市長定例記者会見(平成31年4月26日)

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ページ番号1007582  更新日 令和1年5月20日

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日時

平成31年4月26日(金曜日) 午後1時15分~1時51分

場所

豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

  1. 「豊岡市女性の就労に関する協定」の締結
  2. 「(仮称)豊岡国際演劇祭実行委員会」の設立
    ~「演劇のまち・豊岡」の実現に向け~
  3. 2018「植村直己冒険賞」授賞式・記念講演会の開催
    ~世界的冒険家の精神を継承~
  4. 豊岡市国際文化交流プログラム「ビクトリア大学太平洋アジア学科日本語コミュニケーション講座」の受け入れ
  5. 子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭「第6回おんぷの祭典」の開催
    ~世界から豊岡に本物の響きと感動を子どもたちへ~
  6. 平成31年外国人延べ宿泊者数の状況(速報値)

質疑応答〔発言要旨〕

(1) 「豊岡市女性の就労に関する協定」の締結

Q1 締結日は5月8日ですか?
A1 はい、そうです。

Q2 取組み内容はどのようなものを考えておられますか?
A2 豊岡市と厚生労働省兵庫労働局、そして民間の豊岡市ワークイノベーション推進会議が、それぞれ何を行うのかという役割分担を決定します。例えば年間の女性の正社員の就業数などの数値目標・KPIを定める予定です。

Q3 女性に限定した雇用対策協定は県内初なのですか?
A3 女性に限らず雇用を促進するということについての自治体と労働局との協定はありますが、女性に限定した協定は初めてです。豊岡の場合は、とりわけ女性の就労を促進したいということであえて特出しをしています。意識をして絶えず女性の就労について関係者が力を注いでいくということです。過日豊岡の相対的貧困率を発表しましたが、豊岡の地域的な特色の一つとして、母子家庭の相対的貧困率が全国に比べて高く、さらに豊岡はジェンダーギャップの解消ということをうたっています。実際の連携では、ハローワーク自体がお持ちのさまざまなデータも利用させていただきながら、より精度の高い作戦を立てていくこととしています。
 ジェンダーギャップの解消に関連してですが、市役所ではこの4月から男性職員も全員育児休業を取るように促進しています。第1号が出るときには改めて皆さんにお知らせをします。これは権利なので普通は辞令を交付しませんが、市長特別辞令というものを出したいと思っています。このまちでジェンダーギャップの解消に向けた動きが現に出てきているということを、できる限りさまざまな人たちに知っていただきたいと思っています。また、先日、ある民間企業の若い社長は、自ら育児休業を取るとおっしゃっていました。ぜひ皆さんにも折に触れて記事等にしていただけたらと思います。

Q4 これまで男性職員の育児休業はなかったのですか?
A4 過去にありましたが、もう絶えてないという状況です。市町合併以前に、一人、一カ月取ったことがありましたが、以後はゼロです。

(2) 「(仮称)豊岡国際演劇祭実行委員会」の設立

Q1 名称の「(仮称)」はいつとれるのですか?
A1 5月7日の第1回総会で議論します。
 内容についても、今後実行委員会で議論して決定していくことになりますが、この演劇祭は、日本にある他の演劇祭とは違う特色を持ったものにしていきたいと考えています。フリンジ型というものです。フリンジとは「周辺」という意味で、コアになる演目は主催者が劇団を招いて行いますが、それ以外に、さまざまな人が自分で自分を売り込みに来る見本市のような機能を持ったものです。例えば、フリンジ型で最も成功していると言われているフランスのアヴィニオン演劇祭は、主要演目はもちろん招かれた方々ですが、それ以外にもさまざまな方がやって来て、自分たちで納屋を借りたり、教会を借りたり、小さな劇場を借りたりしながら演劇を行います。そこに世界中からプロデューサーのような方もやって来て、掘り出し物があれば「今度うちでやらないか」などの交渉が始まります。いきなりはなかなか難しいかと思いますが、そういう見本市のような機能を持った演劇祭を目指します。実行委員会の委員には、平田オリザさん、相馬千秋さん、宮台真司さん、さらには別途、一流のアーティストなどにも声を掛けており、レベルの高いものにしていきたいと思います。

Q2 第0回はどのくらいの規模を想定されていますか?
A2 ごく限られた期間ですので、演目としては数演目になると思います。場所は、城崎国際アートセンター、出石永楽館。広いエリアになりますので移動をどうするか、実際の準備、運営、スタッフの調達をどうするかなどを考える必要があります。また、県が2021年に開学を目指している専門職大学は、大学の4年間で600時間の実習が義務付けられる予定です。その一つとして、この演劇祭自体が臨地実習の場にすることが検討されています。そのため、学生たちが企画や運営などに関わるようなことも構想の中にきちんと盛り込みます。まずは、今年はあまり時間がないので、小さく産んで大きく育てるというようなことを考えます。ただ、この演劇祭は世界の中で勝負するという平田さん自身の思いや、そして私たちの思いもあるため、内容のレベルは高いものを維持していきたいです。

Q3 演劇の概要などは決定していますか?
A3 実行委員会の中で、事務局から日程と演目について提案したいと思っています。

Q4 実行委員会の構成団体は来年度以降も同じですか?
A4 今回は準備もあって4団体のみですが、来年度以降、本格的に行うとするとこの4団体では力が足りません。財政的な面も含め、民間企業の参画も求めていきたいと思います。大手企業からの金銭的なこともあれば、何か最先端のテクノロジーみたいなことで支援をしようというところもあるかもしれません。今年度しっかりと基本構想を策定していきます。

Q5 見本市ということですが、作品を求める側の人たちを呼ぶ仕掛けなども考えておられるのですか?
A5 そうですね。ただ、今年度はとても間に合いませんし、やること自体も小さいので、本格的に行う2020年度以降になると思います。
 質の高い演劇があることにより、目利きのような方々がやって来て、そうするとその人たちの目に留まりたいということを思う人たちがやって来ます。そのときに受け入れ側として、どういうものを準備するかも議論、検討していく必要があります。例えば、場所は確保しますが、それぞれ自分たちで場所代を払ってやっていただくということもあるかもしれないし、雑魚寝かもしれないけど宿泊施設ぐらいは確保してあげますよということもあるかもしれないし、また演じる場所はこちらで確保しますというようなこと、あるいは何もしないところも選択肢としてあると思います。そのことも基本構想の中に打ち出していくことになります。その辺は、平田オリザさん自身が世界の演劇祭に相当関わってきておられますので、あるいはそういうプロフェッショナルな方々がネットワークの中におられますので、そのノウハウを生かしながら、演劇祭をフリンジ型に育てていきます。

Q6 総会は全部公開でしょうか?
A6 公開で行います。
 余談ですが、うまく作業が進むと来年の夏には専門職大学の認可があります。これは文科省のことですから分かりませんが、こちらの目論見としては夏に認可をいただいて、そこから学生に対するアピールを始めます。うまく認可がおりていれば翌年の4月が開学となり、来年の第1回演劇祭には、全国から受験を検討している高校生にも見てもらうことができます。いわばある強烈なアピールになります。大学ができれば大学も演劇祭の主催に入り、学生たちはそこで臨地実習も行います。

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