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日時

2021年2月17日 午後1時~午後2時45分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

2021年度 豊岡市当初予算案

関連資料

質疑応答〔発言要旨〕

Q1 「ナンバー28(地方創生) 観光データ基盤構築活用」の宿泊者数のデータ収集は旅館組合が嫌がられるのでは?
A1 旅館組合についても既に協議を進めています。むしろデータの分析については城崎の旅館組合側からぜひやりたいと言ってこられています。もちろん宿泊者の個別の情報が他に漏れることはしませんが、城崎全体として予約が順調に伸びてきているのかどうか、あるいは今回のコロナによりどれぐらい予約がキャンセルされたのか。また、城崎温泉全体の宿泊の伸びと自分の旅館の伸びとを比べてみたときに、自分のところがもし伸びてないとすると何が問題なのかを考えることができます。そのことをさらなる営業に役立てて、マーケティングにどのように生かしていくのかも考えていく必要があると思います。詳細は今後さらに詰めることになります。

Q2 予約データは匿名でもらうのですか?
A2 市としては、誰が予約したのか、誰がキャンセルしたのかを知りたいわけではなく、城崎全体で100人キャンセルされたとか500人キャンセルされたとか、あるいは順調に回復してきたなどの人数が把握できればいいわけです。

Q3 イメージとしては宿側と受け手側のシステムとの統合になるのですか?
A3 連携をさせることになると思います。

Q4 データの更新間隔はどのくらいですか?
A4 瞬時です。まさに予約が消えればその瞬間に、入ればその瞬間にということですね。

Q5 個々の旅館が使用しているシステムが違うので難しいのではないですか?
A5 具体的にどうするのかまでは私も分かりませんが、連結しないと情報を得られないと思います。

Q6 来年度の予算全体についてお伺いします。財調からの取り崩しが年々増えています。今年の印象はどうですか?
A6 むしろこの金額で収まったかなという印象を持っています。22億円の取り崩しですが、これには専門職大学への寄付金に充てる8億円も入っているわけですね。別途、国からの特別交付金を積み立てていて、まだ8億円積み立て切れてないですが、来年度以降、毎年1億8百万円ずつ入りそれで補填していきます。これを除くと14億円です。今年度が12億円で、その前の年が16億円でした。そのため、まあ少し悪いかなというぐらいの感じです。12億円ぐらいですと、年度を終わるとほぼ取り崩さなくて済む金額です。それは入札で必ず入札減が起きてくるため、それが結局予算残として残ってきます。例年、経験的に12億円程度の財調の取り崩しであれば、年度を終わってみると剰余金でまた返せるということがありますので、ほぼイーブンになります。それが今回14億円ですので、少し苦しいということです。このコロナで税収が相当痛むという見込みの中では、比較的うまくやれたのではないかと思っています。

Q7 コロナで市内経済が落ち込み、そして税収が落ち込む中ではなんとかうまく組んだという感じですか?
A7 そうですね、そう思います。元々歳入構造が強い自治体ではありませんので、この財政運営のポイントは入ってくるお金を見ながら支出を考えるということです。つまり、歳入に見合った支出をしている限り財政は破綻をしないということですので、今回も税収の減とかを見ながら、歳出面をやりくりして、なんとか抑え込んだということです。

Q8 「ナンバー27(地方創生) 豊岡演劇祭共同開催」では養父市と香美町の公演も検討とされていますが?
A8 そうですね。

Q9 養父市と香美町でも予算計上するのですか?
A9 すると思います。

Q10 場所はどういうところを使用するのですか?
A10 どこでしょう。香美町は確か文化会館を望んでいたと思います。それから応挙寺(大乗寺)という地元の要望もあったと思います。

Q11 2会場ですか?
A11 会場数はまだ分かりません。それから養父は特にどこっていうことはなかったですね。

Q12 養父市も香美町も実行委員会に入るのですか?
A12 そういうことになります。最終的には但馬3市2町全体的に広げたいと思っていますが、あまり早く広げすぎますと今度お客さんにとっては、交通の便もないところで行き来しないといけないため、少しずつということにしています。今回は特に養父市と香美町から非常に強い要望がありました。養父市も新しい文化会館の整備にかかっていますし、そのこともあって、市長の特に強い意欲でぜひということでした。

Q13 応挙寺はなかなか行きづらい場所では?
A13 自家用車で来る方はいいのですが。確か県民局がそういうところを行き来するときの交通の補助政策を設けたと思います。逆にいうと香美や養父が1会場だけだとお客さんにとっても非常に不便ですが、1日のうちに何演目かがあれば、今日は香美の日、養父の日などということも考えられますので、その意味では複数の演目がある方がいいと思っています。

Q14 アイティ4階の計画はまとまりましたか?
A14 今年度末までにまとめることになっています。もうまもなく議会に今の案を示して意見をお聞きして最終的にまとめていきます。

Q15 キッズランドは有料にするのですか?
A15 そこはまだ決めていませんが、有料化も検討しています。

Q16 民間の誘致は進んでいますか?
A16 いろいろです。たとえば発達障害児の療育についてはぜひ出たいとおっしゃっています。それから外国人への日本語教室や文化交流という点についてもぜひ利用したいというお話をいただいています。ただ、こちら側もまだ計画を作っている段階のため契約を結ぶという段階ではないです。

Q17 カフェを作ると現在の飲食コーナーと競合するのでは?
A17 そういう懸念もなきにしもあらずですが、ただ今入っている二つのお店はカフェ中心ではありません。4階に子育てのキッズランドを利用される方や高齢の方が来られることになりますから、むしろ昼食の需要が増えるのではないかと思います。そのため、仮にコーヒーなどの部分でバッティングすることが若干あったとしても、トータルとしては二つのお店にとってはプラスになるのではないかと思います。もちろん二つの既存の飲食店とできるだけバッティングしないようにということは、これは十分配慮しなければいけないと思います。

Q18 来年度のテーマを「コロナ禍で着実に前進する」と掲げられていますが、これまで行ってきたことをより発展させるという考え方ですか?
A18 そうですね。着実に進めるということですね。新規事業がそんなに多くなく、これは逆にいうと戦略が相当固まってきたことの裏返しだと思っています。地方創生は、人口減少と戦うということですから、この100年間ずっと人口が減り続けてきたそのトレンドを変えようということですので、相当腰を据えた対応をする必要があります。その意味では継続事業がどうしても多くなってくるということです。

Q19 その中でも今年はジェンダーギャップに力を入れてこられた印象ですが?
A19 そうですね。ここはやはり危機感の裏返しですね。ご存じの森 喜朗さんの発言があって、一気にこう火がついた感じがしますよね。もちろんいろんな見方があるとは思いますが、女性たちがどれだけ怒っているのかということが背景にあるのだと思います。それに気づかない人たちが、とんちんかんな答えをしておられるのだと思います。
 そうした中で、これまでずっと豊岡は危機感に基づいてジェンダーギャップの解消を行ってきました。そして相当注目も浴び始めていると。今月末には富山県南砺市がジェンダーギャップ解消に関するシンポジウムに出席してほしいと言われていますし、神戸学院大学からも講演依頼がありました。それから、森さんがラグビー業界の恥をさらすようだけどよくしゃべる女性がいて、「それ私のことです」という方から今朝資料要求がありました。会報か何かに書きますといっておられました。これは逆に、森さんのことがあるからというよりも、それだけ課題が現にあって、そのことへの認識に火が付いたということじゃないかと思います。この中で豊岡市としては引き続き先頭を走っていこうと。日本全体のレベルは低いのですが、先頭を走っていきたいと思っています。

Q20 女性の回復率の目標はありますか?
A20 50パーセントです。

Q21 50パーセント?
A21 2040年の人口予測は62000人、それから男性女性とも若者回復率が50パーセントです。
 地域おこし協力隊員が、現役、OB合わせて現在46人おられ、男性26人、女性20人。女性は少し少ないですが半々に近いぐらいです。豊岡のまちづくりなどに関心を持って今どんどん応募があるわけですが、やりようによって、きちんと女性でも豊岡に入ってきていただけるという可能性が片方で見えていると言えると思います。それから、12月募集では10人に対して52人の応募がありました。これも女性がほぼ半分だったと思います。ただ現実として、回復率の厳しさは、豊岡が全然なってないということもあると思います。

Q21 市長選を控えて骨格予算にするということは考えなかったのですか?
A21 考えないですね。今回だけではなく、過去に市長選挙前に骨格予算にした例は一度もありません。それはこういう説明を議会にしてきました。次年度の予算編成は実は夏から始まります。夏から議論をずっと重ねてきて最後に2月ぐらいにまとまります。それを骨格予算にしてしまうとそれまでの議論が足踏みをすることになります。
 新年度、仮にそのままその人が市長になっていればそれまでの議論を積み重ねて一気にやればいいわけですが、新しい方になるとすると議論を一からやることになります。そうすると事業のスタートが非常に遅れます。このスピードの時代にこの時間的ロスはいただけないということで、今年の5月以降、私が市長をしているかどうかは分かりませんが、豊岡市にとってどうかとみると早くスタートさせた方がいいと思っています。どうしても私が組んだ予算に気に食わない人が市長になったとする場合には、その部分を市長は止めればいいと思います。この予算全体を道連れにする必要はないという考え方です。行政の継続性を考えるときには骨格予算という形でその進捗を止めるべきではないと思います。
 今年私が本格予算として、5月に別の方が市長になった場合、その市長にしてみたらけったくそ悪いかもしれませんが、その代わりその方もやめる最後の年は自分の予算を通してしまえばいいわけですから、結局イーブンなわけです。ということで、継続性を重視するということで、骨格予算を組まないことにしています。

Q22 豊岡市役所の幹部女性職員の比率は?
A22 2020年が10.3パーセントだったと思います。

Q23 それは高いのですか、低いのですか?
A23 低いです。兵庫県全体は14パーセント台だったと思います。

Q24 市役所の改革は?
A24 キャリアアクションデザインという改革を進めています。ただ豊岡市は40代以上の女性の絶対数が圧倒的に少ないです。現在の課長補佐がやがて課長になり部長になるわけですが、この絶対数が圧倒的に少ないです。それは過去に、もちろん男女平等法の下で男性だけを選ぶことはできませんが、やはりどうも男性を多くとってきていると。そして採用された女性が結婚とか出産を機にやめ、あるいは旧の小さなまちでは実質的にやめさせている状況があり、現実に40歳以上の男女のバランスは著しく欠けています。
 40歳以下でも半々にはいきませんが、40数パーセント、50数パーセントでかなり近づいており、絶対数の差が圧倒的にありますので、しばらくなかなか成果に出せないっていうのが現状ではあります。

Q25 「ナンバー19(地方創生以外) 玄武洞公園の整備」は何をするのですか?
A25 青龍洞と玄武洞の前に基壇を置きます。基壇とは、お供え物を載せるような壇で、それが要は舞台にもなり演劇などを行うこともできます。

Q26 有料化の額はどれぐらいですか?
A26 現時点での検討は300円から500円です。ただ、まだ検討段階ですので分かりません。

Q27 維持費に充てるのですか?
A27 維持費には当てますが、維持費だけではなく行財政改革上の収入の足しにもします。

Q28 料金徴収する人を配置するのですか?
A28 料金徴収の人配置というか組織をどっかに委託することになると思います。

Q29 ボランティアに任せるということもあるのですか?
A29 ボランティアグループが指定管理者になることはあり得ると思います。全体の管理をお願いすることになると思いますが、それが今のボランティアグループが手をあげられてベストだということになるのか、はたまた他の組織が指定管理者になるのか、それはふたを開けてみないと分からないです。

Q30 完成が来年春ということは今年の豊岡演劇祭2021には間に合わないのですか?
A30 間に合わないです。今年は仮設の舞台を作ることになります。去年もその予定で、仮設の舞台と客席を組んで、照明も外から持ち込むということになっていました。今年の第2回も同じ形になると思います。

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