市長定例記者会見(2020年12月1日)

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ページ番号1013688  更新日 令和2年12月10日

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日時

 2020年12月1日(火曜日) 午後1時15分~午後1時59分

場所

 豊岡市役所本庁舎 3階 庁議室

発表事項

  1. 「THEATER豊岡」城崎国際アートセンター5G基地開局イベントの開催
  2. 「THEATER豊岡」子ども向け公演の実績
  3. 子ども食堂の開設支援制度の創設
    ~新たに開設する団体を募集~

質疑応答〔発言要旨〕

(1)城崎国際アートセンター5G基地開局イベントの開催

Q1 開局に伴う整備費用負担は?
A1 基本的には全ての費用をKDDIが賄われます。アンテナの設置費用もそうですし、城崎国際アートセンターの工事費用についても、KDDIに負担をしていただきます。

Q2 額は分かりますか?
A2 分からないです。

Q3 利用できるのは建物内のみですか?
A3 物理的な制約としては30~50メートルです。

Q4 5G基地局は但馬で初めてですか?
A4 はい、そうです。KDDIと豊岡市は元々包括協定を締結しています。スマート農業でも一緒に挑戦をし、それから、豊岡演劇祭でもパートナー企業として、さまざまな支援をいただいています。その一環として、全国に先駆けて5Gの基地局を設置しましょうということになりました。その中でも特に城崎国際アートセンターの先端性といいますか、そういったところに着目をして、城崎国際アートセンターに設置したいという判断をされたと聞いています。

Q5 今後どのように5Gを活用していくのですか?
A5 まず、アートセンター自体が滞在してダンスや演劇を作るという場所ですので、例えばその制作中に遠隔地にいるダンサーや俳優などと、どうしても一緒に稽古や調整をしたい場合などに使えるのではないかと思っています。これはアートセンターに即した使い方になります。2つ目はワーケーションです。この地方であっても、せっかくICT技術の最先端が入ってきますので、その地の利を活かすために、ワーケーションの拠点とすることにしています。そのため今年度構想策定を行い、設計の委託をしました。1階のフロアと少し外をつなぐようなハード整備です。実際の工事は来年度予算で行う予定。5Gを利用したワーケーションの拠点としての可能性を切り開いていこうと思います。ワーケーション自体は、必ずしも5Gは必須ではないですが、大都市から城崎に来ても十分そん色なく働くことができる。特にアートセンターのあの雰囲気の中でワーケーションができるということに価値を見出す人たちを積極的に呼び込みたいと考えています。3つ目は、積極的に豊岡のものあるいはアートセンターのものを世界に発信するというふうに使いたいと。今回紹介したイベントのように、だいたいこういうイベントは、大都市部に優れたアーティストがいて、地方は都会から情報を受けるというふうに普通考えますが、今回はむしろ世界的なダンサーが豊岡にいて、豊岡から情報発信します。

Q6 ケントモリさんは、いつからいつまで城崎に滞在される予定ですか?
A6 現在調整中ですが、今の予定では、18日に入られて22日までという予定です。

Q7 このイベントの終了後の5Gの活用方法は?
A7 まだこれからですね。さっき申し上げたワーケーションの拠点ということ以外は未定です。むしろ5Gの基地局のある城崎国際アートセンターというものに、いろんな方々がどのように反応をしてくるか、そこを見たいと思っています。

Q8 遠隔地とつなぐだけではなくて具体的な使い道は?
A8 今後検討していきます。単純にいうと、通信速度がやたらと早いという技術でしかないわけです。

Q9 じゃあゲームがやりやすくなるくらい?
A9 ゲームの動きもかなりよくなります。もしかしたら、最初はそういうふうなテック系の方がロビーに来て、自身の5Gをつないで、いろいろと試すというふうなことが起こるかもしれません。具体的なことは設置してみてからです。

Q10 一般の人も体験できるのですね?
A10 auユーザーで5G対応の端末を持っておられる方は、城崎国際アートセンターに行かれると5Gが体感できます。で、先ほどのワーケーションとして施設利用をする場合は、将来的にはそのルーターをお貸しするようなことも考えています。

Q11 ワーケーションは部屋を作るのですか?
A11 完全に箱の部屋にするのではなくて、移動ができる家具で1人1人を区切るようなイメージです。囲われたデスクみたいな感じです。

Q12 何席くらい作るのですか?
A12 10席強になると思います。

Q13 ケントモリさんは、日本在住ですか?
A13 アメリカ在住だと思います。

Q14 渋谷の子どもたちはどのように集まるのですか?
A14 渋谷で活動されている団体「渋谷NEXTGENERATIONS」に、小学生のダンサーが所属されていますので、その方々とコラボレーションします。

Q15 「申し込み多数の場合は主催者で決定する」とありますが、ある程度ダンスの上手な子どもを募集するのですか?
A15 基本的には幅広く、興味のある方、意欲のある子どもたちに参加していただきますが、ライブショップの運用上、全ての方が素人となると難しいところがありますので、経験者も混ぜたいということです。

(3)子ども食堂の開設支援制度の創設

Q1 市内にどれぐらい増やしたいなどの目標はありますか?
A1 特に行政的な目標を持っているわけではありません。ただ希望としては、各コミュニティ組織単位ぐらいにできればうれしいかなと思っています。市内数カ所ということでは、どうしても移動のための制約がありますので、行ける子と行けない子ができてきます。他方で、あまり近すぎると少し嫌がる保護者もおられる可能性がありますので、目標としてはなかなか言いづらいということです。できるだけ広がってほしいとは思っています。

Q2 そのため各コミュニティに声掛けを行うのですね?
A2 そうですね。すでにコミュニティセンターとしてハードがありますので、やろうとすればやりやすいと。まさに子ども食堂として一から整備するとなると結構やっかいです。その意味でもコミュニティ組織単位ぐらいだとやりやすいのだろうと思います。もちろんコミュニティ以外でもウェルカムです。

Q3 こども食堂は福祉施策になるのですか?
A3 はい、そうです。
 特に非正規のシングルマザーの家族は、どうしても所得が低くなってきます。コロナによって真っ先に影響を受けている人たちというのがこの非正規の人たちです。その子どもたちが十分食事を食べられてない可能性が高いと。ですから、そこにほんのわずかなチャンスでも食事を提供できるようになればと思います。そのことを通じて子どもたちと食堂を経営する人たち、あるいは地域とのつながりができます。その必要性は高いと考えています。
 コロナの騒動が始まったころのことです。正式な子ども食堂ではありませんが、市内で有志の皆さんが食事を提供するという事業をされました。有志から費用をつのって、さらに、レストランに声を掛けてピザなどを希望者に差し上げるといった事業がなされました。そのあと、利用者から感謝のメールや手紙が相当寄せられ私も見ました。その中には、シングルマザーの方から、「自分が小さいときに本当に飢えて、ティッシュペーパーを食べて飢えをしのいだ」といったような経験も書かれていました。そこから伺がわれますように、相当厳しい現状の中にいる親子が相当おられるのだろうというふうに思っています。

Q4 それなら子ども食堂よりも福祉の窓口を充実させたらよいのではないですか?
A4 「あれよりもこれ」ではなくて、「あれもこれも」だと思います。抜本的な解決をしようとすると、非正規の方が正規職員になり、収入を安定させることです。しかし、現実にはただちに全てがそうできるわけではありません。要するにその子どもたちに対してさまざまなアプローチをするということが必要です。子ども食堂は市がやるのではなくて、市民の皆さんの力をお借りし、市民の皆さんにこういった子どもたちに手を差し伸べてもらいたいという取組みです。さまざまな取組みを重層的にする必要があるというふうに考えています。
 シングルマザーが正規職員になれるような研修会をつい先日、土曜日と日曜日に稽古堂で行いました。なぜシングルマザーで非正規なのかというと、結婚を機に仕事を辞めて、その後離婚してしまうというようなケースが多々あります。抜本的に解決するにはそこまでさかのぼる必要があります。しかし、それら全てを解決するためには長い時間が必要ですので、総合的に進める必要があるというふうに考えています。

Q5 豊岡市が取り組んでおられる子どもの貧困対策の一環ですか?
A5 そうですね。基本的には子どもの貧困対策というのは、「貧困の連鎖を断ち切る」ということを最重点に置いています。母親の経済社会状況はどのようであろうとも、子どもがきちんと生きる力を身に着けて、将来大人になった時に、より安定した収入を得られるようないわばスキルを身に着けるということが重要です。とはいいながら、今現に母親の経済状況により食べられない子たちがいるとすると、その母親たちの経済状況をよくすることも必要ですし、全ての人たちを一気にできるわけではありませんので、子どもたちに少しでも手当をすることが必要だろうというふうに考えています。そのために、さらに子どもの貧困対策を充実させていく必要があると思っています。

Q6 すでに開設している3団体は適用されますか?
A6 されません。この支援は、立ち上がりの時の不安や情報不足、財政的な弱さをカバーすることです。

Q7 予算額はいくらですか?
A7 62万5千円です。

Q8 9月議会?
A8 9月議会の補正です。先ほど申しました有志の皆さんの取組みに触発をされて、なおかつ職員に必要性等を検討させ、現場の職員たちとしてもこの仕事はしなければいけないということで施策化に踏み切りました。

Q9 但馬地域でこの支援を行っているところはありますか?
A9 豊岡市が初めてです。

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