市長臨時記者会見(平成28年12月21日)

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ページ番号1003561  更新日 平成30年5月23日

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日時

平成28年12月21日(水曜日) 午後1時20分~1時48分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

平成28年 豊岡市政10大ニュースについて

質疑応答〔発言要旨〕

Q1 市長にとって一番感慨深いニュースはどれですか?
A1 「クリーンパーク北但」か「コウノトリ育む農法」です。
 クリーンパーク北但は、上郷がベストと判断しましたが、地区の住民投票で否決をされ、森本・坊岡地区を再度選び直して受け入れていただきました。大変強い反対運動や裁判も起きました。その意味では大仕事が一つできたという感じはします。
 また「コウノトリ育む農法」も感慨深いです。農家、豊岡農業改良普及センター、JAたじま、豊岡市。このチームで一から作り上げてきた農法です。この農法のお米が国境を越えて売れるようにもなりました。環境保全という意味では非常に優れていましたが、以前は、味のばらつきがあると言われていました。しかし、日本一の賞を取る農家が出てきて、法人のグリーン出石も全国で実質69位をとりました。コウノトリ育む農法自体のレベルの高さが分かり、認められたということです。この長い歩みから考えると非常に感慨深いものがあり、しかも、この農業こそがコウノトリの野生復帰を支えてきているということです。

Q2 思い入れがあるものは、この二つということでしょうか?
A2 どちらか選べと言われたら、クリーンパーク北但です。これだけの批判の中、突き進んできたというところがあるためです。

Q3 地方創生の人口減少対策の手応えはありますか?
A3 人口減少対策は、目標達成に向けて進んでいるように感じています。
 例えば、トヨオカ・カバン・アルチザン・スクールです。今年の卒業生は、確か豊岡以外の出身で、そのほとんどが豊岡で就職しました。彼らは、豊岡で暮らすことの価値を実感しているのです。非常に優れた指導者がいて、この指導者の腕にも全員感服をしています。かばん作りを学ぶのに豊岡を選んだことに、狂いはなかったという感じを持っています。こういうことが、地方創生の柱だと思います。つまり、私たちがやらなくてはならないことは「豊岡で暮らすことの価値」「地方で暮らすことの価値」の再創造あるいは再発見だと思います。それが、アルチザンスクールの生徒たちを見ると「なぜ豊岡にいるのか」という価値をちゃんと分かっています。
 また、城崎温泉では、今年4月からさかのぼって3年間、45人前後の大学と高校の新卒を雇っています。これは、春と秋の閑散期にインバウンドを中心に通年雇用を生み出し、また城崎に来るインバウンドの人たちに、英語というツールを使って、城崎の伝統や豊岡の文化を伝えるということが、若い人にやりがいのある仕事として映っているのではないかと思います。
 豊岡は、宿泊業とかばん産業が二大基盤産業です。ここの規模を拡大し、レベルを上げることで、若い人に受け皿を作るというのが、豊岡市の地方創生戦略の一つの柱です。そういう意味では、手応えを感じていると言っていいと思います。

Q4 豊岡観光イノベーションはどうですか。
A4 豊岡観光イノベーションの最大のミッションは、マーケティング情報の収集、分析、戦略を立てることです。それには、少なくとも1年間必要で、これからもデータの変化を分析していく必要があります。今は、その収集と分析を行っているという状況です。ただ、日本人でも、私たちの予測よりもはるかに多く、姫路から豊岡に入って来ていることが分かりました。外国人の場合でも、姫路経由で豊岡、あるいは豊岡から姫路に抜けている人が10%前後あります。私たちは、姫路でのアピールということを全く念頭に置いてなかったのですが、姫路でのアピールが狙い目ではないかということがデータ分析で分かってきました。
 今後、そういうことがもっと詳細に分かってくると、戦略をうまく立てるということが可能になるのではないかと感じています。ただ、外国人の場合、データ数が少なく、アジアに偏っているため、戦略を立てるための基礎には、まだ至っていません。

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