市長定例記者会見(平成28年12月1日)

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1003564  更新日 平成30年5月23日

印刷大きな文字で印刷

日時

平成28年12月1日(木曜日) 午後1時15分~1時50分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

  1. コウノトリ育む農法 無農薬栽培推進プロジェクトの進捗状況
    無農薬栽培の課題解決・さらなる推進を目指す
  2. 12月のアーティスト・イン・レジデンス プログラム
    JCDN「踊りに行くぜ!!」【II】vol.7 滞在制作
  3. 豊岡市マスコットの年賀状用イラストを作成
    豊岡市マスコットも新年をお祝い
  4. 映像『豊岡絵巻』映文連アワード2016 部門優秀賞を受賞【報告】

質疑応答〔発言要旨〕

(1) コウノトリ育む農法 無農薬栽培推進プロジェクトの進捗状況

Q1 みのる式有機栽培は、収量が多く、また食味値も高いのですが理由は分かりますか?
A1 推定でしかないですが、一つの理由としては抑草対策です。稲にとって草は栄養分を取り合う敵になります。あるいは、草の方が早く成長し、下手をすると光を奪ってしまうこともあります。この抑草対策がほぼ完璧にできているということです。
 そして、ポット成苗は、従来のマット成苗に比べ根がしっかりとしているということです。マット成苗はマットの上に、もみをばらばらとまき、芽は根を絡み合いながら出てきます。田植えをする時には、その根をぶちぶち切り、傷んだ状態で植えることになります。しかし、ポット成苗の苗箱は、小さい穴がポコポコと開いた状態で、その穴の中に土ともみつぶを2、3粒入れるため、個別に別れた苗は穴の中で根を張り放題張り相当大きくなります。そして、苗は、1株ごとポコッと抜いて植えることができます。
 このように、草がほぼ完璧にやっつけられ、相当大きく育った元気な苗を植えますので、収量が多くなり食味値が高くなるのだろうと専門家は推定しています。

Q2 客観的な検証も必要と思いますが?
A2 来年、マニュアルを作成する予定です。作成に当たっては、兵庫県普及センター、みのる産業株式会社、農家、本市、そして客観的な意見をいただけるような有識者を招聘(しょうへい)する予定です。
 ただ、豊岡で実践する分には、必ずしもそのメカニズムの解明が必要ではないと思います。結果は数字で明らかであり、農家の実感としても、大変な抑草がほぼ完璧で、いい味で、たくさん収穫できることが分かっています。後は、農家によって、栽培にばらつきがないようにすることが必要です。そのためのマニュアル化です。その上で、並行して、なぜなのかというメカニズムが分かってくると、一層説得力を持つことになるのだと思います。

Q3 市内でみのる式有機栽培を行っている農家は何件ですか?
A3 20件です。チャレンジ事業16件、実証事業5件で、1人重複し法人も含まれますので実数でいくと20経営体ということになります。

Q4 田植え機、除草機は共同使用ですか?
A4 はい、共用です。みのる産業株式会社から貸出しています。リース代は本市が負担しています。

Q5 初期投資には何が必要ですか?
A5 田植え機と除草機が必要です。
 この農法では無農薬のお米が480キログラムぐらい収穫でき、また高く売れるため、例えば、行政側でその購入費用の半額を補助したら、おそらく投資費用は1~2年で回収できると思います。

Q6 マニュアルはいつ頃策定するのですか?
A6 来年12月の予定です。平成30年の栽培に間に合うように考えています。

Q7 この栽培方法は冬期湛水が必要ですか?
A7 平成26年度から冬季湛水を必須としています。

Q8 無農薬、減農薬栽培とも全てですか?
A8 はい、そうです。
 冬に水を張ると、春先に糸ミミズが大量に発生します。糸ミミズは地面の中に頭を入れ有機物を食べながらふんをします。そのふんは「トロトロ層」という文字どおりトロトロの層を土の上に作ります。そうすると、草の種が落ちてきても、光もなく、空気も少ないその層に抱きかかえられ、冬眠状態となり、草が出てきにくくなります。そういう技術です。それでも出てくる草は、田植え間もない時期にミッドマウント式の専用除草機でやっつけます。また、深水管理のため草は自分の浮力で抜けたり、生えにくくなったりもします。
 除草は、日本の農業で一番大変なことです。以前は農薬を使用し収量を安定させてきましたが、農薬に変わる技術として安定してきているということが言えると思います。

(3) 豊岡市マスコットの年賀状用イラストを作成

Q1 市ホームページのアップはいつですか?
A1 本日午後2時です。

Q2 画像データの提供をお願いします。
A2 後ほど、提供させていただきます。
〔注: 会見後、提供〕

(4) 映像『豊岡絵巻』映文連アワード2016 部門優秀賞を受賞

Q1 静止画像等の提供をお願いします。
A1 後ほど、提供させていただきます。〔注: 会見後、提供〕
 この映像は、昨年、私がミラノとパリでスピーチをすることになった時、藤原さんに制作のお願いをしたものです。藤原さんには、今年は城崎スケッチ、次の年は但東スケッチなど、6年かけて各地域のスケッチを撮影していただきました。豊岡のエッセンスをきちんと表現したこの豊岡絵巻は、実はこれまでの映像の蓄え映像を基に、5日間で作っていただきました。制作費もわずかなお礼のみだったと思います。それが、多額のお金をかけて作ったそうそうたる企業の作品を抜いて入賞しました。藤原さんはそれを喜んでおられます。

Q2 この作品の受賞は初めてですか?
A2 国内の受賞は初めてです。国外では、今年、ドイツのワールドメディアフェスティバルの旅行観光PR映像部門で金賞を受賞しています。授賞式にも行っておられます。

Q3 受賞は、ドイツに続いて2回目ということですか?
A3 はい、そうです。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページの感想を聞かせてください。

質問:このページの情報は役にたちましたか?
質問:このページの内容は分かりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するご質問やご意見は、「このページに記載されている情報の担当課」までお問い合わせください

このページに関する問合せ

市長公室 秘書広報課 広報戦略係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-21-9035 ファクス:0796-24-1004
問合せは専用フォームを利用してください。