第9回「夜食の賢い食べ方は？」

司会：「Dr. ツヅクの健康ワンポイント」
　今回も熊本大学政策創造研究教育センターの教授でいらっしゃいます都竹茂樹先生にお話をお伺いします。先生、こんにちは。

Dr. ツヅク：こんにちは。

司会：はい、よろしくお願いいたします。

Dr. ツヅク：よろしくお願いします。

司会：さあ、今日の問題ですが、「夜遅くに食事をとると、脂肪がつきやすくなりますが、どうすればいいでしょうか？」これ私も知りたいんですよ。夜遅く食べるんですよ。どうすればいいか。食べないのが一番いいと思っているんですけどね。

Dr. ツヅク：そうですよね。遅くにガツガツ食べるっていうのはあんまり良くない。大変ですしきついですよね。

司会：やっぱりお腹空くと、眠れないですからね。

Dr. ツヅク：そうですよね。それもね、実はしばらくやってると慣れてはきますけどね。まあ、そこまで極端なことをしなくても良い方法があります。

司会：そうですか。例えば、私は10時過ぎに食べるんですけども。

Dr. ツヅク：それは結構、遅いですよね。

司会：遅いんですよ。どうすればいいですか？

Dr. ツヅク：まず「夕方に少しお腹を膨らませておく。」

司会：夕方にですか？

Dr. ツヅク：はい。要はお昼から夜の10時まで、極端な話10時間全く食べないっていうのは、お腹にとっても体にとっても、ちょっと負担が大きいので、「夕方に少しつまめるようなものを食べる」と。

司会：例えばどんなものを？

Dr. ツヅク：実は、ある会社が社員の方達に缶ジュースと菓子パンを毎日出してたんですよ。

司会：まあ、「これを食べてちょっとお腹を膨らませて」と。

Dr. ツヅク：夜は夜でまた皆、若い人なんか特にお弁当を買って、家で食べてそして寝てたら、ものの見事に皆肥満になってたんですよ。

司会：そうなんですか。

Dr. ツヅク：はい。だから要は、夕方に食べるのはいいんだけども、「夕方に何を食べるか」がすごく大事なんですよ。

司会：ジュースと菓子パンはちょっと。

Dr. ツヅク：ちょっとやめといて、例えば「おにぎり」と、あと「お茶とお水」ですよね。カロリーがないものでちょっとお腹を膨らませといて、お仕事をされて、お家に帰って。そこでまた今度何を食べるかですよね。

司会：そうですよね。

Dr. ツヅク：また普段夜に食べるものをそのままですね、ガッツリ食べてしまうと、単に食べてる量が増えてるだけの話なので、お勧めは、例えば「お豆腐」であるとか、あるいは野菜を使って「サラダ」のようなものとか、腹持ちというよりもあんまりカロリーが高くないものをお勧めしてます。

司会：ということで、こちらは、なるべく早目に食べて。

Dr. ツヅク：一度ちょっと、そこで食べるものにも気をつける必要がありますが、食べて、でまた夜には本当に少し食べる。それで我慢できるようであれば「食べなくて次の日、朝にしっかり食べていただければOK」です。

司会：はい。わかりました。今日も熊本大学政策創造研究教育センター教授の都竹茂樹先生にお話をお伺いしました。先生どうもありがとうございました。

Dr. ツヅク：ありがとうございました。