平成29年度 教育行政の方針に基づく施策の展開

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ページ番号1001216  更新日 平成30年5月23日

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 平成29年第1回豊岡市議会で、石高教育長が『教育行政の方針に基づく施策の展開』を説明しましたので、お知らせします。

 平成29年第1回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様のご清栄をお喜びいたしますとともに、日頃の教育行政に対するご理解・ご支援に対しお礼申しあげます。

 「ふるさと豊岡を愛し 夢の実現に向け挑戦する子どもの育成」を基本理念とする「とよおか教育プラン」の実施からほぼ2年が経過しました。
 この2年間、実践の基盤としてきたことは”常に子どもの事実に学ぶ”ことと、”子どもに寄り添う”ことでした。今後もこの実践姿勢を貫き、本市の教育課題の改善はもとより、子どもたち一人ひとりが抱えている課題の解決に取り組むことが重要であると考えています。

 こうした中、教育を取り巻く環境は、著しいスピードで変わろうとしています。昨年12月21日には、中央教育審議会より次期学習指導要領に関する答申が出され、過日、文部科学省から改訂案が示されました。今年度中に次期学習指導要領が告示され、新たな教育の方向性が具体的に示されることとなります。

 このような教育改革の方向性を見極め、来年度から全市において「小中一貫教育」を実施するために準備を進めてまいりました。
 4月から始める新たな展開が、子どもたちの”夢実現力”を育むための一歩となるよう、教育活動に邁進してまいりますので、さらなるご支援を賜りますようお願いいたします。

 それでは、平成29年度の主な取組について、『夢実現力を育む教育の推進』、『子どもたちの学びを支える仕組みの確立』、『文化財保護の推進』の3つの項目に分けて説明します。

夢実現力を育む教育の推進

 はじめに、『夢実現力を育む教育の推進』について申しあげます。
 豊岡の教育は、子どもに寄り添うことを基本姿勢として、引き続き、「家庭でしつけ、学校で学び、地域で育てる」を合言葉に市全体で子どもの学びや子育てに取り組みます。
 また、現在の子どもたちの姿から、不登校児童・生徒の増加傾向、学力の二極化現象、特別な支援が必要な子どもたちの教育的ニーズへの対応を最重要課題として位置づけます。

主な取組

 それでは、夢実現力を育む教育を構成する「あたまの力の育成」、「こころの力の育成」、「からだの力の育成」、「あたま・こころ・からだの3つの力を支える基礎力の育成」、「特別支援教育の充実」の5つの施策ごとに主な取組を説明します。
 はじめに、「あたまの力の育成」について説明します。
全国に先がけて、平成19年度から小中連携教育に取り組んできました。来年度からは、連携教育をさらに充実させた小中一貫教育「豊岡こうのとりプラン」を公立の全9中学校区において実施します。
 「豊岡こうのとりプラン」の中心となる取組は、「ふるさと教育」、「英語教育」、「コミュニケーション教育」の3つの柱で構成する「ローカル&グローバル学習の時間」での実践です。
 3つの教育を互いに連動させて実践することが、子どもたちの夢実現力を高め、小さな世界都市を目指す豊岡の未来を創造する力を持った子どもを育てていくことにつながっていくものと考えています。

 ふるさと教育では、「ふるさと学習ガイドブック」を効果的に活用し、体験に基づく探究的な学習を通して、ふるさと豊岡を自分の言葉で語り誇れる子どもの育成を目指します。
 また、豊岡で学んだ子どもたちがふるさと豊岡のことをいつまでも語り誇れるよう、「学びの記録」を個人ごとに作成し、中学校卒業時に一人ひとりに贈ることとします。

 英語教育では、グローバル化時代の中で世界とつながる力の一つとしての英語を身につけるため、幼児期から小中学校までの英語遊び保育、英語遊び、英語活動、英語科への連続性と系統性のある学習を通して、ふるさとのこと、自分のことを英語で語ることのできる子どもを育てます。

 就学前の英語活動として、「英語遊び保育」を4月から全ての幼稚園・保育園・認定こども園で実施できるよう準備を進めています。
 また、小学校1~4年生の英語活動では、今年度作成した「英語遊びカリキュラムシート」に基づいた「英語遊び」の授業を行います。5、6年生では「外国語活動」の授業を行い、中学校の「英語科」の授業へつなぎます。また、全ての小学校に外国語指導助手(ALT)を配置し、担任と連携した授業を行います。

 このように、連続性と系統性のあるカリキュラムで英語教育を進めるとともに、平成30年度から行われる小学校学習指導要領の改訂に伴う先行実施に向けて準備を整えていきます。

 コミュニケーション教育では、性別や年代を超えて、対等な関係の中で自分を主張し、他者を理解できる基礎的なコミュニケーション能力の育成を目指します。
 特に、小学校6年生と中学校1年生では、全小中学校で演劇的手法を取り入れ、次期学習指導要領で示されている主体的・対話的で深い学びの視点からワークショップ型、双方向型の授業を行います。
 また、小学校1年生から中学校3年生までの9年間を対象にして、「目指すコミュニケーション能力の視点と留意点」を設定し、日常の指導を行っていきます。

 合わせて、小中連携教育で培ってきた各中学校区の取組と引継連携システムについては、児童生徒の実態を把握しつつ、各中学校区の特色を生かしながら見直しを図り、一層強化させます。
 授業改革についても引き続き力を入れて取り組みます。平成26年10月に豊岡市学力向上検討委員会より提起された「授業における5つの『徹底・継続』実践事項」は、各小中学校において定着してきました。今後は、この取組の質的向上を図る実践研究を、小中一貫教育の中で一層充実させ、確かな学力の定着と教職員の授業力向上に取り組みます。

 加えて、新たに「豊岡の未来を創る高校生支援事業」を始めます。
 県立豊岡総合高等学校では、総合学科の中に、豊岡市の小中一貫教育を受け、それを発展させた高校版のふるさと教育・英語教育・コミュニケーション教育に取り組む地域国際系列を開設し、中高連携事業を積極的に進められます。
 この系列の講座を選択した生徒の中から、カナダビクトリア市が主催する語学研修の受講希望者を対象に支援することとします。

 2点目に、「こころの力の育成」について説明します。
 キャリア教育は、「なりたい自分になるためにがんばりぬく力」を育成するため、9年間を見通し、教育活動全体を通して組織的・系統的に取り組みます。特に、小中一貫教育の柱の一つである「ふるさと教育」と連携し、豊岡の自然、文化、歴史、人々から体験を通して学び、地域を誇りに思い、自分の言葉でふるさとを語ることのできる子どもを育てます。

 次に、大きな社会問題となっているいじめ、SNS等に関する情報モラル等の問題に対しては、いろいろな機会を捉えて、全校で子ども・保護者・教職員を対象にした情報モラルの研修会等を開催します。また、人権教育資料等を人権教育年間指導計画に位置づけ、組織的・計画的に活用し、人権意識の高揚を図ります。

 これまで、コウノトリをシンボルとして、豊かな感性や命を大切にする心を育むため、環境教育に取り組んできました。
 来年度からは小中一貫教育の中で、ふるさと教育が始まり、これまで以上に豊岡の豊かな自然に目を向け、身近な生き物とふれあい、コウノトリをはじめとする生きものとヒトとのつながりを実感する取組を進めます。

 防災教育については、年3回のメモリアルデーの防災、減災授業を継続するとともに、各校で家庭・地域・関係機関と連携して訓練を実施し、災害の教訓を風化させない実践的な防災教育を推進します。
 また、昨年に引き続き、8月に実施予定の風水害を想定した市民総参加避難訓練に、地域の一員として役割をもって中学生が参加できる体制を整えます。

 3点目に、「からだの力の育成」について説明します。
 子どもの発達と学習の系統性、連続性を重視した保・幼・小の連携教育の核として幼児期の運動遊びや全小学校での豊岡市版小学校体育準備運動を引き続き実施し、健やかな体づくりに向けた取組を推進します。

 また、この運動遊びを更に発展させ、運動の効果を学力向上につなげる取組として、「運動と学習をセットにした豊岡モデル」を全小学校で週に2回程度実施します。
 この豊岡モデルの実践により、学びに集中できる子どもの育成に努めます。

 4点目に、「あたま・こころ・からだの3つの力を支える基礎力の育成」について説明します。
 幼児期の教育・保育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期です。子どもたちは、集団の中で遊びに夢中になる中から興味と関心を広げ、新しいことに挑戦し、自分で考える力・学びに向かう力を身につけていきます。
 幼稚園・保育園・認定こども園では、望ましい基本的生活習慣や言葉の理解とそれを表現し伝え合うこと、思いやりと人との関わり方、など幼児期に身につけるべき子どもの姿を見据えた教育・保育を進めます。
 今後も引き続き幼児期の運動遊びを推進するとともに、今年度作成した「豊岡市英語遊び保育プログラム」に基づいて、来年度から各園において月2回程度、地域講師を活用した4・5歳児の英語遊び保育を実施し、人と積極的に関わろうとする気持ちや、外国の言葉や文化に興味を持とうとする気持ちを育みます。

 5点目に、「特別支援教育の充実」について説明します。
 特別な支援を要する子どもたちが、乳幼児期から児童期にかけて系統的、継続的に適切な支援を受け、その能力や可能性を最大限伸ばし、自立し、社会参加するために必要な力を培うことが重要だと考えています。
 平成27年度に開設した「豊岡市こども支援センター」では、就学前から中学校卒業まで、自立支援を組織的に対応するなど、活動理念に「支援の要らない子は一人もいない」を掲げ、機能充実を図っています。
 来年度は、こども支援センターの機能の更なる充実を図るため、より一層子どもや保護者、教職員を支援できるよう取組を進めます。
 具体的には、(1)就学前からの健診、相談情報の管理、(2)園児、児童、生徒の心理検査等の実施、(3)乳幼児期から中学生までの全ての発達相談における窓口の一元化、(4)保護者、保育士、教職員を対象とした公開講座・啓発活動や教育相談の実施、(5)関係機関と連携した支援の実施、(6)3年目となるモデル校での大学教授の指導による「スーパーバイザー支援事業」に取り組みます。
 加えて、育児不安を抱える保護者の思いに寄り添い適切な支援を提供できるよう、家庭相談員と支援を必要とする家庭との緊密な連携を図ります。

子どもたちの学びを支える仕組みの確立

 次に、『子どもたちの学びを支える仕組みの確立』について申しあげます。
 学校園は、子どもたちが自分の思いを適切に伝え、相手の気持ちを理解するなど、子ども同士で学びあう場であり、安全安心な場所でなければなりません。
 家庭は、子どもが成長する上での基礎を築く重要な場所であり、保護者がその役割を自覚して、しつけなどの責任を果たす必要があります。
 また、地域は、子どもが様々な体験を通して生きる力や他者を思いやる力を身につける所であり、地域の行事への参加を促すなど、「顔でつながり、声でつながり、心でつながる」を合言葉に、地域全体で子どもを育てる機運を高めていかなければなりません。
 学校園・家庭・地域がそれぞれの役割を果たしていくことが、子どもの学びを支える基盤となると考えています。

主な取組

 それでは、子どもたちの学びを支える仕組みを構成する「学校園の組織力及び教職員の資質能力の向上」、「安全・安心な教育環境の整備」、「家庭の教育力の向上」、「地域全体で子どもを育てる環境づくりの推進」の4つの施策ごとに主な取組を説明します。
 はじめに、「学校園の組織力及び教職員の資質能力の向上」について説明します。
 まず、社会的に大きな問題となっているいじめについてですが、子どものサインを見逃さないため、引き続き全ての学校で毎月1回「いじめアンケート」を実施します。その際には、アンケートの趣旨をしっかりと子どもたちに伝え、自らの気持ちを素直に表現できるよう配慮するとともに、児童生徒と教師がお互いを信頼し、普段から何でも話すことができる環境を整えます。
 加えて、小学校3年以上の全児童生徒に心理検査である「アセス」を実施し、子どもたちの心の状況を客観的にとらえ、学級での子どもの状況把握に努めます。
 また、5月・9月・2月を「子どもの心を理解する強化月間」とし、個別面談を行い、いじめや問題行動の未然防止、早期発見、早期対応に取り組みます。
 それに並行し、研修を通して教職員の個々の対応能力や学校の組織としての対応能力の向上も図り、いじめの根絶を目指します。

 不登校の児童・生徒数は、平成24年度から増加傾向が続き、豊岡市の教育の中心課題となっています。
 また、不登校の原因や背景も多様化、複雑化しており、学校の対応能力の向上が求められています。
 豊岡市不登校対策アクションプランに基づき、授業づくり、集団づくりを中心とした魅力ある学校づくりを推進することに加え、こども支援センターとも連携しながら、個に応じたきめ細かな指導の充実に向け、教職員の能力、専門性の向上を図ります。
 合わせて、小中学校間の引継ぎの質を高めるとともに、スムーズな中学校生活を送ることができるように、各中学校区ごとに作成した小学校から中学校へのアプローチカリキュラム、中1のスタートカリキュラムに基づく実践に取り組みます。

 2点目に、「安全・安心な教育環境の整備」について説明します。
 平成27年度から整備を行っている「吊り天井等落下防止対策」については、3年計画の最終年度として、小学校3校と中学校1校の工事を実施し、予定していた小中学校11校の完了を目指します。なお、落下防止工事にあわせて照明器具のLED化等も行います。

 熊本地震の被害を踏まえ、昨年7月に文部科学省から学校施設整備についての緊急提言が出されています。この中には、学校施設の安全性や防災機能の確保の観点から、今後は吊り天井以外の照明器具等非構造部材の落下防止についても、計画的な対策が必要と記されています。このため、中学校から対象施設の整備に向けた準備を進めます。

 さらに、現在、実施設計を行っている中学校の空調設備の整備については、来年度から設置工事を行います。工事は、2か年度にわたり平成30年夏の一斉稼動を目指します。
 また、安全で快適な水泳指導を行うため小学校1校のプール改築工事のほか14校でもプールサイド等の修繕を行います。

 幼稚園、保育園、認定こども園については、幼保のあり方計画の中で計画に遅れが生じていました「公立小坂幼稚園」と「公立小野幼稚園」及び「私立小坂保育園」との統合再編について、平成30年4月から社会福祉法人愛育会が運営する「認定こども園」に移行することとなりました。
 移行による園児数の増加に伴い、小坂保育園の現園舎の増改築が必要となるため、運営法人が施工する新たな4・5歳児保育室、遊戯室の増築工事及び既存園舎の改修工事に対して支援を行います。

 平成25年度から続いている保育所待機児童の早期解消を図るために、0~2歳児の保育ニーズの高い豊岡地域内において、既存の認可外保育所から移行する小規模保育事業所の4月からの開園と、さらに1カ所で賃貸物件の活用を想定した小規模保育事業設置運営事業者の公募を行い、その施設改修工事について支援することを計画しています。

 その他教育施設や設備の改善、遊具点検の実施など、子どもたちの安全を確保し、快適な学習環境の確保、向上に努めます。

 さらに、子どもたちの情報活用能力、情報モラルを育成し、協働学習等の新しい学習を推進するとともに、職員の事務の効率化を図るため、教育用コンピューター等の計画的な整備と更新を進めます。
 特に、タブレット端末については、小学校8校に導入したいと考えています。これにより全小学校にタブレットが整備され、引き続き、平成30年度には全ての公立小中学校への導入を目指します。
 また、公立保育所等において、業務の改善と保育士の事務負担の軽減を図るため、保育用パソコンを増設します。

 学校給食においては、(1)「安全安心な食事の提供」、(2)「『食育』につながる給食づくり」、(3)「地域とつながり地域を大切にする給食づくり」を学校給食の目標とし、食材の地産地消率の向上に努めます。
 また、「食物アレルギー」については、「学校におけるアレルギー疾患対応マニュアル」に基づき、学校給食センターと学校園が連携して、誤食・誤配事故の未然防止・発生時の即時対応の徹底を図ります。

 3点目に、「家庭の教育力の向上」について説明します。
 家庭の就労環境が変化し、保護者が子どもと向き合う時間が十分に持てない状況があります。
 子どもの健やかな成長には、十分な睡眠や適切な食事など、生活習慣の確立が欠かせません。
 子どもたちにとって、睡眠の大切さなどに関する正しい知識を保護者に伝えていく必要があります。そのため、学校・園における「すくすくメッセージ」・「はばたきメッセージ」や紙芝居等を活用するとともに、子育てセンターやこども支援センター等において、保護者向けに「望ましい生活習慣」や「子どもの発達への理解」を深めるための子育て講座等を充実します。
 なお、この度、先に述べた取組が、全国的にも優れた活動として認められ、来る3月17日に、優れた「早寝・早起き・朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰を受賞することになりました。

 4点目に、「地域全体で子どもを育てる環境づくりの推進」について説明します。
 豊岡市の子どもたちと子育て家庭の現状を踏まえ、保護者は子育てについての第一義的な責任を有するという基本的な認識のもと、行政・地域・職場が子育てを支え合うことが大切です。全ての子どもが笑顔で育ち、子育てを楽しいと感じられる社会を目指して、子育て支援の充実を図ります。

 豊岡市子ども・子育て支援事業計画については、中間年となる来年度において、当初計画で見込んでいた就学前の教育・保育ニーズや地域の子育て支援事業の量の見込みと現状を踏まえて計画の一部見直しを行います。

 ”地域ぐるみで子どもを育てる”取組として、土曜チャレンジ学習事業や放課後子ども教室等を実施し、子どもの居場所づくりを進めるとともに、学校園と家庭・地域のつながりを高め、家庭・地域の教育力の向上に努めます。

 ファミリーサポートセンターは、今年度から開設に向けた準備を進めてきました。但馬では初めてとなる取組ですが、4月にセンターを設置し、会員募集を行い、それぞれの会員に必要な講習を受けていただいた後、秋頃から相互援助活動を開始する予定です。
 会員同士の有償ボランティアによる相互援助活動ということから、課題や活動の制限も多くありますが、育児と仕事を両立し、働きながら子育てがしやすい環境づくりに資するよう取り組んでいきます。

 放課後児童クラブは、小学校低学年の4割を超える児童が利用する状況にあります。児童が放課後等に安心して過ごせる生活の場となるよう、クラブを運営する支援員の研修の機会を確保し、適切なクラブ運営に努めます。
 また、旧五荘公民館に開設している五荘第2クラブについては、建物の老朽化が進んでいるため、建て替えます。

文化財保護の推進

 続いて、『文化財保護の推進』について申しあげます。
 文化財は、地域の歴史や文化を理解するための貴重な財産です。
 今日まで守り伝えられてきた、文化遺産を保護し、しっかり後世に引き継げるように、保存と活用に努めます。

主な取組

 主な取組としては、国指定文化財である山名氏城跡の整備、但馬国分寺跡の発掘調査及び指定地の買上げ、伝統的建造物群保存などの事業を引き続き実施します。
 市立歴史博物館では、博物館法上の「登録博物館」に相応しい事業として、市内に残る文化遺産の調査を進め、この成果を展示する取組を進めます。
 また、建物正面の緑地帯をスリムにして、開放的な施設となるよう整備します。

 教育委員会は、「とよおか教育プラン」、「豊岡市子ども・子育て支援事業計画」を踏まえ、新しい教育委員会制度のもと、市長部局と一丸となって本市の教育行政に取り組んでいかなければならないと考えています。
 議員の皆様におかれましては、格別のご理解とご協力をお願い申しあげます。

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