子育て相談Q&A よくある質問
吃音のような話し方が気になります
どのような状態を吃音というのでしょうか
吃音に似たしゃべり方にはいろいろな状態があります。幼児期には、「おおおおかあさん」「ぶらぶらぶらんこ」のように「音や音節を繰り返す言い方」や「おーーーーかあさん」のように音を延ばす状態がよく見られます。
どうして吃音のような話し方をするの
話し始めの小さい頃は、いくらおしゃべりな子どもであっても表現する言葉を多く知っているわけではありません。「話したい気持ち」がたくさんあるのに、話せる言葉が少ないために「どのように言い表したらよいか分からない」という気持ちと表現する力のアンバランスから、言葉につまる状態がみられることがあります。この状態は成長していく過程で、ほとんどの子どもたちが経験することです。
子どもがつまって話す状態を大人が「吃音ではないか」と心配したり、「ちゃんと話しなさい」と言い直しをさせたりするなど過剰に反応することがあります。このようなことがたびたびあると、子どもが自分の話し方を必要以上に意識し、楽しいはずの大人とのおしゃべりに緊張感を伴うようになりますから十分気をつけたいですね。
吃音の状態がみられたらどのようにかかわればいいの
小さい子どものお話は、発音が不明瞭であったり、語や言葉の置き換えをしたり(「おはよう」を「おやよう」と言うなど)、つまって話したりすることがひんぱんにあって当たり前です。小さい頃は、よりお話がスムーズにできるようになるための「お話のトレーニング」をしているのだと考えてみませんか。トレーニングの時期なのだからうまく話せなくて当然。それをことごとく「ダメ」とばかりに大人が指摘していると子どもはおしゃべりが楽しめなくなります。
子どもの「お母さんに伝えたい」「お父さんに聞いてほしい」という意欲を受け止め、まずは会話を楽しむようにしましょう。
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