市長定例記者会見(2020年1月7日)

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ページ番号1009110  更新日 令和2年1月16日

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日時

2020年1月7日 午後1時15分~午後2時2分

場所

豊岡市役所本庁舎 3階 庁議室

会見事項

  1. 「交通環境改善策の意見交換会」の開催
    ~城崎温泉街の安全な「そぞろ歩き」を目指して~
  2. Uターン就職向け「豊岡就活応援ブック2021」を作成
    ~“飛んでいった”あなたを待っています~
  3. 「東京2020大会」に向けた取組状況
  4. 「出石温泉館乙女の湯無償譲渡と土地貸付契約」を締結
    注:株式会社キリンジと共同会見

質疑応答〔発言要旨〕

(1) 「交通環境改善策の意見交換会」の開催

Q1 「駐停車抑制社会実験」は桃島バイパスの整備を見据えたものなのですか?
A1 そうですね。実際に県が行う桃島バイパス整備だけでは、温泉街の交通プレッシャーをなくすることはできません。他のソフトも合わせることが必要になります。先ほど少しご紹介したように、各旅館の仕入れの時間、例えばビールの納入をそぞろ歩きの時間からずらし、他の時間に集約できれば減らすことができます。また、以前から温泉街の周辺に駐車場を整備して、お客さんをそこから、なんらかの方法で城崎温泉街にお連れをするというフリンジパーキング構想も検討されています。

(4) 「出石温泉館乙女の湯無償譲渡と土地貸付契約」を締結(注:株式会社キリンジと共同会見)

Q1 株式会社キリンジの参入について市長の感想をお願いします。
A1〔市長〕 まず、大変ありがたく思います。乙女の湯は地元の皆さんが懸命に支えて来られた温泉であり、再開を望む声は非常に多くありました。さりとて市の直営ということは今の状況の中ではありえないことですから、企業側の自らが手を挙げていただいたというのは大変ありがたいことでした。キリンジは、今社長の話にありましたようにベンチャー企業であり、逆に、言わば社運を賭けるような取組みをしていただけるということですから、ぜひいろいろな面で応援もさせていただきたいと思っています。

Q2 オープンはいつ頃を考えておられますか?
A2〔キリンジ〕 今年のゴールデンウイークに間に合わせたいと考えています。具体的には4月29日が目標です。

Q3 オープン時は温泉施設だけですか?
A3〔キリンジ〕 グランピング施設も含めオープンする予定です。温泉施設の改修とグランピング施設の整備を同時並行で行います。

Q4 テントには何人ぐらい泊まれるのですか?
A4〔キリンジ〕 予定では一つのテントに通常ダブルベッドを2台設置し、エキストラベッドのシングルを2台出せるようにします。普通定員4人。最大定員6人です。

Q5 テント棟は全部で何棟ですか?
A5〔キリンジ〕 オープン時ではおそらく10棟程度。順次拡大していく予定で、最終的に30棟のテントが建つという計画にしています。

Q6 事業費はいくらですか?
A6〔キリンジ〕 グランピングと温泉施設の改修を合わせて、およそ8千万円です。

Q7 運営を行うことを決めた理由を教えてください。
A7〔キリンジ〕 実際に現地の乙女の湯の方に行きましたときに、美しいところだなというふうに直感的に思ったこと。そして、乙女の湯のお湯が非常に良質で、自分も来たいなと思えるものを作れそうだというふうに思い立ったことが理由になります。そして、事業の話を進めていくに当たり、行政の方々の応援や地域の方々の応援をいただいたことが非常に大きいです。
 出石には、出石城跡があり、城下町の美しい街並みと景観、芝居小屋永楽館、そしてグルメ。関西では珍しいおそばの文化もあります。それこそ城崎を含めて周辺地域は競合とは思っていなくて、ここに宿泊することでいろんなところを周遊できると。例えば但馬全体であったり、もっと広域でいくと天橋立であったりとか、そういったところも周遊するような拠点としてふさわしいのではないかというふうに考えました。

Q8 この辺は結構雪が積もりますが冬も宿泊できるのですか?
A8〔キリンジ〕 1月と2月はクローズにする予定にしています。

Q9 入浴料について教えてください。
A9〔キリンジ〕 今のところ、現行の500円を維持したいと思っています。

Q10 建物内の飲食店はどのようなものを考えていますか?
A10〔キリンジ〕 テナントはまだ確定していませんが、いわゆる日帰り温泉にあるレストランのようなうどんやそば、定食などというものよりは少しハイグレードなものを考えています。具体的なことはテナント側と協議します。

Q11 直営ではなくテナントを入れるのですか?
A11〔キリンジ〕 はい、そうです。

Q12 グランピング施設ができる場所は「有償貸付の土地」部分になるのですか?
A12〔キリンジ〕 はい、そうです。

Q13 資料には土地面積「検討中」となっていますが?
A13〔キリンジ〕 使用面積がまだ確定していないということです。周辺の土地につきましても市と話を進めています。使用する部分は拡大していきたいと思っています。

Q14 宿泊料はどれぐらいになるのですか?
A14〔キリンジ〕 一応一人単価にして、閑散期が4千円ぐらいで、繁忙期の食費込みで3万円ぐらいを考えています。

Q15 一番安いのは素泊まりですか?
A15〔キリンジ〕 そうですね。食材の持ち込みや一つのテントに多くの人が入れば一人単価は下がります。

Q16 食材の持ち込みもできるのですか?
A16〔キリンジ〕 バーベキューという形になると思います。

Q17 年間の利用者数の見込みはどのように計算しましたか?
A17〔キリンジ〕 近隣のグランピング施設の稼働状況などを分析し、営業期間中の3月から12月までの稼働率が50%強で、30棟の全部を営業させた場合、1万人ぐらいの集客能力になるという計算です。

Q18 従業員は何人ぐらいを考えておられますか?
A18〔キリンジ〕 基本的には以前より温泉の運営に携わっていた方々にはお声掛けをしたいと思っています。その上で、元々黒字の施設であったわけではないためオペレーションの見直し等を図り、常時5人から10人程度になるのではないかと思っています。

Q19 地元雇用になるのですか?
A19〔キリンジ〕 極力地元雇用を進めたいと思っています。

Q20 常勤ではないのですね。
A20〔キリンジ〕 そうですね、どうしてもシーズンの変動が激しい事業になりますので、例えば夏になると学生のインターンや異業種アルバイトなどを考えています。

Q21 御社でグランピングと温泉の両方を備えた施設はありますか?
A21〔キリンジ〕 ないです。今回が初めてです。

Q22 施設の名称は決まっていますか?
A22〔キリンジ〕 施設全体の名称は現在検討しているところです。温泉自体の名前としては乙女の湯を残す予定です。

Q23 「ベンチャー企業×豊岡市×地域住民がタッグを組む」とありますが、地域へのアプローチはどのように考えていますか?
A23〔キリンジ〕 もうすでに、いろいろな企業様などからの応援や、協業の方向で進めていきたいなどのお声掛けはいただいています。「コラボレーションできないか」というような話です。

Q24 オープン前のお披露目はありますか?
A24〔キリンジ〕 一応プレオープンを春休み中に行いたいと思います。関係者や地域の方、あるいはクラウドファンディングで応援していただいた方々を招待することを考えています。

Q25 クラウドファンディングはいくら募集するのですか?
A25〔キリンジ〕 目標としては1千万円です。資金に関しては、自己資金および融資を活用して調達はできると思っていますが、それ以外の付加価値を付けていく、例えば良い形で地域の方々や応援してくれる方々とWIN-WINの関係を作れればいいなと思っています。

Q26 一般的な資金調達ではなく、あえて地域の人を巻き込みたいというようなことですか?
A26〔キリンジ〕 そうですね。今回のクラウドファンディングは、投資型や寄付型ではなく購入型と呼ばれるものです。投資型であれば投資してもらって利益を返すのですが、今回は例えばチケットの回数券が安く購入できるようなことなどを考えています。どちらかと言うと資金調達の意味合いよりも、乙女の湯をみんなで復活させたいという応援、また認知を増やすプロモーションの一環として行うものです。

Q27 クラウドファンディングの募集はいつから行うのですか?
A27〔キリンジ〕 1月20日から約2カ月間を予定しています。募集サイトは10日前ぐらいに公開する予定です。

Q28 御社でクラウドファンディングをやられるのは初めてですか?
A28〔キリンジ〕 はい、初めてです。

Q29 今年から本格的に開催する豊岡演劇祭の宿泊施設にも活用できそうですね。
A29〔市長〕 期待したいです。出石地域の中で宿泊できれば演劇祭にとっても非常に強力な援軍になると思います。キリンジ自体はこのことだけでなく、まちの中の例えば町屋であるとかというようなことについても射程距離に入っておられるようですから、出石にとっての宿泊部門が強化されることは豊岡市にとっても非常に意味があると思います。永楽館歌舞伎のときでも同様のことがいえると思います。

 

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