市長定例記者会見(2020年10月30日)
日時
2020年10月30日(金曜日) 午後1時15分~午後2時9分
場所
豊岡市役所本庁舎 3階 庁議室
発表事項
- まちなか周遊イベント「アッチコッチ商店街」の開催
- 「THEATER豊岡」~絵本作家による読み聞かせライブ第2弾~の開催
- 「みんなでスポーツ応援キャラバン」の開催
~東京2020オリンピックの雰囲気を感じよう~ - 「2017年豊岡市産業連関表」の概要
- 2020年第3四半期の外国人延べ宿泊者数の状況(速報値)
- 片岡愛之助/中村壱太郎「豊岡市民へ応援メッセージ」
~永楽館歌舞伎再開に向けて。市民とりわけ地元・出石を激励~
- (資料1-1)まちなか周遊イベント「アッチコッチ商店街」 (PDF 105.7KB)
- (資料1-2)チラシ まちなか周遊イベント「アッチコッチ商店街」 (PDF 1.6MB)
- (資料2-1)絵本作家による読み聞かせライブ第2弾 (PDF 110.2KB)
- (資料2-2)チラシ 絵本作家による読み聞かせライブ第2弾 (PDF 3.4MB)
- (資料3-1)みんなでスポーツ応援キャラバン (PDF 320.8KB)
- (資料3-2)チラシ みんなでスポーツ応援キャラバン (PDF 184.9KB)
- (資料4-1)「2017年豊岡市産業連関表」を作成 (PDF 100.4KB)
- (資料4-2)2017年豊岡市産業連関表 (PDF 1.2MB)
- (資料5)2020年第3四半期の外国人延べ宿泊者数の状況(速報値) (PDF 226.3KB)
- (資料6-1)片岡愛之助/中村壱太郎「豊岡市民へ応援メッセージ」 (PDF 67.5KB)
- (資料6-2)チラシ 片岡愛之助/中村壱太郎「豊岡市民へ応援メッセージ (PDF 289.1KB)
質疑応答〔発言要旨〕
(1)まちなか周遊イベント「アッチコッチ商店街」の開催
Q1 実行委員会の委員はどういう人たちですか?
A1 豊岡演劇祭ナイトマーケットチーフをやられていた方や、元豊岡市地域プロデューサーなどです。委員は計10人です。ちなみに、高校生にも委員に入っていただいております。この他、委員ではありませんが、当イベントを盛り上げるために3人の地域おこし協力隊も関わっています。
Q2 委員の一覧をもらうことはできますか?
A2 はい、後ほどお渡しします。
Q3 このイベントは今後も定期的に行うのですか?
A3 そこまではまだ考えていません。今回このコロナで、まちの中から人々が消えていますので、もう一度まちなかに出てきてもらいたいと。それから、かばんストリート、とど兵、公設市場の古い豊岡の街並みなどを回遊してもらうことを狙っています。それは、魅力の再発見のようなもので、特に、地域おこし協力隊など外から来た若い人たちが、豊岡の伝統的な街並みなどに価値を見出してくれるということがありますので、そういった思いを共有していただければと思っています。これがうまくいくようであれば、また改めて考えたいと思います。
Q4 音楽イベントの出演者は誰ですか?
A4 関西のchill mountainというイベントに出演されていたDJの方にお声掛けされています。実行委員のお知り合いの方です。
Q5 おんぷの祭典「親子コンサート」は未就学児の参加もできますか?
A5 はい、大丈夫です。ただ、一度に入場していただける方を20組にするなどしていきます。
(2)「THEATER豊岡」~絵本作家による読み聞かせライブ第2弾~開催
Q1 サイン会は絵本を買った人だけですか?
A1 いいえ、購入された方には購入した絵本にされますが、既に絵本をお持ちの方についても持ってきていただきましたらオッケーです。
Q2 色紙とかはダメなのですね?
A2 はい、絵本へのサインになります。
(3)「みんなでスポーツ応援キャラバン」の開催
Q1 聖火リレートーチは本物ですか?
A1 はい、本物です。
Q2 重さとか長さとは分かりますか?
A2 全長は71センチメートル。重さは約1キログラムです。
Q3 写真ブースのパネルイメージはどのようなものですか?
A3 背景までは確認してないですが、たぶんまちの風景などではないかと思います。走ってきて次の人にトーチを渡すところの写真ですので、そういう風景を持ってこられるのではと思います。
Q4 トヨタ自動車株式会社自体が行うイベントですか?
A4 トヨタ自動車株式会社はオリンピックの聖火リレープレゼンティングパートナーになっています。トヨタ自動車さん自体が行われます。
Q5 このイベントは全国でも行っているのですか?
A5 いいえ、これは市側からお願いをしました。
(4)「2017年豊岡市産業連関表」の概要
Q1 作成協議会の評価やコメントなどはありますか?
A1 協議会会長の岡山大学院特任教授の中村先生からは、今回の調査で豊岡市の経済がより精緻に明らかになったというコメントはいただいています。
Q2 今後これをどのように生かし取り組んでいくのですか?
A2 経済成長戦略が2019年度で終わりましたので、現在、次にどういう戦略を作るかという検討に入っています。ただ、もう「成長」という戦略ではなくなるのであろうと思います。方向としては「成長」から「成熟」ということだと思います。いかに規模を大きくするかというよりも、付加価値をどう高めるかの方向に舵を切ることになると思います。これまでの経験の中でもそうですが、要は売り上げの規模だけを探り、売り幅が少ないことをやると、これは価格競争に巻き込まれます。価格競争に巻き込まれると、豊岡のような小さなまちはひとたまりもありません。価格競争での勝負ではなくて付加価値の勝負。例えば、お米でいうと、いかに安いコストで安く売るかではなくて、コウノトリ育む農法のお米のように、いかに付加価値をつけて高く売り、利益をどれだけ高くとるかなど、農業政策も舵を切ってきました。
豊岡市の産業全般についても同じような方向を探る必要があるのではと今思っています。例えば、豊岡の代表的な産業に中田工芸のハンガーがあります。ここはかつて大手衣料品店の普通のハンガーを何百万本と作っていたという時代があるようです。今は1本3万円とか、高いものですと1本10何万円のハンガーを販売する方向に完全に切り替わっておられます。
豊岡のこれからの経済政策を考えるときに、高付加価値型、成熟型の方に持っていく。そのため、具体的にどういうものを盛り込むかということ自体を、もちろんこの産業連関表の分析も参考にしながら作り上げていきたいと思っています。お店などの例でしたら、100店舗突破とか120店舗突破とかではなく、少ない店舗でも、より良いものを売り、利益を取っていくという方向への転換が、さらに求められていくと思います。
(6)片岡愛之助/中村壱太郎「豊岡市民へ応援メッセージ」
Q1 この映像はどこで収録されましたか?
A1 大阪の松竹座の稽古場で録画撮りをしました。10月14日です。
Q2 ちなみに出演料は発生するのですか?
A2 発生はしていますが、ごくわずかです。出演料だけではなく、会場の使用料や映像の作成費など77万円です。
Q3 来年まで放映が繰り返しできるわけですよね?
A3 はい。放映期間は、来年の1月31日までです。
Q1 新聞掲載用に画像をいただきたいのですが?
A1 はい、後ほどお渡しします。
映像の中には、愛之助さんの「恩返しでございます」というメッセージもあります。
〈会見事項以外〉文化芸術観光専門職大学
Q1 設置認可が下りましたが、改めて地元の子どもたちへの影響などについて教えてください。
A1 そうですね。ものすごく毛色の変わったおもしろい人たちが来られると思います。教師陣と学生の両方を含めてですが、そういうものを目の当たりにすることによって大いに刺激を受けてほしいです。すでに、劇作家の平田オリザさんにしても十分毛色の変わった人ですが、児玉北斗さんや木田真理子さんのような世界的なダンサーも移り住んで来られます。観光ビッグデータ分析の専門家、野津直樹さんはもう既に移って来られてきました。そういった非常に優れて、しかも毛色の変わった人たちが入ってくることによる刺激を、ぜひ豊岡の子どもたちに受けてもらいたいです。そのことを通して広い世界に関心を持ってもらいたい、その関心を遠くに行かなくても豊岡で行えるという、そういう経験をしてほしいと思います。
Q2 施設の完成見学会的なものはありますか?
A2 たぶんされると思います。大学自体の建物は来年2月の完成予定で、寮が来年1月の完成予定だと聞いていますので、おそらく事前の内覧会はされると思います。私もぜひ一緒に見に行きたいと思っています。
Q3 教師陣の木田真理子さんや児玉北斗さんの舞台は見たことあるのですが、改めて教師陣の会見の場を設定してもらえないですか?
A3 そうですね。文科省の認可も出ましたので、一度県と相談してみます。
Q4 調整していただければと思います。
A4 分かりました。本来なら県がやるべきことだと思いますが、豊岡市としても、市民の皆さんの期待感を持っていただくという意味ではいいアイデアだと思います。どんなことができるか一度検討してみたいと思います。
それから、この際ですので。先日、認可が下りたってことをフェイスブックでお伝えしたら、批判ではないですが、一体ここを卒業するとどういうふうに働くことができ就職できるのか。演劇で食べることができるのはほんのわずかではないか。好きなことだけして、遊んでいけるようなそんな甘い世界ではない。というコメントがありました。それで、ぜひそれは専門職大学のホームページを見てくださいと返しているのですが、大学で劇作家や俳優を目指す人は当然いるだろうと思いますが、基本的にはアートマネージメントですので、劇場の運営をどうするかとか、それからさまざまなイベントをどのようにマネージメントするかなど、そういったようなことも学ぶことになります。ですので、就職先としては、さまざまなホールやイベント会社、テレビ局、あるいはそのメディア関係、それからあとは観光政策に関わるようなところに就職することになります。ちなみにですね、日本には音大であるとか芸大はたくさんありますが、音楽一本で食べていける人はほんのわずかです。いわんや絵で食べて行ける人はわずかです。それ以外の方は、学校の先生になったり、絵画教室や音楽教室、ピアノ教室の先生をやって食っていく、あるいは食う足しにするというのが実態なわけですね。そういう意味では、今度の専門職大学だけが特殊なわけではありません。ただ、他の芸大、音大と比べて決定的に違うことは、例えば音大のピアノ学科というのは、ピアノの技術は教えますが、ピアノでもってそのまちをどのように変えるかということは教えません。あるいは絵画によって、そのまちをどのように魅力的なものにするかといったことは教えないわけです。あくまで、楽器や絵を描くことの技術は教えると。ですが今度の専門職大学は、もちろん本格的に演技なども学ぶことができますが、むしろ演劇でまちをどのようにおもしろくするかとか、あるいは組織をどのようにおもしろくするかとか、その社会的なインパクトをはじめから意識して教えるというのは、たぶんこれまでの芸大、音大とは決定的に違うんだろうと思っています。これはちょっと宣伝です。
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