市長臨時記者会見(2019年12月20日)

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ページ番号1009054  更新日 令和2年1月20日

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日時

2019年12月20日 午後1時15分~1時45分

場所

豊岡市役所本庁舎 3階 庁議室

会見事項

2019年 豊岡市政10大ニュースについて

質疑応答

Q1 「演劇のまちづくり」について、今年1年を振り返ってどうでしたか?
A1 小さな世界都市を作るための第4のエンジンとして、順調にスタートしたなと思っています。演劇が豊岡にとって世界に突き抜けていくエンジンになり得る。そのことを確信できた1年だったと思います。演劇祭では、宿泊をしてでも演劇を豊岡で見る方々がかなりおられるということが分かりました。このことが来年度以降の大きな自信につながっています。専門職大学もようやく起工式を迎え、現実に大学ができることを市民の皆さんが実感できたのではないかと思います。

 

Q2 来年の江原河畔劇場オープンに向けての抱負をお願いします。
A2 演劇のまちの実現可能性を、よりリアルに市民の皆さんにお伝えをしたいと思っています。来年の3月末には河畔劇場がオープンをして、こけら落としの演劇が行われます。平田さんという世界的な劇作家がいて、日本有数の青年団という劇団が形を見せることになります。自分たちの地域の活性化につながるという予感は、今どんどん広がっていて、それが形を取るということですね。9月の演劇祭がきちんとできれば、本当にたくさんの人たちがやってくるだろうと思います。スムーズにいけば夏には大学の認可が下りる。演劇のまちが実感できる年になると思いますので、市民の皆さんにそれをしっかり実感していただいて、その実感を演劇のまちづくりへのエネルギーにしていく。そういう年にしたいですね。

 

Q3 今年の豊岡の災害状況はどうでしたか?
A3 今年は、幸い豊岡自体は大きな被害はありませんでした。昨年は7月豪雨や、9月の関空の閉鎖による城崎への影響など、自分たち自身に被害が発生したということがありました。今年はむしろ応援に回るということでした。

 

Q4 オリンピックに向けて思いをお願いします。
A4 そうですね。思いっきり楽しみたいと思います。
 ボートが来ますが、城崎大橋が2022年度中に新しい橋に替わります。それから2年掛けて古い橋を撤去します。すると2025年から、2千メートルのコースが取れるようになり、国際的な大会が可能になります。豊岡の新しい魅力が一気にできてきます。城崎温泉があって、宿泊施設から歩いて会場に行ける。風景も非常に美しい。2025年には一気に日本を代表するコースになると思います。

 

Q5 演劇について、城崎・豊岡・江原(日高)で縦につながった感じがありますが、他のエリアに影響を広げていく考えはありますか?
A5 演劇祭の会場として、今は城崎、豊岡、出石、江原ですが、小さな規模であったとしても、神鍋、それから但東、竹野でやる可能性も今検討中です。外してしまうと、なんとなく一体感が損なわれるように感じてしまう。他方であまり広げると、そこに人を配置しなければならなくなる。それから、移動、演目をどのように組んだらいいかなど、あまり広げてほしくないというのが現場の正直な声です。大学はできていないので、学生のボランティアはまだ考えられません。一方でそのような課題もあり、まだ結論を出していませんが、できればできたらなというふうに思います。

 

Q6 地元からは演劇祭に参加させてほしいという要望は上がっていますか?
A6 きちんとした形では、ありません。ただ、おもんぱかるときっとそうだろうなと思います。神鍋の人たちは今年、団体で利賀村に行っています。その盛り上がりをもう1年待ってというのもどうかということもあります。市長としてはやりたいのですが、現場の声も無視できません。

 

Q7 10大ニュースのうち九つは、明るい未来の雰囲気がある中で、一つ、財政が厳しいというニュースがあります。これを入れた思いはなんですか?
A7 実際に厳しいからです。今年度の予算編成で、16億円、財政調整基金を崩しています。これまでの経験だと、12億円ぐらいを崩す予算を立てて、決算では崩さずに済んでいました。入札減による予算の残りや、最大で100人から補助の申請がある見込みが、実際には50人しか申請がなかった場合などの補助予算が残るためです。予算編成の段階で財政調整基金の取り崩しが12億円ぐらいまでならば、なんとか決算ベースではやり繰りできていました。ところが、今年度予算では16億円でした。下水道課の計算ミスで1億5千万円多く要求していたため、実際には14億5千万ですが、2億5千万は赤字となります。この傾向がさらに強まることが見込まれています。一つは収入の減。税収はずっと減少傾向です。それから5年掛けて合併特例がだんだんなくなっています。あと2回で、5億円減ります。交付税そのものは増える要素があれば、減る要素もあるので、トータルがどうなるか分かりませんが、少なくとも5億円マイナスのベクトルは確実に働いてきます。支出は膨らむ一方です。特に社会保障費が増えていきます。それから、会計年度任用職員制度が来年から始まります。これは、臨時職員とか嘱託職員の皆さんの地位をもっと安定させ、きちんと処遇するべきだという制度です。それで1億5千万ぐらい支出が増えます。まだ貯金はそれなりにありますが、早晩底をつきます。市町村、自治体は基本的に赤字国債発行などできません。次の年度の収入を先食いするしかない。先食いが重なっていくと財政破綻し、国の管理下に置かれてしまう。それをやはり自分たちの責任で、そうならないようにしなければいけないという、それが行財政改革です。

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