2024年度 教育行政の方針と施策の展開

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ページ番号1028959  更新日 令和6年2月29日

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2024年度 教育行政の方針と施策の展開

 令和6年第1回豊岡市議会で、嶋教育長が『教育行政の方針と施策の展開』を説明しましたので、お知らせします。

 令和6年第1回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様のご清栄をお喜びいたしますとともに、日頃の教育行政に対するご理解・ご支援に対しお礼申しあげます。

 今年度、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類へ移行され、仲間との学び合いを通して自己肯定感を育んだり、最後までやり抜いたりするなど「非認知能力」を高めるための工夫した取組が各校園に戻ってきました。
ㅤコロナ禍の時期でも変わらず本市が教育実践の原点としてきたことは、“子どもの事実”を丁寧に受け止め、寄り添い、肯定的に関わることでした。今年度の全国学力・学習状況調査で、「先生は、自分のよいところを認めてくれていると思う」と回答した児童生徒の割合は、小学校6年生で90.2%、中学校3年生では92.3%となっており、ともに全国平均を上回っています。
ㅤ2024年度も「子どもの事実に学び、子どもに寄り添う」という実践を積み重ね、教育課題の改善に邁進していく所存です。

 2024年度は「第4次とよおか教育プラン」の最終年度となります。「ふるさと豊岡を愛し 夢の実現に向け挑戦する子どもの育成」の総仕上げと共に「第5次とよおか教育プラン」策定に向けた取組を進めていく必要があります。
ㅤ新たなプランにおける重要な視点は二つです。                               ㅤ一つ目は、現プランのサブテーマである「非認知能力(やり抜く力・自制心・協働性)」向上のための継続した取組です。
ㅤ二つ目は、不登校やいじめ、貧困など子どもたちの抱える困難さが多様化・複雑化する中で、一人一人のウェルビーイングの確保の必要性です。子どもたちが「なりたい自分」を思い描き、他者と協働しながら「学んでよかった」「努力してよかった」「自分の行動で他の人を幸せにできた」など、幸福感が高められる環境づくりを進めてまいりたいと考えます。

ㅤまた、子どもの減少によって生じる教育環境の課題への対応も引き続き進めてまいりたいと考えます。
ㅤ教育委員会では、子どもたちのより良い学びの環境を確保するため、「豊岡市立小中学校適正規模・適正配置計画」に沿って、地域や保護者の皆さんと協議を進めているところです。
ㅤ今年度、福住小学校と寺坂小学校について、統合準備委員会で統合に必要な調整項目をまとめられ、報告書として提出いただきました。3月23日に寺坂小学校で閉校式や閉校記念行事を、4月8日には福住小学校との統合式を予定しています。
ㅤ八代小学校については、地域やPTAからの強い要望を受け、小規模特認校制度の導入を決め、校区外からの児童の募集を行ってきましたが、2024年度の利用希望はありませんでした。今後、八代地区や学校で行われる評価等の結果を踏まえ、2024年度以降の募集に向けて検証を行うこととしています。
ㅤ竹野地域の施設一体型小中一貫校については、教育委員会会議において学校の種別を豊岡市で初めてとなる義務教育学校とし、校名を「(仮称)豊岡市立竹野学園」とする方針を決定しました。現在、地域の保護者の方々とワークショップを行い、新たな学校での特色のある学びについて、協議を進めているところです。2024年度には竹野中学校での低学年棟の増築、既存校舎の改修工事にも着手し、2025年4月に開設を予定しています。

 小野小学校については、小坂小学校と再編する計画としており、現在、保護者や地区と協議を進めています。
 学校の統合に際して、保護者の関心が高い事項の一つとして、通学方法があります。統合により遠距離通学となった際は、路線バスやスクールバスを利用する必要がありますが、路線バスの縮小やバスの運転手不足が全国的な問題となる中、引き続き市職員によるスクールバスの運転を含め、通学手段の確保対策を検討してまいります。

 それでは、2024年度の「教育行政の方針と施策の展開」について「とよおか教育プラン」の体系に基づき、「『生きる力』を育む教育の推進」と「子どもたちの学びを支える仕組みの確立」に分けて説明します。

生きる力を育む教育の推進

 はじめに「『生きる力』を育む教育の推進」について申しあげます。
 小中学校9年間の連続性・系統性を重視しながら「あたまの力」「こころの力」「からだの力」をバランスよく育成します。
 さらには、その3つの力を支える基礎力としての幼児教育・保育、また、特別な支援を必要とする子どもたちへの適切な指導・支援を含め、総合的に「生きる力」を育んでいきます。

主な取組

あたまの力の育成

 それでは、はじめに「あたまの力の育成」について説明します。
 本市では、全ての中学校区において、小中学校9年間の一貫したカリキュラム「豊岡こうのとりプラン」を実施しています。                                                  ㅤこのプランの中心となるのは、「ふるさと教育」「英語教育」「コミュニケーション教育」の3つの柱で構成する「ローカル&グローバル学習の時間」での取組です。

 ふるさと教育では、豊岡の「ひと・もの・こと」に学び、ふるさとの良さを知り、課題について理解を深め、地域の一員としての自覚を高めるための取組を進めます。                            ㅤ具体的には、体験活動を重視するとともに、1人1台端末を積極的に活用しつつ、地域社会が抱える課題について分析し、各教科での学びを生かしながら教科等横断的な学習を進めます。                  ㅤまた、SDGsの17の目標を踏まえ、地域の特性を生かした学習素材や地域人材を積極的に活用しながら、持続可能な社会の実現に向けて主体的に行動する力を育成します。

ㅤ英語教育では、本市独自の取組として、「英語遊び保育」を各園の4・5歳児を対象に、「英語遊び」を小学校1・2年生を対象に実施し、幼児期から小・中学校までの連続性と系統性のある取組を進めます。         ㅤまた、ALTを活用した新たな取組として、4・5歳児を対象に「いろいろな国のことを知る」ための異文化体験プログラムを導入します。                                       ㅤ今年度中学校3年生の希望者を対象に実施した「イングリッシュ サマー キャンプ」では、参加生徒全員が「英語を好きになった」「英語力向上に役に立った」と肯定的な感想を述べており、英語の実践的な運用能力の向上につながりました。2024年度も開催を予定しています。

ㅤ次は、コミュニケーション教育についてです。                              ㅤ小学校6年生と中学校1年生を対象とした「演劇的手法を取り入れた授業」は、全市展開して8年目となります。                                                    ㅤコミュニケーション教育の目的は「性別や年代を越えて対等な関係の中で自分を主張し、他者を理解できる基礎的なコミュニケーション能力の育成を目指す」ことです。                             ㅤとりわけ、集団生活が苦手な児童生徒や不登校傾向を有したり、学びから逃避しがちな児童生徒たちが、この授業に主体的にのめりこんでいく姿から、教員は多くのヒントを得ました。思い通りにいかない場面も多くありましたが、「トライ&エラー」を繰り返しながら正解のない課題に対して主体的、協働的に取り組む体験を積み重ねています。                                                 ㅤこうした学習活動を、保護者・地域の皆様にも積極的に公開し、ご理解をいただきながら、豊岡ならではの教育施策として強力に推し進めていきます。

こころの力の育成

 2点目に、「こころの力の育成」について説明します。                                   ㅤ人権教育については、同和問題が人権問題の重要な柱と捉えつつ、いじめ・インターネットによる人権侵害、女性、子ども、高齢者、障害のある人、外国人、多様な性等の人権に関わる課題の解決に向け、総合的に取り組みます。

ㅤ道徳教育については、教育活動全体を通じて児童生徒の道徳性を養うことが大切であり、他者や自己との「対話」により生き方についての考えを深める授業を推進します。                            ㅤ併せて、道徳科の授業を積極的に公開し、家庭や地域と連携した取組を進めます。

ㅤ子どもにとって読書は、感性を磨き、心に豊かさを与え、人生をより深く魅力的なものにしていく上で欠くことのできないものです。しかしながら、本市では、「授業以外で1日あたり30分以上読書をする」小学校6年生の割合が34.5%、中学校3年生は24.0%と、全国平均よりも低い状況となっています。

ㅤ市立図書館では今年度から電子書籍を導入しました。1人1台配布されているタブレット端末を利用して、小学校5・6年生及び中学生を対象にサービスを開始しました。1月末現在でのコンテンツ数は貸出用176点、複数の児童生徒が同時に読むことができる読み放題用は243点あり、そのうち貸出回数は1,870回、読み放題の閲覧は14,868回となり、利用数は順調に増えています。                                 ㅤ2024年度には対象を小学校低学年にも拡大していく予定です。子どもの読書推進については、紙の本と電子書籍のバランスを図りつつ、引き続き、家庭や図書館との連携を大切にしながら、読書活動の習慣化を目指した取組を進めていきます。

ㅤこうした「こころの力の育成」の取組で基盤となるのは、やり抜く力、自制心、協働性などテストでは数値化しにくい「非認知能力」の向上です。                                          ㅤ取組の核となる演劇ワークショップを市内全ての小学校1年生と今年度は希望する小学校2年生、8校で実施しました。                                                           ㅤ1年生では、話し合うことよりも体や声を使った表現活動を通して、自分の考えや気持ちを表すことに重きを置きました。受容されることで、普段自分を出せない子どもたちが積極的に参加する姿が見られました。               ㅤ2年生になると、グループでアイディアを出し合い、話し合いを重ね、異なる価値観や考え方をすり合わせて合意形成を図っていきます。様々な役をつなげて独自のストーリーを作り上げ自分たちで演じる活動では、やり直しを繰り返しながら1時間以上夢中になって取り組んでいる姿が多く見られました。                ㅤこの取組の効果検証として、青山学院大学に定量的な評価を委託し、定性的な評価としては、年度末に実施する検証会議において、子どもたちの声や教師の手ごたえ、ファシリテーターの見え方等について意見交換を行っています。                                                          ㅤ2024年度は、市内全ての小学校1年生と2年生で演劇ワークショップを実施していきます。

からだの力の育成

ㅤ3点目に、「からだの力の育成」について説明します。                           ㅤ今年度、小学校5年生と中学校2年生を対象とした全国体力・運動能力調査では、小学校5年生男女、中学校2年生女子で、全8種目の「体力合計点」が全国平均を上回る結果となりました。全国的な体力低下が指摘される中、本市で取り組んでいる幼児期や小学校低学年における運動遊び、豊岡市版小学校体育準備運動をはじめとする継続的な取組が、体力・運動能力の維持・底上げにつながっているものと考えています。              ㅤ今後も運動習慣の定着に向けて、体を動かす機会を確保するとともに、運動の楽しさと心地よさを味わわせる授業づくりを進めます。

あたま・こころ・からだの三つの力を支える基礎力の育成

 4点目に、「あたま・こころ・からだの3つの力を支える基礎力の育成」について説明します。
 市内の公立・私立の全園では、自己肯定感、挑戦意欲、健やかな体、協同性などを育むため、「第2次スタンダード・カリキュラム」及び「活用の手引き」に沿って、幼児教育・保育を実践しています。                       ㅤまた、このカリキュラムを用いた「まなびの公開保育」や経験年次別研修などを丁寧かつ継続的に進め、質の高い教育及び保育を展開します。                                                   ㅤさらに、幼児教育と小学校教育をよりスムーズにつなげるため、知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力などの共通した観点から園小接続プログラムを作成するなど、接続の強化を図ります。

特別支援教育の充実

 5点目に、「特別支援教育の充実」について説明します。                                   ㅤ特別な支援を必要とする子どもの割合は年々増加傾向にあります。全ての学級に、発達障害を含む障害のある児童生徒が在籍することを前提に、子どもたちへの対応力を向上させるため、実践的な研修や授業研究、縦・横の連携体制強化を推進します。                                                    ㅤまず縦の連携として、特別な支援を必要とする子どもたちの指導・支援計画の作成・活用と支援情報等の確実な引継ぎを行うこと、障害による学習や生活の困難を解消するための指導を行う通級指導教室の充実や特別支援教育支援員の配置拡充を進めることで、子どもたち一人一人に適した連続性と一貫性のある教育を進めます。               ㅤまた、大学研究者のスーパーバイザーの指導のもと、子どもたちの実態を精緻に把握し、学習面・行動面の配慮といった一人一人の教育的ニーズに応じた指導・支援を行います。                      ㅤ横の連携としては、豊岡市こども支援センターや、福祉、保健、医療等の関係機関と連携を図りながら、子どもと家庭が抱える様々な困難や課題を解決するため、適切な支援を行います。

子どもたちの学びを支える仕組みの確立

 次に「子どもたちの学びを支える仕組みの確立」について申しあげます。

主な取組

職員の資質・能力の向上

ㅤはじめに、「教職員の資質・能力の向上」について説明します。                       ㅤ学校に求められる役割は年々多様化・複雑化しています。本市では、教職員同士の学び合いの機会が限られる小規模校が増える中、重要なのは、実践的で体系的な研修を教育委員会が中心となって組織的に行うことです。   ㅤ教員に共通して求められる資質・能力を(1)教職に必要な素養、(2)学習指導(3)生徒指導(4)特別な支援を必要とする子どもへの対応(5)ICT活用指導力等に整理し、キャリアステージやニーズに沿った組織研修を実施していきます。

ㅤ他方で、全国的に教職員の長時間業務が課題となっており、本市においてもこのことは課題であると認識しています。今年度、豊岡市「学校における働き方改革」推進方針を改定し、教職員の勤務時間の明示、勤務時間外における留守番電話の活用等新たな取組を加えています。今後も、全ての関係者が「教職員の働き方改革」の理念を共有し、保護者や地域の理解を得ながら、心身ともに健康に配慮した職場環境の改善に取り組みます。

学校園の組織力の強化

ㅤ2点目に、「学校園の組織力の強化」について説明します。                          ㅤ課題を抱える子どもの対応については、日常的に教職員で情報共有を行い、チーム学校として組織的に取り組みます。                                                         ㅤまず、いじめへの対応についてです。教職員が子どもの声を丁寧に聴き、普段から何でも話しあえる環境を整えるとともに、子どもが発するサインやSNS等による友だち関係の変化を見逃さないため、全ての学校で毎月1回「いじめアンケート」を実施し、いじめの積極的認知に努めます。                                  ㅤいじめは、子どもたちが不安やストレスを抱えている環境で起こりやすいことから、引き続き、小学校3年生以上の全児童生徒を対象に、「児童生徒の心のケアアンケート」を実施し、子どもたちの心の理解とケアへの取組に努めます。

ㅤ次に、不登校への対応です。児童生徒や保護者を取り巻く環境の変化や不登校に対する社会の考え方の多様化などにより、不登校児童生徒数は全国的に増加しており、本市においても教育の中心課題となっています。本市の不登校児童生徒数は、今年度12月末時点で、昨年度の同時期と比べて約2割増加しています。                        ㅤそのため、社会的自立を目標とした「豊岡市不登校対策アクションプラン」を修正し、組織的に取組を進めていきます。                                                     ㅤ引き続き、生活アンケートや教育相談等を行い、児童生徒の心身の状況把握と早期からのケアに努めるとともに、全ての小中学校に、学校内の安心できる居場所となる「校内サポートルーム」を設置し、新たに全中学校と小学校4校に支援員を配置します。また、ICTの効果的な活用などにより、個に応じた学習や生活の支援等を充実させます。                                                     ㅤさらに、豊岡市こども支援センター等の関係機関や民間施設との連携、昨年度本市が包括連携協定を締結した「ロートこどもみらい財団」が実施するプログラムへの参加呼びかけなど、多様な学びの場の提供に努めます。

安全・安心な教育環境の整備・充実

 3点目に、「安全・安心な教育環境の整備・充実」について説明します。                     ㅤ学校施設の長寿命化・大規模改造は、「豊岡市学校施設個別施設計画」に基づき、学校施設に求められる機能・性能を維持・確保していくこととします。                                          ㅤ2024年度は、三江小学校特別教室棟の大規模改造工事に着工します。

ㅤまた、熱中症対策として指定避難所でもある全9校の中学校の体育館に空調設備を整備することとし、2024年度は竹野中学校を除く8校に整備します。                                            ㅤ小学校のプールについても、暑さにより授業ができない日が増えていることから、天候に左右されない計画的な授業の実施、民間等のプール指導員による専門的な水泳指導、安全確保の観点から校外のプール利用を進めます。

ㅤ教育用情報機器については、2024年度は、1人1台端末環境の運用面の支援を行うGIGAスクール運営支援センターの設置、老朽化した校務用ノートパソコン端末の更新等の環境整備を進めます。加えて、学習支援ソフトを試験的に導入し、ICTを活用した各教科等における学習活動の充実を図ります。                            ㅤまた、家庭での端末の活用を推進するため、就学援助受給世帯が家庭の無線LAN環境を新たに整備する場合に3万円を上限として初期費用と一部通信費を補助する制度を創設します。

ㅤ学校給食については、(1)「安全安心な食事の提供」、(2)「『食育』につながる給食づくり」、(3)「地域とつながり地域を大切にする給食づくり」に取り組み、食材の地産地消率の向上に努めます。                            ㅤまた、食材が高騰する中、子どもたちに栄養バランスや質を保った給食を提供するため、2024年度から給食費を改定し、今後の給食費は物価の変動に合わせて毎年決定することとします。                                   ㅤなお、保護者負担の急な増加を避けるため、給食費の一部を市が負担し、2027年度まで4年かけて段階的に引き上げます。

家庭と地域による学校と連携した教育の推進

 4点目に、「家庭と地域による学校と連携した教育の推進」について説明します。
 家庭の環境が変化し、望ましい生活習慣の定着が難しくなってきている中で、睡眠や食事、読書の大切さを保護者に正しく伝えることはとても重要なことであると考えています。                                 ㅤそのため、学校園においては、これまでに作成している「すくすくメッセージ」・「はばたきメッセージ」等を引き続き活用し、啓発してまいります。                                                 ㅤ地域住民等が学校運営に参画し、地域総がかりで子どもたちを育む「コミュニティ・スクール」については2024年度から全ての市立小・中学校に導入します。地域と学校がパートナーとなり連携・協働して行う「地域学校協働活動」と一体的に実施することで、学校を核としながら、子どもたちの成長を支える地域全体の教育力向上をめざします。                                                   ㅤまた、今年度は芸術文化観光専門職大学との連携により、大学生による中学生への講話や学習支援、大学施設見学等を実施しましたが、さらなる連携促進の方策について検討していきます。

 中学校部活動の地域移行・地域連携につきましては、地域のスポーツ・文化団体、保護者、学校関係者の代表で構成する豊岡市部活動の在り方検討委員会を立ち上げ、検討を進めています。現時点では、休日の学校部活動を部活動指導員が指導する機会を増やしていくこと、人材バンクを立ち上げ、部活動指導員を広く公募していくことを確認しています。今後も本市の実情に合った地域移行・地域連携の在り方について検討してまいります。

ㅤ次に、就学前施設の再編等について説明します。                                        ㅤ「豊岡市における幼児教育・保育及び放課後児童のあり方計画」に基づき、就学前施設の再編・統合等に順次取り組んでいます。                                                    ㅤ今年3月末をもって日高幼稚園を閉園します。これに合わせ、2024年度に蓼川保育園は認定こども園に移行される予定です。                                                  ㅤ加えて、閉園する日高幼稚園を放課後児童クラブの専用施設とすることから、トイレ改修等の環境改善を行います。                                                               ㅤまた、福住小学校と寺坂小学校の統合に合わせ、寺坂幼稚園及び寺坂放課後児童クラブは今年3月末をもって閉園・閉所します。

ㅤ次に、社会教育基本計画の策定について説明します。                                         ㅤ今年度6月から、市の社会教育の方向性や社会教育行政の果たす役割を示す「社会教育基本計画」の策定を進めております。                                                            ㅤ市民・有識者等で構成する策定委員会では、基本理念を『学びや活動の好循環による「自分づくり・生きがいづくり・つながりづくり、まちづくり」』の推進とすることで合意をいただいたところです。
 2024年7月の計画策定に向けて、さらに協議を進めてまいります。

ㅤ教育委員会は、「とよおか教育プラン」を踏まえ、市長部局と一丸となって本市の教育行政に取り組んでいかなければならないと考えています。                                              ㅤ議員の皆様には、格別のご理解とご協力をお願い申しあげます。 ㅤ

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