市長臨時記者会見(平成29年2月22日)

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ページ番号1003559  更新日 平成30年5月23日

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日時

平成29年2月22日(水曜日) 午前10時~11時56分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

  1. 平成29年度当初予算について
  2. NHK神戸放送局 兵庫発地域ドラマ
    「あったまるユートピア(仮)」制作決定

質疑応答〔発言要旨〕

(1)平成29年度当初予算について

Q1 合併特例債は何年までですか?
A1 平成32年度までです。

Q2 予算の縮小化が図れていますが絞り込みを行ったのですか?
A2 絞り込むというよりは、ごみ処理場の建設など、大きな事業が終わったということが一番だと思います。合併特例債は、相反する二つの要素があります。一つは、非常に有利な起債であり平成32年度までに少し前倒してでも事業を進めたいという考えがあります。もう一つは、平成33年度以降は急激に財政状況が悪化しますので、そのことを見越して不要不急のものは絞り込んでいかなければいけないということがあります。

Q3 全体的にソフト事業が多い印象がありますが?
A3 これまで、ごみ処理施設、庁舎建設、耐震化、公民館・コミュニティー施設など、相当前倒し的に整備を行ってきました。そういう意味では、ハードそのものが減ってきているというような印象はあります。
 また、地方創生は智恵比べです。建物を作るなどハード事業で人が帰ってくることはありません。一つ一つの事業は何百万円、大きくて1千万円という規模ですが、これをうまく実施するかどうかが重要です。こういう傾向が表れてきているのだと思います。

Q4 「主要事業No.11 高齢者の学びの拠点等整備」は空き家を活用するのですか?
A4 空き家を活用する、空き家を壊して一から造る、または既存の施設を改修するかは民間から提案をいただく予定です。
 この事業は、市が整備したい「高齢者の学び」の部分と、民間が行いたいと思う事業、例えば保育所、住宅、喫茶店なども合わせてプロポーザルします。また、業者が建てたもののうち高齢者部分を市が買い取る、あるいは市が建てて民間部分を売る、貸すなどの方法もあります。
 ついては、提案内容で必要な面積なども変わりますので、良い場所でいい提案をしていただきたいと思います。

Q5 「地方創生No.48 専門職大学の誘致」の県民局の発表では場所は未定ということでしたが?
A5 兵庫県がこの構想を今から作ることになります。そのため、場所は未定といえば未定です。しかし、豊岡市内は実質前提だと思っています。学生を支える都市機能、また、但馬3市2町からの県への提案は、観光コミュニケーションとアート系であるため、内容のボリュームからみても豊岡です。正式に決めたわけでも、もちろん確認されたわけでもないですが、共通の理解は豊岡だと思います。3市2町の予算化は、本市が右代表で行っていただくことでトップの了解は得ています。

Q6 想定は4年制大学ですか?
A6 4年制を想定しています。これは県に対してもはっきり申しあげています。但馬にとって4年制の高等教育機関は、ある意味で実現しないと思っていた悲願でもあり4年制以外にはありえないと考えています。

Q7 基本的には県立ですか?
A7 但馬の願いは県立です。県はそれらも含め、しっかりと検討され結論を出されると思います。私立は選択肢にないと思います。今存在している大学自体が少子化で存亡が危ぶまれる事態になっている中、いったいこんな片田舎に学生が来るのか、また他方でやっぱり公立だという保護者の漠然とした価値。それらを総合すると私自身は県立しかありえないと思います。また、この専門職大学は、但馬の子どもたちが外に出て行かなくても、高等教育を学べるということももちろんですが、これまでの県のトップとのやり取りでは、むしろ全国や世界からも学生がやってくるぐらいの突き抜けたものを作りたいとの話をしています。

Q8 国立の可能性はないのですか?
A8 ないです。

Q9 「地方創生 2040年の目標人口6万2千人」の見通しは?
A9 データの押さえはできていません。ただ、2010年と2015年の国勢調査、言わば地方創生の助走期間の比較では、私たちの予測よりも約1割、人口減が和らいでいます。この方向を伸ばしていけば目標を達成する可能性はあると思っています。京阪神間から取り戻しているのか、東京から取り戻しているのかなどは分かりません。

Q10 それは市の予測ですか?
A10 はい、そうです。よりリアルな予測を行うため、人口問題の専門家で米国の戦略国際問題研究所の部長補佐をやられていた神戸外大の中嶋先生に予測をしていただきました。日本創生会議の予測に近い数字となっています。2010年に5年後こうなっているという予測からは、約1割和らいでいるということです。

Q11 その予測は国調が基準ですか?
A11 はい、そうです。住基の場合、学生が住民票を置いたまま大学に行っているケースが結構あります。あるいはいろいろな事情で住民票を置いたまま、本人が居ないケースがあります。国調は、その全てがカバーできているとは言えませんが、実際に住んでいる人口でいうと国調の方が、信頼性が高いと思います。ただ、5年に一回しかないので1年2年での動きがつかめないという弱点はあります。

Q12 「地方創生No.68 英語教育推進」で外国語指導助手は何人配置するのですか?
A12 平成28年度はALTが10人で、平成29年度はさらに民間企業から6人の派遣を受け計16人です。

Q13 給与は市が払うのですか?
A13 給与ではなく、市が会社に委託費を支払います。ちなみに一つの学校にずっと居るのではなく、複数校をハシゴしてもらう感覚です。民間企業は、相対的にレベルが高いとも言われています。

Q14 高校は配置しないのですか?
A14 高校は県立などのため市は行いません。チャンスがあれば一度皆さんも幼稚園、保育所、こども園の「えいご遊び」を見ていただけたらと思います。特に神田さんは非常に優れた女性で、まず保育士として非常に優れ、もちろん英語もペラペラです。「えいご遊び」の時間中は一切日本語を使いません。子どもは1年経つと片言ですがしゃべるようになってきます。あの年代で英語に対するバリアがなくなるということが、後で英語を学んでいく上で非常に大きいのではないかと思います。

Q15 「地方創生No.46 円山川沿線サイクリングロード整備」の鮮明な計画図をください。
A15 後程提供します。(提供済み)

Q16 自転車の貸出しを行う予定はないのですか?
A16 今のところありません。

Q17 計画は円山川の右岸ですか、左岸ですか?
A17 右岸、左岸の両方です。出石まで整備しますので、かなりの距離を走ることができます。ただ、所々途切れるため、例えばKTRの鉄橋付近では河川敷に降りるような整備も必要です。完全な整備までには少し時間がかかりますが、国交省や県の力も借りながら計画的に整備していく予定です。

Q18 計画図で円山川から伸びる脇道はどのような場所ですか?
A18 コウノトリの郷公園、カバンアルチザン、まちなかステーション、中嶋神社、出石神社等です。

Q19 「地方創生No.47 道の駅整備」場所は決まっていますか?
A19 まだ決まっていません。ただ、どちらにしても豊岡病院のすぐ近くに豊岡インターができるため、この工事に合わせて敷地造成されます。

Q20 豊岡病院付近になるということですか?
A20 はい、そうです。

Q21 本線に直結するのですか?それとも一般道沿いに整備するのですか?
A21 そこは、まだこれからです。国交省への本市の要望は、道の駅の経営上、本線直結でお願いしていますが、国交省の一般的な考え方は、無料の区間は本線直結にしないことが基本的なルールだそうです。豊岡インター以北の延伸については、まだすごく時間がかかると思います。ということは豊岡インターで本線が止まっている限り、直結だろうと直結でなかろうとみんなそこで降ります。その間に投資を回収してしまえば済むという考え方もあります。ただ、さらにその先の長期的な経営を見て、本市としてはやはり本線直結を希望しています。

Q22 豊岡病院から概ね1キロメートル以内にはなるのですか?
A22 豊岡病院とインターとの間に作られる思います。インターと豊岡病院の距離は約500メートルです。

Q23 「主要事業No.3 戦略的政策分野の研究」の新しい部署名は決まっていますか?
A23 部参事として、政策調整部参事・戦略的政策分野担当を配置します。事務は地方創生課が担うことになります。

Q24 新たな課等は設けないのですか?
A24 設けません。戦略的政策分野担当部参事の配置、プラス人口問題の専門家、経済の専門家、あるいは例えば労働問題、高齢化等の専門家と結び付くことで、全体として分析の能力を上げていくということになります。

Q25 専門家は何人ぐらいをイメージしていますか?
A25 当面、3、4人ぐらいです。ただ、中嶋先生と相談をしながら必要なら増やせばいいと思っています。かっこ良く言うと「遠くまで見ることができる鷹の目を持つような組織」「ふくろうのような耳を持てる組織」になれば良いと思っています。

Q26 「主要事業No.13 植村直己冒険館の機能強化」は運営パートナーを探すのですか?
A26 一から一緒になって機能強化していくためのパートナーを探します。
 昨年12月「植村直己冒険館機能強化基本構想」を策定しました。今の施設は20年間全くリニューアルされていません。魅力の極めて乏しい施設になっています。20年経ってだいぶガタもきていますので施設を直し、プラス子どもたちの挑戦など冒険心を養うような拠点も追加的に整備してくということです。ただ、市としては施設の中だけの整備では、やがてそれも魅力が無くなりますから、冒険館を拠点にしながら、例えば神鍋の溶岩流の滝つぼに飛び込む、木に登る、あるいは円山川を下るなど、さまざまなフィールドを使って「冒険館を拠点にどんな活動をして、子どもたちの冒険教育のメッカにしますか」などの提案を民間から受けるというものです。
 市の施設のため、名目としては豊岡市の施設として整備しますが、パートナーが使いやすいような設計や建設を行います。そして、まだこれからの検討ですが、10年なのか15年なのか、はたまた20年なのか分かりませんが、指定管理として少し腰を落ち着けて事業を行えるぐらいの期間をお任せしてしまうということです。
 パートナーは、但馬の中で募集、公募してもなかなか良い人が出てこないかもしれないので、新年度はサウンディングと言いますが、日本中に豊岡はこんなことを考えていますが「ちょっと考えてみない」「手を挙げてみない」というようなことを行います。

Q27 具体的に公募を始めるのではなく、事業者に呼び掛けを行うということですか?
A27 はい、新年度は呼び掛けをするための公募基準を作っていきます。

Q28 「主要事業No.15 豊岡市民会館の長寿命化」に伴い公共施設再編で取り壊す施設はありますか?
A28 ありません。

Q29 ひぼこホールは取り壊さないのですか?
A29 今すぐ壊すということはありません。将来、本当に建て替えをしないといけないとこまで来たときに「同じものを建てますか?」と言われると、豊岡市としては「建て替えません」というのが、今の公共施設再編計画・ストックマネージメントの考え方です。

Q30 「主要事業No.1 コウノトリ豊岡寄付金の推進」で町田市などでは物議をかもしていますが?
A30 今のふるさと納税制度は悪法だと思います。

Q31 かなり返礼品で釣っていると思いますが?
A31 はい、そうだと思います。ただ、今この制度がある以上は、市民のために推進していますが、この制度が是か非かと言われたら悪法だと思います。もちろん豊岡を応援したいと思ってくださる人もたくさんいます。しかし、日本中、歳暮代わりに使っているのではないかと思われ、税に対する考え方のモラルを著しく下げています。もちろん物品に代わっているため、経済の活性化に役立っているともいえますが、それを埋めているのは交付税です。本当はもっと大切なことに使えたかもしれないという意味でも、この制度は廃止か、もっときちっとした制度に再構築されるべきです。町田市がおっしゃるとおりだと思います

Q32 豊岡市の寄付金額は一応伸びているのですか?
A32 本年度は下がりました。かなりライバルが出てきているのだと思います。

Q33 「地方創生No.33 文化芸術創造交流(城崎怪談)」の経緯を教えてください。
A33 昨年、城崎温泉の旅館が、全国からの観光系の学生のインターンシップを行いました。40~50人ぐらいいたと思います。その時の意見交換会で、街全体をお化け屋敷にしてはどうかという提案がありました。学生たちがせっかく言っているのだからということでやってもらうことにしました。城崎とのつながりが強くなれば、大学を卒業する時、ひょっとしたら城崎に就職する学生が増えるかも知れません。このことを平田オリザさんに言ったところ、プロデュースはプロにやらせようということになり、平田さんの弟子で前田司郎さんという人にお願いすることになりました。岸田國士戯曲賞、三島由紀夫賞、向田邦子賞などを受賞されているすごい人です。
 彼がプロデュースを行い、段取りなどを学生たちが一定期間かけて行います。若者は、自分自身が企画や運営を行うことにより、城崎や豊岡に対する愛着を持つだろうと思います。これが移住につながらなかったとしても関係人口にはなっていただけるのではないかと思います。

Q34 城崎怪談のみの予算はいくらですか?
A34 事業費4,141千円です。

Q35 新規事業になるのですか?
A35 はい、そうです。

Q36 時期は夏ですか?
A36 8月の城崎温泉はお客さんが多いため9月を考えています。9月は、まだ学生が休みのため、お客さんも来てくれて主催者側としても活動しやすいのではないかと考えています。

Q37 「地方創生No.36 永楽館歌舞伎」の子ども枠はないのですか?
A37 平日の公演は、学校の授業の関係で、ほとんどの子どもが間に合いません。子どもたちにも一流の歌舞伎を見てほしいとは思いますが、中高生で歌舞伎をぜひ見たいという人はそんなに多くないだろうとも思います。

Q38 歌舞伎に興味がなくても愛之助さんには興味があるかもしれないですが?
A38 それは、あると思います。紀香さんに興味が多いかも分かりませんけども。実は、全ての中学2年生に観てもらうことも検討しました。しかし、授業の関係で間に合わないため、代わりに来られる子に対しての割引にしました。

(2)NHK神戸放送局 兵庫発地域ドラマ「あったまるユートピア(仮)」制作決定

Q1 市はどういう関わりですか?
A1 全面支援ということです。何か予算を付けてということではないですが、市が持つ情報をお伝えするとか、撮影場所の許可なども協力できると思います。当然、城崎国際アートセンターがメーンになりますので、アートセンターでの撮影に当たってはさまざまな支援ができると思います。

Q2 出演者は決まっていますか?
A2 まだ、分からないです。

Q3 市民は出演しないのですか?
A3 若旦那などは出演されると思います。
 なお、出石の風景や出石永楽館なども相当気に入っていただいていますので、撮影は城崎アートセンターのみではないと思います。

Q4 制作はNHK神戸放送局でよろしいですか?
A4 はい、そうです。

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